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チーターvs脳筋戦士職

「おまいらぁ!これがおまいら慕ってたリーダーさんに成れの果てだ!!」

大柄な男が、両手斧を担ぎながら言った。

周りの奴らはざわざわとつぶやき出す。大半は鉄鎖に縛られている男への心配だろうか。

「.........」

鉄鎖に縛られている男は何も言わない。

「びびって何も言えないのかよ。」

「じゃあ質問だ。なぜギルドをこんなにしたんだ!?昔のお前はもっと.....」 「あんたのやり方は全然刺激が無かった。せっかくトップギルドになれたのに!もっとレイド戦に参加して良かったのに!なぜかあんたは参加しなかった!いつもいつもプレイヤーや他のギルドとの取引ばっかりだ!あんたも戦士職なのに!!」

「それは.......」

「もう良いだろ!?あんたには失望した。だからギルドも乗っ取ったんだよぉ!」

大柄な男は斧を振り上げる。

「これは公開処刑って事でいいよな!!」

「カゼミヤさん!大変っす!」」

そこに一人の男が急ぎで駆け込んでくる。

「あぁ?いまからおもしれぇとこ.......んだと?」

駆け込んできた男が耳打ちをすると大柄な男の表情が一変した。

「元リーダー......あんたの処刑は後回しだ......」

すると男は周りの奴らの方を向き言った。

「おまいら!武器を持て!!なんか『ギガドラン』の群れが此処に突進してきてるらしい!狩るぞ!!」

周りの奴らは嫌々武器を装備し、全員戦場に向かう。

「なんだかしらねぇが全面戦争だ!!」

「全面戦争じゃないぜ!残念だがこれは一方的な虐殺だ!」

「お前......この前の......」

「24時間ぶりだな。」

「俺とタイマンするってのか?『冷徹のカゼミヤ』と呼ばれたこの俺と!!」

「タイマンじゃない。さっきも言ったが一方的な虐殺だ!」

「それは俺がお前を。ってことでいいんだよなぁ?!」

カゼミヤが斧を振り上げ俺に突進をしてくる。

「スタンバースト!!」

ガンッ!!

もちろん止めてやったよ。あえて初期武器ひとつでな。

「お前いま『あり得ない』って顔してるな。なんで俺様の技が初期武器一本で止められんの?って思ってるな?」

「お前.....なんで?!」

「『冷徹のカゼミヤ』聴いたことあるぜ。そんなだっせぇ二つ名は覚えるのが簡単で助かる。」

カゼミヤがブーストを仕掛けてくる。

「見た所STR極振りの脳筋戦士ってところか。」

「ヌオォォォォ!」

今度は雄叫びをあげながらブーストを仕掛けてきた。

俺が少し押される。

「なぁ知ってるか?なんで武器を装備しないといけないのか......」

「あぁ?!んなもん武器を装備したほうが強いからに決まってんだろうが!」

「あぁー良いねぇ。多少は頭があるみたいだな。でもそれは結果的に強くなっただけ。なぜ強くなったのかも説明しなきゃな。」

「バカにしてんのかぁ?!」

ラストブーストを仕掛けてくる。今までのよりあきらかに強い。

「正解は2つある。1つめに、武器を装備する事によって自分にステータスに補正がかかるからだ。2つめは武器のリーチの長さや、その武器の硬さなどだ!」

少し力を込めて押し返す。

「うぐっ!」

壁際まで後ずさり、カゼミヤの体力ゲージが1割程減る。

「初期武器の効果は、STR値を+1上昇させるだけだ。でもそれが適応されるのはSTR値がまだ上昇する時のみ。」

「何が言いたいんだよ?!」

ふーむ。まだ分からないなんて。マジで脳筋なのかな、こいつ。

「俺のSTR.......いや、全ステータス既にカンストの域に達してる!つまり初期武器を装備したとしても元のステータスがカンストしてる訳だから、もう上がることはない!」

「なんだよそれ.....チートじゃねぇか!」

「あぁ。お前の言ってる通り俺はチーターだからな。」

「ふっ、不正行為だ......!」

「お前の言う不正行為っていうのは運営が実際に取り締まることの出来る不正行為だろ?運営が関与することのできないギルドの乗っ取りも不正行為だろ?!」

「そんなもんばれなきゃいいだけだからな!」

「じゃあ俺もばれなきゃいい。」

既にバレてるけどね!

