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【ドM転生!】俺は魔王で世界を統べる ~マナと精霊編~  作者: 凪野つかさ
第一章:転生と創造
4/50

第4話:スキルの確認

スキルの確認を行います。

我ながら、使いにくそうなスキルを設定してしまった。

今後の物語に影響がでなければいいのですけど…。

 気が付くと、草原地帯にいた。


「うーん、ここどこだ?」


 エルニドさんは、「君は辺境の地だ!」とか言っていたけど…。

 説明が少なすぎでしょう…。


 とりあえず…ここが俺の領地で、俺は自分の領地を拡げていけばいいんだよな?

 領地って言うけど…住んでいる人とか居るのか?

 見たところ、街は勿論ないし、人の気配も感じない。

 

 改めて、よーく周りを見渡す…本当にただの草原だ。

 結構遠くの方に山や森が見えるが、それ以外に高い建物とかは見当たらない。

 さて、どうしたものか…。


「ごちゃごちゃ考えても分からないし、一旦休憩するか~。」

 

 俺は草原に座って、少し整理することにした。


 まず、俺、神堂ユラは元の世界で死んでしまったみたいだ。

 真っ白の世界で、”黄泉の世界”とか言っていたし、前世の最後の記憶からは、車に轢かれて死んでしまったんだろう。家族に迷惑をかけるな…。

 その後、理由は分からないが転生して「魔王」になった、と。

 とんでもない()()()展開だ。


 魔王になってやることは

 ・自分の領地(何もないこの草原地帯)を発展させる。

 ・魔物を治める。

 ・人間と戦って、魔族をより繁栄させる?


 あ、そういえば…転生する時に何やら”スキルが”どうとか、誰かが言っていたな…。

 さっきの宴でも、エルニドさんに「スキルが無い」とか言われたし…あれって確認できるのか?


 ふと、”スキル”のことを考えていると、頭の中に文字列が浮かぶ。


~~~~~~


《ステータス》

 名前:シンドウ・ユラ

 称号:魔王(序列49位)


 武術:なし

 魔術:火、水、風、雷

 スキル:秘匿


 固有武術:なし

 固有魔術:なし

 固有スキル:“創造”


 加護:創造神の加護

 精霊:なし

 リンク:なし


~~~~~~



 お!頭の中で、何か文字が浮かんだ!まるでゲームのステータス画面だな。

 うーんと…そうそう、死ぬ時に誰かが「オリジナルスキルを獲得」とか言っていた。

 何やら色々書いてあるけど、それぞれどういう意味だ?


《告:身に付いたスキルを選択すれば、スキルの解説を受ける事が可能です。》

 

 頭の中に無機質な声が響き渡る。

 突然の声に、俺はびっくりして辺りを見回すが…誰もいない。

 どうやら、俺の頭の中?に直接話しかけてきているようだ。


「あんた!真っ白の空間で俺に話しかけてきた人だろ?」


《告:身に付いたスキルを選択すれば、スキルの解説を受ける事が可能です。》

 

 そうだった…この人、俺が転生する時も質問に答えてくれなかったんだった。

 融通が利かないなぁ。


 とりあえず、自分のスキルは確認できるらしい。

 さっそくスキル「秘匿」を選択する。


《告:スキル「秘匿」に関しての解説。自身のステータスを他人から隠すことができる。また、自身の存在や所有物も隠すことができる。他のスキルにより、「秘匿」は破られることがある。》


 ほう。これが「秘匿」か。エルニドさんから何かされた時に、訳も分からず使用したスキルだ。

 あの時エルニドさんには、俺のステータスが見えなかった訳か…。

 まずいことしたかな?

 「スキル持っていない…」とか驚いていたし…。

 

 ま、いいか。この世の中のことはよくわからないし、怪しい人に利用されるかもしれない。前世でも、個人情報は他人には教えちゃダメだったし。基本自分のステータスは隠しとこう。

 ()()()だよ、自分の存在も隠せるのか…ムフフ。エッチな妄想が拡がるスキルじゃないですか!


 ちょっと使ってみよう。

 …うん?消えてる?さすがに分からんね。

 今度誰かに会った時に、さりげなく使ってみるか。



 続いて、「創造」スキルを見てみる。


《告:固有スキル「創造」に関しての解説。自身がイメージしたものを具現化できる。ただし、その際には材料が必要。また、生物は創造できない。創造には魔力を要します。》


 これは、なかなかの便利スキルみたいだ。

 とりあえず、このスキルを使えば、この草原でもなんとか生活できるかな?

 材料とか探さないといけないけど。


 試しに何かを作ってみよう。

 そうだな…生活する上で大切な道具…、ナイフとか?

 俺はナイフをイメージしてみる。


《告:ナイフを創造します。材料として鉄剤、木剤が必要です。現在の材料では作成できません。》


 やっぱり材料が足りないか。何も持っていないから仕方ない。

 木材は、あそこに落ちている木の枝でなんとかなるかも。

 鉄は、ないな…木のナイフとか作成できないかな?


《告:木のナイフを創造します。木材を消費して、木のナイフを創りますか?  はい/いいえ 》


 お、できるみたいだ。

 はい。作ります。


 スッと木の枝が消え、代わりに小ぶりな木のナイフが出現する。

 おお!すごい!これは便利!まずは木材拾って、木の道具を作りますか。



 あと、気になるのは「創造神の加護」。

 だれ?創造神って?

 選択して、内容を確認する。


《告:創造神の加護。創造神からの加護を受けています。創造神の加護により、基本の魔法の使用が可能となります。他の個体からスキルを獲得できる事があります。■■■■。》


 一部隠れていて読めない。なんだろう気になる。

 けど、基本の魔法を使えるのは、いいんじゃないですか?

 ”魔王”なのに…基礎?って感じもするけどな。

 あとは、他の個体のスキルを獲得…?これも後で試してみよう!



 ひとまずスキルの確認はできたし、一旦生活に必要なものを揃えるか。

 その後、素材集めのため、周囲の探索を行うことにした。


ここまでお読みいただきありがとうございます。


よければブックマーク登録等を行って頂けると嬉しいです。

大変励みになります。


出来る限り、連日挙げられるように頑張ります。

引き続きよろしくお願いいたします。

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