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好きです、付き合ってください!
とりあえず三話くらい投稿します。続きは今から書きます。時間なんぞ知ったことか。
――運命。
そんな一言で済ませたくはないが――あれはまさに、そうとしか呼べない出会いだった。
х х х х х
その日は、高校の入学式の前日で。
妹にパシられた僕は、コンビニで買い物を済ませ、一人帰り道を歩いていた。
「全く、あの子は兄をなんだと……いつものことだけど」
それで素直にパシられてやる僕も僕だけど。
少し生意気なところはあるけど、なんだかんだで可愛い妹だし、仕方ない。と、自分に言い訳をしながら、歩道橋を渡っていた、
その時だった。
僕は思わず、たった今すれ違ったその人の方を振り返る。
彼女もまた、同じようにこちらを見ていて、
そして、僕達は同時に口を開く。
「「好きです、付き合ってください!」」
――気付いたら帰ってた。嬉しさのあまりか記憶はない。あと、後悔とかもない。うん。




