はじめに(という名のネタの数々)
※※※警告! このプロローグっぽい物は初っ端からネタを入れまくってますのでご注意! 苦手な方はバックするもしないもオッケーです※※※
「……あれ? なんですか、これ? 何でリュウジさんの家だけしか映ってないんですか?」
「いや何ってお前、こりゃあれだろ。BGオンリーって奴」
「BGオンリー!? な、何でですか!?」
「さぁ? 大方、作者がまだ話なんてろくに構成もできてねぇからこういう手抜きもとい字数稼ぎでもして読者稼ごうとしてるんじゃね?」
「いやいやいやいやそれ言っちゃダメですよね!? 明らか反感買いますよね!? そもそもこのネタ明らか某人気アニメの物ですよねこれ所謂パクりっていう奴ですよね!?」
「ちげぇって。ほら、あれだ。これは所謂パク、じゃねぇオマージュっていうパク、じゃないオマ、パク、オマ、マ、パク、ク、パ、パクパクパックンチョ」
「どんどん自信無くなってってるじゃないですか!? パックンチョって何!?」
「あーもーいいよ。パクリでいいよパクリで。どーせ俺らは痛くも痒くもねぇし? 首飛ぶのは作者だしどーだっていいし、運営から衛星砲かまされようがコロニー落とされようが構やしねぇよ」
「開き直っちゃった!! 開き直っちゃいましたよこの人!!」
「というかこれ小説だろうが。何だよBGオンリーて。文字しか見えねえよBGMすら流れてねぇよ意味ねぇだろうがカスが」
「挙句の果てには逆切れ!? だったら何でこんなことしてるんですか!?」
「楽しいだろ?」
「全然楽しくないですよ!! あと誰が何しゃべってるのかわかりませんし!? せめて地の文とか……」
「それをしたらBGオンリーの意味ねぇだろうが文句言ってんじゃねぇべ」
「さっきまで不満垂れ流してた人が言うセリフですか!?」
龍「あーあーうっせぇな。じゃこうすりゃいいだろ?」
ア「……いや、これト書きっていう奴ですよね? 小説でこれはどうなんですか?」
龍「構やしねぇよ。どうせこういう駄弁り話とかでしか使わねぇしな。お前もこっちの方が誰が何喋ってっかわかりやすいだろアベシ丸?」
ア「アベシ丸って何!? 何ですかそのやられ役の人が叫びそうな名前!? ボクはアルスです!!」
龍「さてアベシは置いといて」
ア「聞いてくださいよ!? というか丸抜いたらそれもうただの断末魔じゃないですか!?」
ク「大丈夫アル。問題ないネ」
ア「魔王ぉぉぉぉぉぉ!!?? その口調はダメぇぇぇぇぇぇ!!!」
龍「だーいじょうぶだって。こういうBGオンリーに必要なもんだから。主人公と釘○ボイス、そんでツッコミ。な?」
ア「な? じゃないですよ!? それだとホントにあのアニメになっちゃいますよ!?」
龍「心配すんな、俺は銀髪天然パーマじゃなくて黒髪ボサボサヘアーだから被っちゃいねぇ。天パーはめんどいからな。雨降ったら鬱陶しいし。天パーじゃなくてよかったわホント」
ア「……あの、リュウジさん? 今『お前に天パーの苦しみがわかってたまるかぁぁぁぁ!!』っていう叫びが別次元的なところから聞こえてきたんですが。版権またいできたんですが。ホントに大丈夫なんですかこれ?」
ク「大丈夫アル。問題ないネ」
ア「いやだから大丈夫じゃないですって!? というか魔王の声の人って、あの人の声だったんですか!?」
龍「うんにゃ、こいつにあのツンデレボイスは似合わんよ」
ア「それじゃこれ口調だけじゃないですか……」
龍「いんだよ別に。これ小説だし声聞こえんし、声優なんざ読者の脳内でイメージしてくれりゃいいんだよ。それも小説の楽しみって奴だろ?」
ア「まぁ確かにそうですけど……」
龍「だから俺の声がぶるぁぁぁぁぁっ!! で有名なあの声でも違和感ないはずだ」
ア「違和感しか感じなぁぁぁぁぁぁい!! 違いますからねぇぇぇぇぇぇ!? 読者の皆さんリュウジさんの声あの声じゃないですからねぇぇぇぇぇぇ!? アイテム使っても問題ないですからねぇぇぇぇぇぇ!!??」
ク「大丈夫アル、問題ないネ」
ア「問題ありすぎです!? それから魔王、あなたさっきからそれしか喋ってないじゃないですか!?」
ク「……大丈夫ネ、問題ないアル」
ア「それ語尾変えただけでしょ!?」
龍「ったく、文句ばっか言いやがって。いっそのことメガネかけるか? メガネ×ツッコミで、ほ~れ、あっという間にメガネ掛け機に」
