25話 恋敵二人目 エブリン
ある日の昼休み、スカーレットは講義を終え、廊下を歩いていた。
その日、アンドリューは他の人とご飯を食べるため、スカーレットは一人だった。
そんな時、背後から突然声がかかったのである。
「スカーレットさん、スカーレットさん」
背後を振り向くとエブリンがいた。
「こんにちは、スカーレットさん。」
「これは、エブリンさん。こんにちは。」
スカーレットも挨拶をした。
「何かわたくしに用でもおありでしょうか?」
「いえね、スカーレットさんが一人で歩いてましたので、話しかけてみたんです」
「そうなんですの。」
「ええ、ところで今日はアンドリューさんはいらっしゃらないの?」
「アンドリューは他の者とお食事に出かけましたわ。」
「そうなんだ。じゃあ女二人だけだし、恋話でもしましょうか。」
「恋話?」
「ええ、スカーレットさんはマークさんが好きなんでしょう?」
「えっ!!ええええええ~~~」
突然スカーレットはマークのことが好きか聞かれてスカーレットは驚いた。
「なぜわたくしがマーク様を好きなことをご存じなのですか?」
「この学園全員といっても過言ではないほど、有名な話ですわよ。知らないわけないわ。」
「そうでしたの。」
「その反応だと、マーク様のことが好きなようね。ところで、どこまで進展したの?」
「そ、そそそこまで進展はしてないですわ。友人といった具合ですわ。」
「そう、友人まで進展したのね。やりますわね。」
「い、いえそんなことは・・・」
「私もね、好きな人がいますの。その人はどうやらあなたと同じ人のようね。」
お・・・同じ人、まさかマーク様のこと・・・
「失礼かもしれませんが、同じ人ということは、エブリンさんはマーク様のことが好きなんですの?」
「ええ、その通りです。私もマーク様のことが好きなんです。でも、私はまだ知り合いという感じですけどね。」
「そ、そうなんですか」
エブリンがまだマークと知り合いの関係性しかないと聞き、スカーレットはほっとしていた。
「でも、負ける気はありませんわ。お互いマークさんに好かれるように頑張りましょう。」
「ええ、お互いに頑張りましょう。」
スカーレットは適当に返事をした。当然の話だ。恋敵に対してよい返事などはできなかった。
「では、失礼」
「ええ、また」
こうして、二人は別れた。その後スカーレットは、次の講義室になる予定の教室でご飯を食べることにしたのであった。
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