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俺は認めないぞーっ!!

 という訳で――何事もなく、彼女が泊まりに来たというのに本当に何事もなく夜が明け。……いや、うん。まだ付き合って数日だからね。そんな何かある訳がないよ……うん……。

 それはさておき、僕は小春の家へとやって来ていた。


「な、なるほど……すっごい緊張する……」

「ふふ、でしょ? 私も昨日はそんな感じだった。それじゃあ、開けるね」

「う、うん」


 ごくり。と、思わず喉が鳴る。


「ただいまー」

「お邪魔します……」


 声を上げて家の中へ入る。

 僕達を待っていたのは、二人の男性。小春のお父さんと弟だろう。っていうかそうじゃなかったら色々と困るんだけど……とか思いながら、僕は頭を下げる。


「小春さんとお付き合いさせて頂いている、加賀谷優斗といいます。よろしくお願いします!」


 言い切って顔を上げると、僕をじっと見つめる二つの顔。やがてお父さんらしき方がふっと微笑むと、


「うん、よろしく。小春の父の雅紀まさきだ。こっちは息子の翔太しょうた。小春の弟になる」


 隣の……翔太君の頭にポンと手を置く雅紀さん。しかし当の翔太君は……えっと、なんかプルプル震えてるんだけど……?


「っ……俺は! 俺は認めないぞーっ!!」


 叫ぶと、奥へ走り去ってしまう翔太君。僕は思わず小春と顔を見合わせる。


「なんか、見たことある気がするんだけど、こんなの……」

「……うん、僕も」


 ほら、昨日……。

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