ア「しーまーせーんー!! それだともう完全にキャラ被るじゃないですか!! あとまた別次元から『誰がメガネ掛け機だぁぁぁぁぁぁ!!』って聞こえてきましたよ!?」
ク「問題ないネ、大丈夫アル」
ア「セリフの順番変えた程度でもダメ!!」
ク「ぶ~、じゃもういいよぉ。そもそも私チャイナ口調ってよくわかんないし」
ア「遂に放棄しちゃった!? いいんですかそれで!?」
龍「気ニシナーイっつーかもーどーでもいーっつーかみたいなー?」
ア「完っっっ全なげやりじゃないですかぁ!!」
フィ「…ねぇちょっと。いい加減本題入んない? 一体どれだけこんなグダグダな話進めていくわけ?」
龍「あ、そうだったな。よく言ったフィだ春」
フィ「いや、私フィフィだから。フィだ春って何? あれか? 私ゃペットポジか」
エ『……では私は何のポジになるのだ?』
龍「包丁」
エ『返答まで僅か0.1秒……だと……ていうか私は包丁ではない! いい加減にしないと本気でキレるぞ!?』
龍「剣だけにってか」
フィ「誰がうまいこと言えと」
エ『いやうまくないだろ』
龍「ていうか包丁でいいだろもうお前。今まで散々そんな扱いされてキャラ立っちまって確立されてんだから」
エ『納得いかん! 私は剣だ! 包丁などではない!!』
龍「ほう? じゃあ俺をぶっ倒して包丁のイメージ払拭するか? ほぉらこっちおいでーかかってこいやーカモンカモーン」
エ『ぐ、ぉぉぉ……気に食わんが、貴様相手では手も足も出ない……!』
ク「実際手足無いもんねー」
龍「うまいこと言うたつもりか」
フィ「いやだから話が脱線しすぎだってば」
ア「もう本題入りましょうよ! そろそろ読者の皆さんも飽きてきますよ!?」
龍「へいへいっと。んじゃ、始めるとすっか……クルル」
ク「はーい」
ク「えっと、それでは只今より!」
ア「前作『勇者以上魔王以上』の続編となる!」
フィ「私達が紡ぐ新たな日常!」
エ『そして今まで明らかにされてなかった幾つもの謎を解き明かす!』
龍「ほのぼの日常時々波乱万丈ドタバタコメディー!」
龍アクフィエ「はーーーーじまーーーーーるよーーーーー!!」
【ドンドンパフパフドンパフパフズドガァンバゴォンチュドォォォォォォォォォン!!!】
ア「……」
ク「……」
フィ「……」
エ『……』
龍「……」
ア「…ケホッ………あの、リュウジさん?」
龍「なんだ」
ア「いえ、始まったのはいいんですが……何でボクら真っ黒け? 何で大爆発?」
龍「リュウジインパクト」
ア「インパクト強すぎです」
ク「エホッ、エホッ…爆発力強すぎた~」
フィ「加減を知りなさいよこのおバカ」
エ『まったく、初っ端からこれでは先が思いやられる…』
ア「え、皆知ってたんですかこの爆発!? 知らされなかったのボクだけ!?」
龍「さぁとりあえず、話を進めるぞ。今日は記念すべき勇魔以上第二部開始記念。この小説がどんな話で進むか、ダイジェストでお送りさせてもらう」
ア「うぅ、ボクだけ知らされなかったのがすごく不服ですけど…」
龍「ちゅーわけで、ほれ」
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それは第一部、勇者以上魔王以上が完結して、数か月後の話。
「ん? なんだこれ? 魔法陣?」
いつも通り、散歩していた龍二が見つけた、道のど真ん中に大きく描かれた謎の魔法陣。訝しげに思いつつも危険なものを感じ取った龍二が避けて通ろうとするも、魔法陣は意思を持ったかのように消え、龍二の足もとに再び現れ、そして、
「うぉ!?」
龍二は、この世界から消え去った。
異世界に召喚され、勇者としての役割を拒否する龍二に涙ながらに懇願する、召喚の巫女。
「お待ちしておりましたわ、勇者様……」
「帰る」
「混乱している気持ちもわかりますわ。ですから私がせつめ……へ?」
「いやだから帰る。じゃ」
「……い、いえいえ、帰るって言っても送還の術は存在しておりません。ですからそれは不可能……あれ? ちょ、何で何もないところを切ってるんですか? え、なんで空間が裂けてるんですか? え、何でそのまま潜り抜けようとしてるんですか? ちょちょちょ、ちょっとお待ちください勇者様一体どうやってそんな秘儀を使ったんですかお願いですまだ帰らないでくださいちょっとホントにお願い待ってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」
