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ほら、さっきの
「……ちなみに」
「ん?」
こちらに気付いたようで手を振ってくる小春に手を振り返しながら、僕は春弥に小さく声をかける。
「小向さんとかはどうなの?」
「どうって?」
「ほら、さっきの。彼女がどうのいう話」
「あー……」
春弥は少し考えて口を開く。
「まだなんとも言えないなぁ。仲良くなれそうな気はするけど」
「ふーん」
……特にこの後がある訳でもなく、この話はここで終わり。というか、もう小向さんもこっち来てるし。
「おはよう、小春、小向さん」
「うん、おはよう、優斗君。天城君も」
「ん、おはよ」
「おう」
軽く挨拶を交わして、小春と小向さんも席につく。
「二人とも、早いんだね。私達が最初だと思ってた」
「うん、まぁね。中学の頃も、大抵春弥が最初に来て、次が僕だったよ」
「一緒には来ないの?」
「あんまり来ないかなぁ。方向はある程度同じだけどそこまで近い訳でもないし。入学式はせっかくだからって一緒に来たけど。そう言う小春はいつも小向さんと一緒に来るの?」
「うん。お隣さんだしね」
「そっか」
……そっか。これから毎日、最初はこの四人で話せるのか。うん、楽しそう。
今更だけど優斗と小春の口調がほぼ同じで分かりづらい……。




