最終話
どうも!アオバです!
今回で親愛なる兄さんへ!最終回となります!
果たしてどうなるのでしょうか?
それでは本編どーぞー
リビングで鳴り響く電話。
電話番号に見覚えはなかった…が、自分でも分からない嫌な予感に襲われた。
この電話にでるしまったらなにかが壊れてしまいそうな…
しかし、無視は出来ないので電話にでる。
「もしもし…」
「もしもし、姫野さんのお宅でよろしいでしょうか?」
「はい…」
「私は〇〇病院の者ですが、雛子さんの容態が変わりました…急いで病院の方に来ていただけないでしょうか?」
「…えっ…?」
聞いてねえよ!!
嘘だろ!雛子が…
そんなことをこころのなかで復唱しながら冬真っ盛りで、寒さが肌を刺す中を走り続ける。
その寒さも、疲れも忘れるくらいに。
走って走って走り続けた。
そうして走り続けること十数分…
「ここか…?」
そこには、電話で場所と名前を教えてもらった病院があった。
病院でよく見る自動ドアをくぐり中に入るが、そこには…
泣き崩れた両親の姿があった。
そして、母親の口から今年…いや、生涯二度と来ないであろう衝撃の事実を伝えられる。
「冬月!ひなが…ひなが…死んじゃった…」
「…は…?」
言われても…理解できなかった…
いや、頭は理解していたが気持ちが追い付いていないという方が正しいだろう。
本当に…最悪なクリスマスだよ…
「ここ…か…」
目の前にあるこの部屋…
ここには…ひなが眠っている…
その扉に手をかけようとする…が、手が震えて上手く開けられない…
このドアを開けたらきっと…ひなが…
そう考えると足がすくんで、体が震える。
けど…ここで、入らなかったらきっと後悔するから…絶対に…
そうして、震える手で扉を開ける。
そこには、今朝見たときと変わらないひながいた。
ああ、もう…一緒に笑ったりすることが出来ないんだな…
ひなを見て真っ先にそう思った。
そして、それと同時に今までの色々な思い出が蘇る。
楽しいこと、大変だったこと、喧嘩したこと…
最近はしなかったけど、お互いに小さい頃はよく喧嘩してたな…
たかが数年前のことが、今では大昔のように感じる…そのせいで、自分が何歳も歳をとったように…
「ああ…お前のせいで…おじいちゃんになっちゃったよ…涙が…とまらないよ…」
もちろん、実際に歳をとったわけがない。
だけど…それはそれはしわくちゃな顔で大泣きした…
ひとしきり泣き終えたあと…病院の先生からもらった一通の手紙をポケットから取り出す…
そこには…
『親愛なる兄さんへ!』
と、書かれていた。
『親愛なる兄さんへ!
この手紙を兄さんが読んでいるということは、きっと私はもうあなたの隣に居ないときでしょう…
そこで、ひとつ謝らせてください!
ごめんなさい!付き合い初めてから少したったころ、私は病気にかかってしまいました…
その時は、すごい泣きました…なんで今?なんで私が?ってね…けど、兄さんに心配かけたくなかったし、兄さんの悲しい顔も見たくなかったから…自分勝手でごめんね…?
けど最後にこんな私の最後のわがままを聞いてください…
どうか…どうか私のことを忘れないで…
それだけでいい…たったひとつそれだけしてくれれば私の人生…短くても無駄じゃなかったって、胸を張ってあの世で生きていけるから…
もう、書くスペースがないからこれで最後にするね…
私が守れる最後の約束…
さようなら、大好きだよ…冬月!
あなたの可愛い可愛い彼女より』
「ふふっ…自分で自分のこと可愛いとか言うなよ…まあ、確かに可愛いけどさ…」
読み終えた瞬間さっき泣き終えたばかりなのに、また目の奥から熱いものが込み上げてきた。
けど…さっきとは違う…
「絶対に忘れない…というか、忘れろっていうほうが無理だろ…」
それから数年後…
俺は大学を出て、就職…そこで人生二人目の彼女が出来た。
そして、その日のクリスマス…
「おーい!そろそろ出発するぞ!」
「うん!」
俺達は、クリスマスに合わない場所にきた。
そこで、手を合わせて後…一通の手紙を置く。
「大丈夫…忘れないからな…」
「私にお兄さんをください…」
「なんでこいつに言った?」
「うーん…なんとなく?」
「なんだそれ…」
ニコッとはにかむ彼女…
「ほら、寒いし帰るぞ…」
「はーい
あっ見て!つきが綺麗だよ!」
「なにそれ?プロポーズ?」
「じゃあ冬月がしてよ」
「いいよ?俺と…」
ありがとう、お幸せに…
いかがでしたか?
というわけで、今回で親愛なる兄さんへ!は終了となります!
もしかしたら、アフターストーリーとか作るかもしれないけどねw
それでは、お読みいただきありがとうございました!次のお話もよろしくお願いいたしますm(_ _)m