平和な日本で暮らしていたのに、拉致同前に無理矢理死地へ赴かせる国に、現代日本人らしく不満を露わにする龍二。
「ったく、勇者って何だよ。俺そーゆーの柄じゃねぇんだよ。うちの居候にマジもんの勇者いるからそっちに託せよ。あ、やっぱなし。あいつに手ぇ出したらこの国壊す。他の奴に回せばいいじゃん。めんどくせーよマジめんどくせーよ。そんでラーメンよこせや」
「えっと、その……なんか、ごめんなさい。あとラーメンって何ですか?」
「決めたこの国ぶっ壊す!!!!」
「何でぇぇぇぇぇっ!!??」
もう一人、同じ世界から召喚された勇者。
「こ、ここは……?」
「お、お目覚めになられましたか勇者様?」
「ゆ、勇者? 僕が? 一体これはどういう……?」
「あぁ……何でしょう、この安堵感……涙で前が見えません」
「へ?」
同じ勇者でありながら、別々の思想を持つ者達。
「僕は、中務正輝。僕が世界を救ってみせる!!」
「俺は、荒木龍二。俺がこの世界にラーメン普及させちゃるわい」
「世界の平和は二の次ですか!?」
ぶつかり合う勇者たち。
「お前のような人間が勇者だなんて、僕は認めない…勝負しろ!!」
「勝負?」
「そうだ。これはお互いの、勇者としてのプライドを賭けた決闘だ! 僕が勝ったら勇者の立場を降りてもらう!! 勇者は……二人もいらない!!」
「マジで!? じゃ俺負けるわ!!」
「プライドないんかお前はああああああああ!!!」
新たな仲間。
「宮廷魔術師、リーナ・フィルト。これより、勇者様の従者としてパーティに参加します」
「自分は騎士団ちょ」
「パーティ? 何? なんか祝い事でもすんの?」
「え、いや、祝い事ではなく……」
「あの、自分は騎士団長レイチェル・バートルドで」
「じゃあれか。レッツ・パーリィィィィィィ!! ってな感じで馬をハーレーの如く乗り回したりして」
「ハ、ハーレー? え、何ですかそれ?」
「じ、自分は剣を……」
「なに? ハーレー知らねえの? 異世界はハーレーもねぇのか。つかバイクも車もねぇのか。やべぇなバリバリ現代っ子な俺にゃこの世界は厳しすぎる。とゆーかラーメンねぇ時点でこの世界は終わってるな」
「ちょーっと黙ってようかお前は。話が進まない上にややこしくなる」
「……グスン」
広がる不信。
「宮廷の中に、裏切り者が……!?」
「ええ……魔王側に、繋がっていることは確かです。私達の情報が、相手側に漏れている」
「……あの時、魔物の襲撃に駆り出されたのは、レイチェルの部下含めて私達六人の中から、勇者様二人と私だけ。つまり、残っていた三人が……」
「な!? わ、私達が怪しいというのですか!?」
「けれど、そうでなければ辻褄が……!」
(あぁラーメン食いてえ……そういやさっきの飯屋で食った食い物がどことなく日本寄りな味付けだったなぁ……後でレシピでも聞いてこよーかなー)
「すいませんリュウジ殿。あなたが今何を考えているのか何故か私は理解できてしまったのだがとりあえず一発殴らせてはもらえないか?」
強大な敵。
「お前は食べ物に固執しているようだが、この残酷な世界においてそのような愚鈍で、危機感の欠片もないうつけ者風情が何かを救えると、本気で思っているのか……?」
「そーですね」
「フ、勇者と持て囃されようが所詮は脆弱な人間。魔王様の配下であるこの私が、今ここで地獄へ送ってやっても構わんが、我は慈悲深い。貴様に運命を選ばせてやろう」
「そーですね」
「……いい度胸だ。さぁ選べ。我に許しを乞い、地べたに這いつくばってその命を無駄にせずにすますか?…それとも、我が剣の糧になるか?」
「そーですね」
「…………おい、さっきから適当な感じで同じこと繰り返してるが、嘗めているのか?」
「そーですね」
「あ、やばいこいつ超ムカつく」
幾多もの困難。
『GAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!』
「ド、ドラゴン……!」
「そんな……こんな人里近い場所に出てくるなんて!」
「相手が悪すぎます! ここは一度」
