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The Chimera Ager  作者: 有象む象
1/1

パナマ侵攻勃発

私は、試験管で生まれた。

私の名は、ザック443部隊に所属したジャパニーズハーフだ。

パイロット候補生としての適性を、持っていたが使えていない。



 私は、カプセルの中で目覚めた。

 ザック38期443部隊所属ジャーパニーズハーフ

 栄養と酸素は、管で直接取り込み。

 3.5Kgの体重を超えたら。羊水から出されて、産声を上げた。

 



 2046年、日本が世界を席巻しつつ有った。

 2030年の東アジア戦争では、日本が大敗を期したが。

 中国の政権が崩壊し。逆転され。

 一帯一路は、名を変えて『アンゴルモア』と名乗り。

 『世界復興』等と謳って入るが。侵略戦争と何ら変わらない。

 各国の代表を、日本に招き入れては。『天皇万歳』と言わせて。参勤交代の様に、金を使わせた。


 そして、中国が途中で断念した、クローン計画を成功させると。

 国民を増やしつつ。軍事転用も並行して行われ。

 クローンに失敗した脳を、培養して軍事車両に組み込んだ。


 中型トラックのサイズで、主砲はレールガンを採用。脳とパソコンを繋ぎ。遠隔で、操縦可能となり。無慈悲な子供の化け物を生んだ。


 人とは認識せず。ゲーム感覚で、主砲を発射し。世界の街の治安を守っていた。

 小型戦車、鉄矢シリーズに世界の市民は、ひれ伏していた。


 日本が政権を取れたのは、他でもない。


 日本が『希望』を捨てたからだ。



 『希望』を捨て。当時平和の象徴だった『ヒマワリ』にぶつけ………。


 ICBMの目を潰し。弾幕を張り。ICBMの脅威を、排除して。世界の経済を壊した。



 日本は、宇宙空間を『ゴミ』だらけにした。


 海で囲まれた、島国では有利に働いた。

 音速で飛ぶ、弾道ミサイルの精度は悪く。

 日本を叩くには、直接上陸するか。沿岸からの攻撃しかなかった。


 一時は、沖縄を失ったが。直ぐに台湾まで取り返し。大陸に上陸した。


 アメリカは、世界の警察を辞めて。税金と賄賂を受け取り。日本を売った。

 移民を追い出し、産業が停滞。全てに関税をかけて。世界から孤立した。


 これには、搾取され続けた。日本とイギリスが、反旗を翻し。猛抗議をして。


 中国とロシアが日本を攻めた。


 核で脅し、アメリカを撤退させ。

 連日連夜、海域に軍艦を配置して。


 日本も、対抗して。


 『希望』を捨てると、警告を続けた。


 ICBMの脅威が無くなれば、無駄な事になる。三男坊が、暴発して。


 ICBMを、北朝鮮から発射した。


 これを、イージス艦から発射されたミサイルが、宇宙空間で撃ち取り。

 先端に核が配置されていたため、宇宙空間にゴミが増えた。


 これを東側が、日本が『希望』を捨てたと言い張り。


 メディアが、デマを拡散して。

 粗悪の根源、日本が出来上がった。

 

 そこから、日本が軍事大国に堕ちて行くのは早かった。

 軍事を、水面下で進めていたかの様にも見えた。

 

 防衛に尽力して。沖縄以外の地を踏ませなかった。


 北海道は、見事な連係を見せたが。


 沖縄は、港を中国に押さえられていたので。簡単に取られた。


 大阪も同じだったが。市民が協力して、排除に踏み出し、政治家ごと排除した。


 沖縄を奪還できたのは、中東イスラム圏のうらぎりだった。


 パキスタンとカザフスタンが、西側から攻めた。パキスタンは、戦争続けていて。


 カザフスタンは、ウイグル問題が公になり。

 兵隊を、西側に回して。手薄になった隙に、沖縄を奪還した。


 アメリカは、我感せずを貫き。

 世界から反感を買い。孤立の道を進めた。


 孤立を進めたが、負けてもいなかった。


 CIAが、The Chimera 計画を水面下で進め。


 黒人をベースに、色々な国のDNAを組み込み。数万の軍人を1から作っていた。



 私は、ザック(ジャパニーズハーフの名称)で。


 11歳 164cm 51Kg 最近、初潮を迎えた。


 私は、443部隊に所属していて。

 成績は悪く、Bを付けられていた。

 ジョージ(アメリカ代表)でない私は、部隊のお荷物だった。


 Bの成績で、443部隊に所属出来たのは。パイロットの適性を持っていたからだ。

 アクセルペダルに、足が届くようになり。 繊細さを褒められ。

 ヘリコプターの成績は、A‾の成績を持っていて。これが無いと、雑用に回されている。

 (雑用とは、雑務をこなし、卵子を提供するだけの存在だ)