「ハイべルーク!!」

剣を前に突き出しながら突進していく片手剣スキル。

「ガードステート!」

一方カゼミヤは両手斧の平らな面を自分に前に向けガードの体制をとる。

「柔らかいな。」

カゼミヤのHPが瞬時に0へ達する。

「グアぁぁ!痛い!!」

「良かったな!誰かさんのおかげでリスポーン時には痛みのプレゼントだ!」

カゼミヤの体から青いポリゴンが流出していき完全に消滅する。

現実世界で人を殺すという感覚はこんな感じなのだろうか。

嫌な感覚だ。

「取り敢えず第一フェイズは成功って事でいいんだよな。」

鉄鎖に縛られていた男......ギルド『鶏肉の生姜焼き』の元リーダー、浜野屋の店長は自力で鉄鎖を千切ったようだ。

「自分で千切ったのか?!」

「勿論!一応俺もSTR極振りの脳筋戦士職だからな。」

ニヤリと笑ってくる。

巨体が意味ありげに笑ってきてもなー.......もっと豪快に笑って欲しいよな。

.

.

.

私は今戦場にいる。

なぜいるかって?それは私が後ろにいるドラゴンの大群を率いて敵のアジトに乗り込み、リーダーを助けてカッコイイ所を見せつけて、それで......

「どうせもう助けられてるんだろうなー.....」

作戦開始1時間前ことだ。

「さて、どうやって奇襲を仕掛けるか.......」

「あんたチート使えるんでしょ?じゃあロミテカを先頭にして、後方100メートルくらいから私とギガドラン達で焼き払えばいいじゃない!」

くぅー!私って頭良い!

「待て待て!それって俺も焼き払われるよな?!」

「いいじゃない!どうせ数値的には死なないでしょ?!」

キラキラとした笑顔で微笑みかける。どうだ!

「シャルルちゃんに似てるからってそんな顔してみられても嬉しくないぞ..... 顔と髪型だけ似ててもBカップだからなー........」

「どうゆうことよ!?後、私もシャルルちゃんよ!」

「お前はシャルルちゃんじゃない!ただのパクリだ!」

キィー!いちいちウザい奴ね!

「そういう訳でその作戦は却下だ。」

「ひとつ良いか.......?」

ここで聞く専だったリーダーが手を挙げる。

「俺は......あいつと話しがしたいんだ。なぜギルドの方針や、やり方を変えたのか......」

「聞くだけ無駄だと思うんだがな......」

「あんたは黙って聴くっていうのができないのかしら?」

せっかくリーダーの意見が聴けるっていうのに!

「ま、まぁそういうわけだから俺は一度あいつと話す。勿論1対1でな。」

「そんな!危険です!今リーダーが一人で行ったら捕まえられるかも知れないんですよ?」

「それも承知の上だ。もし無理だったら一回デスポーンすればいい。」

「でも!一人で行くなんて......」

「あぁー。一人じゃ無かったらいいんだろ?」

「あんたには聞いて.......どう言うことよ?」

「じゃあ俺が店長について行く。話しが決別した時点で俺が出ていけばいい。」

え?てことはもしかして......。

「ねぇ、私一人ってこと?!」

「そうだ!」

「待って!無理!!死んじゃう!!」

「大丈夫だろ。だいたいギガドランが100匹もいるんだからお前は店長について行けないだろ?」

「うぅぅぅ.......!」

ここで私が了承しないとリーダーが一人......でも私がいない所でこの男とリーダーを2人きりにするのは......。

「わ、わかったわよ!私一人で十分よ!」

「シャルル.....ありがとう!」

店長にありがとうって言われた!!

