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天使の少女(仮)と最悪なアップデート

前書きで書かせてください、


少しSAOさんに似てきたきがします!


似せてる気は全くないんですけどねw

気のせいだとうれしいです。

ちなみに、二次創作ではありません。

街につくと沢山のプレイヤーが話しているのがわかった。

一人ひとりの話かたや、興奮ぎみな感じからログアウトできないことが話題の中心なのだとわかる。

 「さて....。情報を集めたいな...。」

今は情報が一番必要だ。とはいってもネトゲ知り合いがいるわけでもない俺は身近に話す奴がいない。

適当なプレイヤーに話掛けるのが一番いいのだが.......。

 「もう1年ぐらいネットコミュニケーションなんてものしてねぇしなー.......。」

つまりはぼっち状態である。

 「こんなことになるならツールの確認より先に知り合いを作っておくべきだった。」

くそ!誰かこの可哀想な迷える一匹狼に手を差し伸べてくれ!

 「あのー。」

 「天使きたぁあああああ!」

 「えっ?!」

 「君は僕の天使様だ!あぁ!天使さまぁ!!」

俺は声の主に挨拶をするために明るい笑顔で振り向いた。

可愛らしい少女だった。が、あくまでもアバターが可愛いだけなのでリアルはネカマ趣味のおっさんかもしれないが今はそんなこと関係ない。一刻も早く情報が欲しいのだから。

 「あ......あの!はじめまして...!」

 「はじめまして。俺は『ロミテカ』っていいます!。」

そう!ここは笑顔を絶やさず営業マンスマイルで話しかけるのが最高だ!。

 「ど、どーも。僕『ユーリス』っていいます。」

 「へぇーユーリスちゃんかぁー。」

僕っ娘設定なのだろう。目の前の少女に俺はついついロリコンのおっさんのような反応を返してしまう。

 「いや、ユーリスちゃんじゃなくてユーリス君のほうが嬉しいかな。」

 「え?。」

俺はすぐさま相手の情報を確認する。

そこにはこう記載されていた

 『Male』

ちなみにMaleは男でFemaleは女だ。

 「お、おとこ?」

 「はい!」

 「そのアバターで?」

 「はい!」

 「世間一般でいう男の娘って奴か?」

 「そうなりますね!」

なるほど、俺の考えは間違っていたようだ。ネカマ趣味のおっさんではなく、男の娘趣味のおっさんかもしれない。

 「あの、お聞きしていいですか?」

 「あー。タメ語でいいよ。」

 「じゃあそうさせてもらうね!。」

いきなり変わりすぎだろ。

 「ロミテカさんもログアウトできなくなってます?」

 「うん。さっきログアウトしようとしたらできなくてさ....。情報が欲しくなったから一旦街に戻ってきたんだ。」

 「へぇー。僕も学校の宿題終わってなかったからログアウトしようと思ったらできなくて。悩んでいたら強制テレポートで街に戻されたんです。」

 「強制テレポート....。」

てかこいつ、おっさんなのに学校の宿題なんてものもあるのか。

 「GMコールでも試してみようか。」

 「それがさっきしたんですけどでてくれなくて......。」

 「ふむ....。」

 「よかったらフレンド登録しておきませんか?。」

確かこのゲームはフレンド登録だけならインスタントメッセージを飛ばすことしかできなかったはずだ。

 「うん。了解した。!」

しかしGMコールをしてもでないGMがいるのか?。いや、他のプレイヤーからのコールが多すぎて対応しきれてないのかもしれない。どちらにせよいい情報は掴めなかったわけだ。

 「ろ、ロミテカさん!あれ!なんですか?!。」

 「ん?あぁ....。あれは......。ってなんだ?!。」

俺とユーリス...。いや、全プレイヤーがその物体をみていた。

一言で言うなら.....。そうだな.......。天使っぽいなにか?かな。

 『やぁやぁはじめまして!全プレイヤーの皆様!。』

 「?!。」

しゃべった?!

 『私がこのロクサスノーツのゲームマスターだ。』

奴がゲームマスターだと?

 「おい!早く俺たちをログアウトさせろよ!。」

 「そうよ!今日は彼氏との約束があるのよ!!。」

 「おかあちゃんにおこられちゃうじゃん!!。」

クレームが飛び交っているがそんなものには全く動じずゲームマスターはこう言い放った。

 『まぁ落ち着きたまえ。ログアウトはこの世界各国にいるであろう王と呼ばれるボスを全て倒し、君たちプレイヤーの中の120人が新しい王となった時、全プレイヤーをログアウトさせてやろう。』

 「そんな!。」

となりでユーリスが声をあげた。

まぁ、初期のゲーム目標と同じだ。しかし、ログアウトできないとなると話は別になる。

 『そしてこれが最初で最後のアップデートだ!。』

ゲームマスターがそう言い放つとメールの通知音が鳴った。運営情報のようだ。


 「アップデート項目。


・ログアウトを仕様上、不可能にしました


・属性魔法、『雷』『炎』『氷』『闇』『光』『風』『無』を追加する。スキルの概要については個人でスキルタグから確認してください。


・新種の武器として片手銃を追加。


・ベータテスター参加者の中でベータテスト中にレベル10を達成していた者にはランダムに潜在スキルを付与しました。


・この世界でHPが0になった者は、24時間の間復活ができないので注意が必要です。


・リアルとの差をなくすためにアバターはそのままですが端末に登録されている性別、つまりプレイヤー自身の性別に強制変更させてもらいました。


・このことは全世界でニュースになっているため全プレイヤーの本体はしっかりと病院に搬送させておきました。


・それではロクサスノーツをお楽しみください。


 「まじかよ。」

そんな声がどこかで聞こえた気がした。

次の瞬間俺を含めた全プレイヤーを白い光が包み込んだ。

光に包まれている間、俺をこんなことを思った

 「ちくしょう!テスター時代にちゃんとレベル上げをして楽しんでおくべきだった!!。」

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