9話 本性誘導作戦 ①
スカーレットはアンドリューの部屋を訪ねた。
「はい、どちら様ですか?」
ドアを開けると、お嬢がいた。
「どっ・・・どうしたのですか、いつもとお顔が違いますけど」
「どうもこうもありませんわ。少しむしゃくしゃするので、すぐに中に入れてくれます。」
「はっ・・・はい、どうぞ・・・」
お嬢は自分の部屋に入ると、マークさんとの出来事を話してきた。もちろんオリビアさんのことも・・・
「悔しくてなりませんわ・・・あの女、マーク様の前でいい子ちゃんぶりやがって・・・ですわ」
お嬢は、怒りのあまりオリビアさんのことをあの女呼ばわりしていた。
「まあまあ、落ち着いてください。怒っても仕方ないですよ。」
「落ち着てられませんわ。こうしている間にも、あの女はマーク様と・・・」
お嬢はものすごく怒っていた。落ち着かせるため、なにか良い方法はないかと考えていた。
するといい案が一つ浮かんだ。
「わかりました。僕にいいアイディアがあります。落ち着いて聞いてくれますか?」
「いいアイディアとはなんですか。詳しく教えてくださいな」
お嬢は僕のアイディアを聞くため、身を正しくした。
「はい、オリビアさんの性格をマークさんに知っていただくというのはいかがでしょうか。」
「マークさんも、オリビアさんの本性を知れば、先ほどお嬢から聞いたように接することはなくなるのではないでしょうか。」
「しかし、どうやって、オリビアの本性をさらけ出させるの?」
「オリビアさんの本性をさらけ出させるには、マークさんとの恋仲を語ったり、マークさんに近づくとどうなるか伝える必要があります。そのためには、お嬢の力が必要です。」
「もしかして、その挑発行為をわたくしが行うのですの。」
「はいそうです。恋仲を語ったりできるのは、お嬢にしかできませんから・・・よろしいでしょうか?」
「・・・はあ、仕方ありませんわ。これも、マーク様と恋を成就するためです。分かりました。わたくしがその役目引き受けますわ。」
「よろしくお願いします。では、このアイディアを本性誘導作戦とします。それでは早速実行に移しましょう」
こうして、本性誘導作戦を実行に移すべく、お嬢はオリビアさんの所へ向かった。僕は、マークさんの部屋へと向かった。
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