「ヒャッハーーーーーー肉じゃあああああああああチャーシューの代替じゃあああああああああああ!!!!」
『GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!??』
「」
「」
「……今更だけどさ。僕はもう諦めてるけどさ……もう、全部あいつ一人に任せちゃっていいんじゃないかな?」
試される勇者。
『我は試練の洞窟を守護する者。我は過去から今に至るまでの約1000年、勇者の力を受け継ぎし者達を見、そして試練を与え続けてきた。その試練を乗り越えた者は、私の1000年もの月日の中でも10の指に入るかどうかのもの。試練敗れし者達は、今なおこの試練の洞窟の中にて、躯と化し、魂は留まり続け、無念の情を吐き出し続けている……それでもなお、お前達は挑むのか? 勇者として。力を持たんとする者達として……!』
「パスで」
『え』
「ちょ、ここでパスはさすがにないだろ…」
築かれていく友情。
「まぁ勇者だなんだ言われても、所詮俺らはたんなる人間だし。一人で押せない岩も二人いれば押せるかもしれんし、三人いれば余裕で転がせる。さらに増えれば、岩を押すどころか、どんなことだって成し遂げられる可能性だって大きくなる。一人で抱え込んだってよ、お前のこと思ってる連中に頼ってみれ。そんくれぇの勇気、オメェにあんだろ?」
「……誰かに頼る、勇気……か」
「ちゅーわけで、俺と一緒にラーメン作ろうぜ!!」
「今の感動返せ」
悲しい別れ。
「私は……ここまでの、ようです」
「何を言ってんだレイチェル! 死ぬな!! 生きて帰るんだろ!?」
「マサキ、さま……申し訳、ございません……私も、もう……」
「リーナ……!? お前まで何を…!」
「ふか、く……魔王の下に辿り着く前に、こんなところ、で、果てるとは…!」
「…ふっざけんじゃねぇよ!! ここまで……ここまで来て……!」
「ですが……ですが私は……!!」
「バクバクモグモグムシャムシャハグハグシャグシャグゴクゴク」
「あんな……あんな量を食べきる、ことは……!」
「さすがの私も、無理……ゲプッ」
「しっかりしろぉぉぉぉぉ!! この大食い大会チーム全員で優勝しなきゃ路銀手に入らねぇんだぞぉぉぉぉぉ!! って龍二お前僕らの分まで食うなぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「本当に、不覚……まさか、この私が路銀を落とすとは……クッ!」
「気ニシナーイ。あ、さーせんおかわりくれー」
「言っとくけど落としたお金って馬車一回乗れる程度しか入ってなかったんだけどその原因大体お前だっていうことわかっとんのかこの大食い魔」
そして…遂に真の敵に辿り着く。
「ほほぉ、我の前に立つ勇者を見るのは、何百年ぶりか……」
「……お前が……魔王……!」
「あれが魔王か。うちにいる魔王と違ってえらい貫禄。クルルにもあんくらいの威厳とかそんなんが備わっていたらアホの子扱いされずにすんだものを」
「ふ、随分余裕のある者が勇者になったものだ……俺の前でそんなことを口走る人間がいるなど、今までになかったぞ?」
「さいでっか」
「お願い、お前は黙っててマジで。お前が口開くと緊張感なくなる……えーっと、コホン。魔王! 僕達が来たからには、もうお前の好きにはさせない!!」
「ふん、もう一方は威勢がいいな。俺の好きにはさせないときたか」
「……僕達は、この世界の人類のため……なにより、倒れた仲間達の意思を無駄にしないため、ここに立っている!! お前如きに、恐れはしない!!」
(倒れたっつーか、食い過ぎて腹壊して入院しただけなんだけどなーあいつら)
「……ふ、いい目をしているな。さすがはここまで来た者達だ……いいだろう! もはや言葉は不要! お前達を倒し、この世界を完全に暗黒の力で塗りつぶしてやろう!!」
「おっと、それより先に俺がラーメンで世界を塗りつぶさねぇとならんからそうはさせねぇぜ。ここでオメェをフルボッコにしてやんよ」
「いくぞ! 魔王おおおおおおおおおおおおお!!!」
これは、熱き心を持った勇者と、熱き醤油ラーメンを好む勇者(笑)が織りなす、勇気の物語
『勇者以上魔王以上 ~異世界召喚されたけど人違いなので他当たってください~』
始まる……と思ったか? ヴァカめ!