初めてだったかも.....。

.

.

.

まぁそういう会話があって、私と100匹のドラゴンは戦闘民族っぽいプレイヤーの大群を前にしている。

「ん?あいつ......」

敵の一人と目が合う。最悪だ。色んな意味で。

「あぁー!!あいつこの前の召喚術師じゃねぇか!!」

「み、みんな!突撃ーー!!」

私の合図と少し前に私がデスポーンさせたであろうプレイヤー声が重なる。

「取り敢えずカゼミヤさんに報告しろ!犯人はあの小娘だったって!」

私は剣を抜き水平に構える。

「ハーミットダッシュ!!」

私の背中から羽が生えるようなスキルエフェクトがかかり、報告をしに行こうとしているプレイヤーを貫く。

「ぐぁ!!」

まだHPは3割ほど残っている。

刺さったまんまの剣を引き抜き次のスキルへと移る。

「デルタフェンサルト!」

空中に三角形を書きその中心をつく。

私の装備武器は細剣。デルタフェンサルトはスキル自体の攻撃力はあまり高くないが、確実にクリティカルヒットする。

相手のHPを削りきる。青いポリゴンとなって散っていく。

「ぴ、PKだ!!」

「えぇそうよ!PKよ!でもこれは貴方達が私の可愛いドラゴンちゃん達にした攻撃の報いよ!」

もう一度同じスキルを繰り出しもう一人倒す。

戦場はすでに乱戦状態となっていた。相手もそれなりのレベルだったのかこちらのドラゴン軍団の数は確実に減っていた。もちろん相手の数も。

ふと目を向けると召喚した覚えのないモンスターがいることに気付く。狼種のようだがまだ小さい。どうやら足を怪我しているようだ。

そこに2人のプレイヤーが現れた。さっきまでドラゴン軍団と対峙していたプレイヤーだった。

「こいつはドラゴンじゃないけど敵と判断してもいいんだよなー?」

「いいんじゃね?どうせ普通の敵MOBだろ?」

「グルルルルル!」

子モンスターは威嚇をしているようだが、全く威嚇になっていない。

これは助けたほうがいいかも知れない。なぜかあれは敵MOBではない気がする。私のそこまで当たった事のない感がそう告げているのだ。

「じゃーな!おちびさん!」

「ハーミットダッシュ!!」

気付くと体が勝手に動き出していた。

「お前...?召喚術師じゃ?!」

「召喚術系のスキルをが使えるからって戦士職をしてはいけないなんてルールは無いわ!」

「普通に考えればそんなゲームあるわけ無いだろ!」

「残念ね!ここはもうゲームじゃないわ!」

リアルに近いわ。とは言え無かった。まだ自分の中でもただの夢なのでは無いか、と思っていたりもする。

「バリリックハート!」

ハーミットダッシュは相手との距離が長いと威力が落ちてしまうらしく、さっきの攻撃で5割程相手のHPが余ってしまった。

バリリックハートは完全一撃技。ただしクールタイムが30分、スキルを放った後の硬直時間が5秒、しかも超近距離でしか当たら無いスキルだ。しかし、残り5割のHPを減らすだけのスキルを私はまだ習得してない。ハーミットダッシュはクールタイム中なので使えない。結果的にバリリックハートを使わざる得無かったのだ。

「おいおい!俺がいる事を忘れてるんじゃねぇか?!」

勿論わかっている。硬直時間が5秒もあるため今は動く事もできないし話す事もできない。残り2.1秒!

「レフトヒートアッパー!」

多分職業はモンクかな?戦士職の中ではそこまで攻撃力が高くは無いが、何も装備していなくてもスキルが発動できたり、hit数が多いのが特徴だ。

残り0.4秒!

