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なんだ、つまんね

 ……そんなこんなで、翌日。

 いや、あの後しばらく遊んで家に帰ったし、特別何があった訳でもないし。ただただ恥ずかしくて幸せだっただけで……。

 それはさておき、休日も明けたということで、僕は学校へとやって来ていた。


「おはよう、春弥」


 先に教室にいた春弥に声をかける。僕も来るのは比較的早い方だと思うけど、春弥はもっと早くて、まだ教室には他には誰もいない。


「ん、おぉ、おはよ、優斗。……どうだった?」

「どうだった……って、何が?」

「この二日間だよ。ずっと柳川といたんだろ?」

「あぁ……ずっと、っていう訳でもないけど、そうだね、大体一緒だったかな」

「で、ご感想は? 何か面白いことはあったか?」

「めちゃくちゃ楽しかった……春弥が期待してるようなことは起きてないと思うけどね」

「なんだ、つまんね」


 苦笑する僕に、春弥は小さく口を尖らせる。


「……にしても、いいよなぁ、彼女。俺も欲しいわ」

「春弥モテるんだから、彼女くらいすぐに出来るんじゃない?」


 ……そう。春弥は顔もいいし、勉強も運動も出来るし……控えめに言ってモテモテなのだ。中学の頃も月一くらいで告白されてたらしいし。ただ、全部断っていたそうだけど……。


「んー……適当にOKするのは簡単だけどさ、好きでもないのに付き合ったところで長くは続かないだろ? だったらこの人しかいないって人を見つけたいと思うんだけど……優斗で言う柳川みたいな」

「まぁ、小春は天使だからね」

「てめーこのやろー彼女欲しいって言った俺の目の前で惚気けやがって」


 春弥が頭をグリグリしてくる。


「痛い痛い痛い!」


 とまぁ、言う程痛い訳でもないんだけど……友達ならよくやる範囲の強さだ。


「ったく……ん? 優斗、噂をすればだぞ」


 言いながら春弥が指差す方を見ると、丁度教室に小春と小向さんが入ってくるところだった。

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