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アクフィエ「「「『長ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!』」」」
龍「オメェらの絶叫も長ぇわ」
ア「そんなのどーでもいいです!! 何なんですかあれ!? 嘘予告に何行使っちゃってるんですか!?」
龍「聞きたいか? 行送り含めて258行だ」
ア「しっかり数えてた!?」
ク「リュウくん、どこの世界行っても変わんないね。すごーい」
エ『そこ感嘆するところじゃなくてツッコむところだろうが』
フィ「いやそんなことより嘘じゃなくてホントのこと言いなさいよ。あんま長すぎるとグダっちゃうわよ? まぁ手遅れだろうけど」
龍「へいへい、うるせぇなぁオメェは。小姑ですかコノヤロー」
ク「リュウくん、その言い方まんま某アニメの人のパクリだよ…」
エ『というか何でこんな嘘予告作ったのだ』
龍「あれだよ、昨今のなろうは異世界召喚ファンタジーか異世界迷い込みファンタジーが流行ってると聞いてな」
ア「うわぁいメタ情報だこれー……」
龍「気ニシナーイっと。んじゃ、ほれ」
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これは、勇者と魔王と共に暮らす、一人の青年の物語である……。
「俺が、ラーメンキングに……?」
ラーメンキング。それは、ラーメンを作る全ての職人達が目指す、究極のラーメン職人。
「ラーメンなんてのはなぁ! 見た目が豪華で、珍しい食材を入れていれば、それで客は取れるもんなんだよぉ!」
「っ! ざっけんじゃねぇ!! ラーメンを単なる商売の道具と一緒にすんな!!」
ぶつかり合う互いの主張。
「違う! 俺は、俺はこんなラーメン作りてぇんじゃねぇんだ!!」
高みを目指そうとするあまり、幾度もぶつかる数々の壁。
「龍二なら大丈夫だよ。今までだって、どんなことだって、龍二なら乗り越えてきたじゃない」
「お前ならきっとできる……信じてるぜ、龍二」
「こんなところで諦めるお前じゃないだろう、龍二!!」
彼を支える多くの仲間達。
そして、
「俺は、俺の目指すべきラーメンを、作り上げてみせる!!」
彼は、
「出来るのか? お前如きひよっこに?」
伝説のラーメンキングになれるのか?
「これが、これこそが、本当に俺が作りたかったラーメンだっ!!!」
『勇者以上魔王以上 ~目指せ! 伝説のラーメンキング!~』
ラーメンキングに、俺はなる……!!
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ア「なん!!」
ク「でや!!」
フィ「ねん!!!」
【スパァァァァァン!!】
【シュピン】
龍「フッ、残像だ」
アクフィ「「「なん……だと……」」」
エ『いやだから遊ぶなと言っているだろう……』
ア「っていうよりですねぇ! これも明らか嘘でしょ!? 何なんですか内容ボク達全然関係ない物になっちゃってるじゃないですかぁ!!」
ク「ラーメンキングって何!? 初耳だよそんなの!?」
龍「だってー、ラーメンメインの話とかー、燃えるんじゃないかなってー」
エ『ええいぶりっ子の真似はやめろ気持ち悪い!!』
龍「あ゛?」
エ『すいませんでした』
フィ「ほら、もういいからさっさとホントの予告しなさいよ。ホントにだれても知らないわよ?」
龍「わーったよわーったよすりゃいいんだろすりゃ」
ア「すっごい投げ遣りですね……」
ク「したかったんだね、さっきの予告の話……」
龍「ほらよ」
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前作、勇者以上魔王以上の最終回から、数か月後の物語…。
新たな転校生。
新たなキャラ。
アホ毛。
新事実。
アフロ。
ラーメン。
禁術の謎。
そして伝説へ。
ラーメン
大暴走大会。
バカンス。
学園祭。
土下座。
ラーメン
その他もろもろ。
色々引っさげ、再び始まる龍二達のハートフルボッコ逆異世界迷い込み羅武コメディー。
真実の物語が、今、始まったり終わったり…。
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龍「よし、こんなもんだろ」
