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徒然な詩集  作者: 加部宮
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泣く珠

 輝く珠は泣いている。泪の雨を降らせてる。

 崩した顔は、雨のせい。その珠が、泣いてるせい。

 崩れた顔から悲鳴が聞こえる。時々人が、死んでいく。


 輝く珠は怒ってる。顔赤くして、噴火する。

 崩した顔は、噴火のせい。その珠が怒ってるせい。

 崩れた顔から悲鳴が聞こえる。時々人が、死んでいく。


 蒼い珠は浮いている。暗く広大な宇宙の中。

 珠の上の、何かが邪魔して、輝く珠は泣いて怒る。

 洗い流そう、その珠を。上の何かを洗い流そう。

 銅像溶かす雨はいらない。白い髪の毛抜けさせない。

 上の何かが変わらなければ、輝く珠は怒ったまま。


 その激情も、証なのだけれど。

 珠が生きてる、証なのだけれど。

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