第3話
こんばんは!碧風 アオバです!
今回は次回のために短めですが読んでいただけると幸いです!
「俺の好きな人…?」
ひなの意外な一言に目をぱちくりさせる、
なんか、こいつって人の恋愛とか興味なさそうだけどな…
やっぱり中学生になると気になるもんなのかね?
まあ、滅多にしない質問だしちゃんと答えるか…
「んー…特にいないかな?」
俺の素直な答え、ひなはその答えをどう受け取ったのか、
「そっか…」
そう、暗くも嬉しそうな態度で返事をした…。
それから、家族全員でご飯を食べて家に帰宅。
なんだか、ご飯食べてるとき不機嫌そうだったな…
風呂に入り、部屋に帰ってきたのが9時過ぎだった。
俺は、割りと夜型なのでまだ寝るにも違う気がしたのでスマホをいじりながらただただ時間を持て余していたその時だった、
コンコンと、ドアを叩く音。
叩く音の強さと、感覚で誰が来たかは分かっていた。
「どーぞ」
そういうと、ドアから入ってきたのはひなだった。
「おどろかないんだね…」
「何年一緒にいると思ってんだそれくらいわかるよ」
そう俺に言われたひなの顔は暗かった。
「どうした?さっきからお前なんか暗いぞ?」
暗い…私暗い顔してるんだ…
だったら…なんで気付いてくれないの…?
私はこんなにもあなたのことが好きなのに…
「いや…なんでもないよ?」
「嘘つけ、何年一緒にいると思ってんだよ
言ったろ?なんかあれば頼ってくれって」
それは、昔兄さんに言われたことだった。
「もし次になんかされたら俺に言え!
そしたら絶対に助けてやるから!」
小さい頃に言ったことだから忘れててもおかしくないたった一言の約束…
「…じゃあ…こんど二人で遊びに行かない…?」
「いきなりだな…まあ、勿論いいよ」
「ありがと!じゃあ来週の日曜日に遊園地行こ?」
「了解、そしたらその時にちゃんと悩み事俺に言えよ?」
「分かった」
うん…その時に…私の気持ちの全部さらけ出して絶対に兄さんのこと振り向かせてあげるよ…
私の恋の悩み…本気で伝えるから…
「覚悟しといてね?」
「怖いな…」
「気にしたら負けだよ?」
「はいはい」
そう言って私はきたる日曜日に向けて自分の部屋に戻った。
いかがでしたでしょうか?
これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m