ア「…あの、その、色々言いたいんですけど…アホ毛? アフロ? 何ですか、これ?」
ク「ハ、ハートフルボッコ? 羅武?」
フィ「いや、ていうか嘘予告よりも適当すぎでしょ。箇条書きって…」
エ『所々重要そうな話もあるが、大体がわけわからんぞ。しかもラーメン三つもあるではないか。まだ引きずってんのか前の予告』
龍「わかったら予告の意味ねぇべ」
フィ「的を得てるけど納得できない…」
龍「うーしじゃあこの小説のこと大体説明したとこで、かるーく俺らの紹介してこーか」
ク「え!? えと、おー!」
ア「…納得いってないですけど…とりあえず、おー」
フィ「アルス、無理して言わなくていいわよ」
エ『相変わらずテンション上げたいのか下げたいのかわからん奴だ』
龍「まずは俺、荒木龍二。この小説の主人公だ。以上」
ア「ホントに軽い!? え、えっとアルス・フィートです! 本名はアリスですけど、訳あってこの名前でリュウジさん達とは違う世界で勇者をやってました! よろしくお願いします!」
ク「クルル・バスティ! 魔王だよ! よろしくねー!」
フィ「フィレイド・フィアラ。愛称はフィフィ。妖精でアルス達の仲間よ」
エ『エルフィアンだ。アルス達とは別の世界出身の自我を持つ剣で、今はリュウジの剣として共にしている』
雅「………って、俺らもかよ。全然出てこなかったのにいきなりって………まぁいいか。えーと、楠田雅。龍二の親友って立ち位置だ。よろしくな」
花「高橋花鈴よ。龍二の幼馴染。ま、今後ともよろしくね」
久「立花・久美・アンドリューだ。龍二の同級生。よろしく頼む!」
香「リュウちゃん一筋の斉藤香苗! 生徒会長やってます! よろしくー!」
リ「………リリアン・ウェルバー。アルス達の、仲間。戦士です。クミの家で、お世話になってます……………………………よ、よろしく」
ス「スティル・グライアと申します。アルス達の仲間の魔導師として旅をしておりました。今はマサさんの家でお世話になっております。以後、よろしくお願いします」
ケ「ケルマ・ロウです! なんといっても魔王様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁゲブハッ!?」
カ「カルマ・ロウです。不服ですが、さっき沈んだバカケルマの双子の片割れです。現在はカナエさんの家でお世話になっています。よろしくお願いします」
恭「そして俺が」
龍「影薄雑草太郎」
雑「って待てやコラぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
龍「よし、じゃあ自己紹介も終わったし、改めて始めるとすっかー!」
雑「え、ちょっと待てその前に俺の名前訂正してから」
ク「うん!」
フィ「ええ!」
エ『ああ!』
ア「え、えっと………はい」
雑「おいお前らも了承してんじゃねぇよっつか名前表記おかしいだろ雑って何だよ雑草ってことかおい俺の名前は佐久」
龍「『勇者以上魔王以上 ~人、それは神と呼ぶ~』、始まるぜ!!」
雑「だから佐久間恭田だって言ってって最後まで名前雑草んなってるじゃねぇかああああああああああああああああああああああ!!!!!」
始まりました第二部ということで勇者以上魔王以上。初めましての方は初めまして。前作を読んでくださった方々はお久しぶりです。サボリ魔で有名になりつつありますコロコロです。
今作は第二部という形で書かせていただいておりますが、とりあえず力量不足ながら前作読まなくても大丈夫かなー? と意識しながら書いていきます。意識してるだけで思いは伝わらないとはありますが。まぁ必死であるということだけ伝わってくれたらありがたいと思います。
なお、この小説に関する感想で批評はウェルカムですが中傷はやめてください死んでしまいます(私が)。なのでそういったコメントは消去という形をとらせていただきますのでご容赦を。
更新は不定期ですが、とりあえず日曜日辺りに投稿していけたらなぁと思います。できなかったらそれはネタに詰まってるか、頭にちり紙が詰まってる証拠ですので、生ぬるい目で見てやってくださいコロコロからのお願いです。
さて、長々書くのは色々大変ですので、そろそろ本編始めます。では皆様。
また見てコロコロ
※なお、BGオンリー等の元ネタはジャンプコミックの『銀魂』からもじらせていただきました……大丈夫やろか……。