 運動神経は、アフリカ勢には敵わず。

 他の女子、ピーター(ブラジリアンハーフ)にも、森の中では背中を取られ。

 ナイフや小銃を、何度も突き付けられていた。



 そんな中で、スクランブルがかかった。


 ついに日本軍が、パナマに侵攻を始めた。

 アメリカ大陸の北と南の分断が目的で。


 ジリジリとアメリカ大陸を攻めた。


 私達は、ボロボロのC-17に乗り込み。パナマへと向かった。

 私は、パイロット候補生として。

 古いタイプのVRゴーグルをかけて、パイロットの視線を共有した。

 私は、何度も離陸シーンをゴーグルで見直し。戦場に向かう緊張感を、無くしていた。


 ゴーグルを、上官に取られ。

 現実に戻されたが。

 追い打ちをかけるように、パナマ空港が落とされたと知らされた。


 私達は、パナマの東側沿岸に降下することが決まった。


 パラシュートを背負い。自分のライフルを持ち。


 2列交互に、降下を開始した。 


 その数1万人の大団隊だ。


 日本も、沿岸に鉄矢シリーズを配備していた。

 鉄矢(有脳125式小型戦車)を700台を配備。


 日本軍が1枚も2枚も上手で。先回りをされて。

 私達は、訓練の的でしか無かった。


 無人の鉄の戦車に、ハイフルは。豆鉄砲に等しく。特殊班が持つ、電磁パルスでしか対応できなかった。


 私は、パラシュートを捨てて。


 『1、2、3』


 予備のパラシュートを開いた。

 海面に強く叩き付けられたが、勢いは殺されており。骨折もしてなかった。


 多くの死体が、周りに浮いていたが。

 頭を上げたら、レールガンで狙われた。


 少しの間、睨み合いが続いたが。

 この緊張を引き裂いたのは、サメだった。

 血の匂いに誘われて。沖からやって来て。死体を貪り。怪我人も襲われ。

 ライフルは使えず。ナイフのみで対抗し。


 逃げるように上陸すると。狙い撃ちされた。


 私達にも援軍が現れて。


 C-17が、上空を抜けて。

 市街地に向かった。


 700台の戦車は、数台を残し。撤退を開始した。


 私達は、死体を囮にして。少しずつ上陸を開始した。

 

 サメが、パラシュートに引っかかり。死体を引きずった事で。


 戦車は、死体を集中砲火を始め。数人が上陸したのを皮切りに。

 死体を囮作戦が、始まった。


 40人程が、上陸した時点で。

 戦車の撤退が開始された。


 私達は、動かなくなった戦車の陰に隠れていたため、最初は理解できてなかったが。

 マーク(ジャーマニーハーフ)が、戦車の後部座席を開けた。


 「お兄ちゃん危ないよ。ここは実弾の練習場なんだ」


 子供の声とは別に、赤いランプが点灯して。


 「自爆不可。緊急事態。自爆不可。緊急事態」


 電磁パルスで、自爆阻止しか出来てなかった。


 私達は、撤退を余儀なくされた。


 ジョージが2人残っていたので。アルファとベータにして、メキシコを目指し。


 メキシコから、船でカリフォルニアを目指した。


 問題は、鉄矢(有脳125式戦車0100478)に好かれた事だった。


 メキシコまで付いて来て。


 懐かれてしまい。同じ船に乗り。

 カリフォルニアに向けて出港した。



 

 自爆装置は、マークが取り除いた。



 私達は、途中で嵐に遭い。

 船は、遠くに流されて。



 鉄矢のGPSは、バミューダトライアングルで、途切れた。




 私達は、1万年前のフロリダの海岸に到着した。

枕投げーな。1話使ったよ。

鉄矢は、西部まで進み。

エリア51付近で、姿を消した。

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