――運命か!?
基本は主人公視点ですが、ちょいちょい別視点も入ります。ちなみに次回も春弥視点の予定……。
「ほぉう……お前、俺の親友を疑うっていうのか……?」
「よく言うじゃない。あんたこそあたしの親友を疑うだなんて……いい度胸ね」
「「ふふふふふ……」」
――なるほど、こいつは柳川小春を余程大事に思っているんだろう。俺にとっての優斗……そんな感じか。こいつの性格が悪い――つまりその親友も性格が悪い――とかじゃなければ、優斗は大丈夫そうだな。
……ただまぁ、それはさておき。
優斗が悪く言われたままなのは我慢ならない。
「いいか! 優斗はな! 昔っから何もしてなくても動物に好かれて集まられて! 困ったようにしかし幸せそうにこっちにまで笑顔を向けてくるような優しくて人畜無害な奴なんだよ!」
「いい! 小春はね! 昔っからすっごくお花が大好きで! ことあるごとに育ててるお花を嬉しそうに見せてくれる優しくて人畜無害な子なの!」
「それだけじゃないぞ! 早くに父親を喪って仕事で忙しい母の代わりに家事をこなして妹の面倒も見る、家族思いな奴なんだ!」
「それだけじゃないわ! 早くに亡くなったお母さんの代わりに家事をこなして弟の面倒も見る、家族思いな子なのよ!」
「「…………」」
その瞬間、俺達の思いは一致した。
「「――運命か!?」」
いやだって、似過ぎだろ!?




