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え、無視?
「あの、母さん、いたなら言ってほし」
「愛華だけどねー、優斗が変な女に引っかかってるんじゃないかって心配でたまらなかったみたいよ」
「え、無視?」
「小春ちゃんがいい娘なのは見れば分かるんだけどねー。見極めるって聞かないから、悪いけど小春ちゃん、少しだけ付き合ってあげて?」
「あ、はい。認めてもらえるように頑張ります!」
……親よりも妹に認めてもらうようにって……いや、母さんがすっごいウェルカムな感じだから間違ってないんだけどさ、普通逆じゃないかなって……あぁでも、僕のときも小春のお父さんにこんなすんなり認めてもらえればいいけどな……。
「……? 優斗君? どうしたの? ボーッとして」
「あ、ううん、なんでもないよ。それじゃあ、他のところも案内するよ。トイレとか、場所分からないと困るだろうし」
「うん、お願いします」
「母さんおやつ用意しておくから、案内終わったらリビングに来てねー」
「分かった。それじゃあ小春、こっち」
とりあえず二階を一通り案内してから下に降りる感じかな……。まぁ、二階には皆の部屋くらいしかないんだけどね。




