そんなぁ……
ぶっちゃけます。
あの一時間後には、僕と翔太君、仲良くなってました。
……いや、その、ね? なんというか、愛華と同じ感じというか……いや、本当に同じ。認めないぞーって走っていった割に、その後冷静になったらしい翔太君になんやかんやで認めてもらって、今は一緒にゲームをやっている。某超有名レースゲームだ。もちろん小春も一緒。
「うわっ、小春はやっ!」
「えへへ、これでも結構ゲーム好きなんだ」
「くらえっ!」
「あっ、翔太!? 甲羅はやめっ――」
「今だっ!」
「ゆ、優斗君!?」
トップを走る小春に、翔太君から妨害が。動きが止まった隙に僕が小春を追い抜き、そのままゴール。
「やった、僕の勝ち!」
「あっ、俺が姉ちゃん止めたのに! 優斗さんズルいっすよ!」
と言う翔太君も僕に続いて二位。そして小春はというと――
「むー」
口を尖らせながら三位でゴール。
「むぅぅううう!」
コントローラーを置くと、唸りながら僕にのしかかって来る。
「えっと……小春さん? 妨害したのは僕じゃなくて……」
「便乗したんだから優斗君だって同罪だよ」
「えー……」
「……姉ちゃん。イチャつくのはいいけど自分の部屋でやってほしい」
救世主現る。……と、思ったんだけど、
「うん。優斗君、こっち」
「え? あ、そうなるの? ちょっ、翔太君? 助け――」
「優斗さん、ガンバ」
「そんなぁ……」




