24話 発声練習
体操を行った日の、昼頃、お嬢はまだ恋愛小説を読んでいた。
僕は、そのころ発声練習を行っていた。
「あ・い・う・え・お・か・・・」
一音をはっきり・大きな声で発声練習を行っていた。以外に、この発声練習を行うと、口元や頬が痛くなっていた。しかし、この痛みは、発音が上手になっている証拠だと思うと意欲は増していた。
そんな時、小説を結構読んでいたお嬢が僕の発声練習を目撃して驚いた表情をしながら僕に話しかけてきた。
「アンドリュー、一体何をやっているの?」
お嬢は僕が発声練習している姿を不可思議に思って質問してきたようだ。
「発声練習ですよ。これをやると、発音がよくなるんですよ。」
「へ~~~、そうなんですの。マーク様に話すときに役立つかもしれませんわね。わたくしもその発声練習にさんかしてもいいかしら。」
「ええ、どうぞ」
こうして、僕とお嬢は発声練習を行うことになった。
「「あ・い・う・え・お・・・」」
50音順を一音ずつ発しながら最後まで発音した。
「結構、口元や頬に来ますわね。」
「ええ、でもそれは発音がよくなっている証拠ですよ。」
「そうよね。じゃあまた練習しようかしら」
お嬢は、再び、発声練習を行おうとしていた。しかし、ただ一音いいながら発声練習するだけではもったいないと思った僕は、あることをすすめた。
「お嬢どうです、この際、少しハードルをあげた発声練習をおこないませんか?」
「どんな感じですの?」
「そうですね。リズムに乗りながら発声練習をしてみましょう。」
そういうと、僕は色々なリズムに合わせて発声練習を行った。例えば、ジャズやJPOP、日本歌謡などのリズムに合わせて発声練習を行った。
「確かにいいわね。じゃあ、わたくしもやってみるわ。」
「ええ、是非やってみてください。」
すると、お嬢は、リズムに合わせて発声練習を行った。まずは、ジャズのリズムに合わせてやった。次はJPOP。その次は日本歌謡のリズムに合わせて発声練習を行っていった。
いろんなリズムの発声練習を終えると、お嬢は部屋を出てどこかに出かけて行った。
しばらくして、お嬢は部屋に戻ってきた。
「お嬢、どこにいっていたんですか?」
「マーク様の所にいきましたわ。そこで、雑談をしたんですの。とても楽しく話しましたわ。そして、最後にマーク様からうれしい一言をもらえたんですの?」
「その一言とは?」
「スカーレットさんは素晴らしい発音をするねと言われましたわ。とてもうれしかったですわ。」
「それはよかったですね。お嬢」
まさかこんなに早く発声練習の効果が出るとは・・・しかも、恋愛にも良い影響が出ているようで僕はびっくりしていた。
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