だめだ。ぎりぎり間に合いそうにない。これは一回デスポーンするのを覚悟するか、運良くHPが残るのを祈るしかない。

「ガウっ!」

絶望的だった私を救ったのはさっきの子モンスターだった。

「いてっ!fa⚫︎k!」

相手の体制がくずれスキルがキャンセルされる。

相手の拳虚しく空をかいた。

と同時に子モンスターも吹き飛ばされる。が、さすがは狼種。うまい感じに着地をする。足を怪我しているというのに流石だ。

「ハーミット.....ダッシュ!!」

硬直時間が終わった私は速攻でスキルのモーションにはいる。

残っていた敵のHPを削りきり、青いポリゴンの粒となって消えていく。

「ふぅ......。」

取り敢えず、子モンスターに近づいてみることにした。

私に対しての警戒心はないらしく、簡単に抱っこすることができた。

よく見ると耳がピコピコと動き可愛い。

「お前......親は?」

「くぅーん.....」

私の言葉が伝わったのかしょんぼりとした声を上げる。

いや、実際なんて思っているのか全く分からないのだが。

「そうか......一緒についてくるか?」

「がぅ!」

今の返事はOKって事でいいんだろうか?

もし『嫌だ』という意味だったら誘拐になってしまいそうだ。

「よし!じゃあ呼びやすいように名前を決めなくちゃ!」

名前か.......。いままで動物を飼った事がない私にとっては初めての名付けだった。全く思い浮かばない。いや、実際は一つ思い浮かんでいるのだが.....。

「この名前つけちゃうと、またパクリとか言われそうね......」

忠犬ハチ公。

やめておいたほうがいい気がする。

「決めた!『大獄の火炎狼 シトラウス』でどうかしら!」

「がぅ!!」

OKらしい。

「自分で名付けておいて言うのもどうかと思うけど、名前が長いから愛着をこめて『タカシ』と呼ぶ事にするわ! 」

「がぅがぅ!!」

よし!OKね!

「行くわよ!たかし!」

「がぅ!」

一応足を怪我しているため、タカシは走ることできないので近くにいたギガドランの上に乗せて連れて行くことにした。

「せいやぁ!!」

最後の一人にトドメを刺した時、生き残ったギガドランが集結してくる。

「随分少なくなったわね.......」

このギガドランたちは逃した方が良いのだろうか?

合計28匹。全て逃したら他のプレイヤーに狩られるかもしれない。

「それでも私には貴方達を育てるだけの能力はないわ.......みんな!解放よ!」

そう言った瞬間まるでそこに何にも居なかったかのように全てのギガドランが居なくなっていた。

「くぅーん」

「一緒に飛んできたギガドランちゃんが居なくなってタカシも寂しいの?」

「がう!」

一瞬ちゃんと意思疎通できた気がした。

「シャルル!!」

「リーダー!」

少し歩くとリーダーと、その後ろにいるたくさんのプレイヤーを見つけた。

「ご無事だったんですね!」

「あぁ。ロミテカの作戦が上手くいってな。」

「あの.....後ろのみなさんは?」

「こいつらは、元『鶏肉の生姜焼き』のギルドメンバーだ!

「元って......」

「察してる通りだ。『鶏肉の生姜焼き』はギルド崩壊を起こして潰れた。」

「そうなんですか......」

なんだか悲しくなってしまった。

「君がシャルルちゃんかい?店長さんを手助けしてくれたそうだね?」

リーダーに劣るが、それでも体格の良いおじさんが唐突に話しかけてきた。

「えっと.....はい。」

おぉ!という歓声が周りから聞こえてくる。

「ギガドランの軍勢を率いていたのは貴方なんですね!」

今度は17歳くらいのアバターをした男の人だ。

「はい!さっき逃しましたけど.....」

「ところでみんな!このシャルルだが......。ギルドに入ってもらっても構わないよな?」

いいねぇ!OKです!もちろん!などの声が沢山返ってくる。

「で、でも!ギルドは崩壊しちゃったんじゃ!!」

「『鶏肉の生姜焼き』はギルド崩壊したさ!代わりに、新ギルド『牛肉の生姜焼き』を設立する!!」

またもや周りから、おぉ!という歓声が聞こえてきた。

「こいつらは入るらしいが、シャルルはどうしたい?入るなら勿論歓迎するが、入りたくないなら断ってくれても構わないな.....」

「勿論入るわ!!」

「そ、そうか!ありがとう!!」

するとリーダーはみんなのほうを向いた。

「ここに、ギルド『牛肉の生姜焼き』を設立する!当分のギルド方針は商業ギルドとして資金を貯め、ギルド内平均レベルを50まで上げる!」

すると私の目の前にメッセージが表示される。

『ギルド、牛肉の生姜焼きへ浜野屋の店長さんから招待されました。』

もちろん私は『Yes』を選択する。

名前の下にギルド名が表示された。

周りのプレイヤーにも同じようにギルド名が表示される。

「みんな!ありがとな!まずは基盤となる資金を貯める!解散!」

「「「「らじゃ!!」」」」

そこで私はあることに気付いた。

「リーダー。ロミテカは?」

「ロミテカは......気付いたら居なくなってたよ。まだフレンド登録すらできてにのなぁ......」

「そうですか......」

まぁ、あいつのことはそこまで気にしてないんだけど.......。

この雰囲気ならもっという事があるでしょ!

「あ、あのリーダー.....!!」

「ん?」

ここはしっかりと言わなければ!せっかくリーダーと二人きりなのだ。このチャンスを逃すわけには....!!

「リーダーしゃんは!!すすすす好きな料理とありますか?!」

「唐突だな。でもどうして?」

違うだろ私!!

ここはもっとこう......

「私!こう見えて料理作るの得意なのよ!今度作ってあげたいなー.....って。」

「ほぉ!そうだなー.......。カレーライスとかかな。小さい頃に食ったかーちゃんのカレーライスが好きでな。」

「じゃ、じゃあ!今度作るわ!!私得意だから!カレーライス!!」

「お、おぅ。」

つい自分と同じ年の人に話しかける感じになってしまった。

取り敢えず今日はこんなに収穫があったのだから良いことにしておこう。

「じゃ、じゃあ私も!狩りに行ってきますね!!」

足早にその場を去っていく。

「がぅ!」

タカシも後ろから走ってついてくる。

脚の怪我は完治したようだ。

「いくわよ!タカシ!まずはレベル上げからよ!!」

「がぅがぅ!!」

ここからが本番!ここから私の旅が始まる!

.

.

.

.

.

「全くダメだねー。修正しないからってそんな勝手にチートを使っちゃー。大体彼らの手助けをして君への得はあったのかい?」

ここはとある宿屋の一室。

通常のプレイヤーとは違うオーラが漂っているだろ?

そう!僕こそこのゲームの支配者!!まぁ、全プレイヤーからの憎まれ対象なんだけどね。

ゲームマスター専用のコンソールが視野一杯に表示された。その数は100を超えているはずだ。その中から『プレイヤー指定型コマンド』とあるコンソールを目の前に持ってくる。

「君は僕の作り上げた世界で出来事を潰しすぎだ。天罰が必要だよねぇ......」

『プレイヤーID:romitekaに指定のコマンドを追行します。よろしいですか?』

「君にはこの世界から一旦出て行って貰おう。ま、君のようなチーターゲーマーは簡単に帰ってくるだろうけどね.......」

『プレイヤーID:romitekaをブラックリストに登録しました。』

「さて、君はどうやってこの状況を乗り切るか楽しみだよ!勿論帰ってきてくれるのを望んでいるけどね!!」







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