21話 四つ葉のクローバー探し
ある日の昼休み、僕とお嬢は庭を歩いていた。
「アンドリュー、花や木々がきれいですわね」
「そうですね。昼休み中ずっと眺めていても飽きませんね」
「ええ、特にあのピンクのお花なんてとてもきれいだわ」
お嬢はピンクの花を指さした。そこには、ピンクのお花や黄色のお花などが咲いていた。
ふと、そこの周りをみると、ある草が咲いていた。その草はクローバーだった。
僕は、四つ葉のクローバーを探そうとした。
「何をしているんですの?」
「四つ葉のクローバーを探しています。」
「四つ葉のクローバーを見つけるといいことでもあるんですの」
「はい、幸せになり、願い事が叶うかもしれないと占い本に書いてありました。」
「何ですって。願い事が叶う!!それはいいことを聞きましたわ。私も探しますわ。」
そのあと、お嬢と一緒に、四つ葉のクローバーを探した。
なかなか見つからず、時間も大分かかったので、僕は探すのを途中でやめた。
しかし、お嬢はまだ探していた。それも躍起になって探していた。
(マークさんを思う気持ちが強すぎるよ。)僕は心のなかで思った。
やがて、昼休みの終了間近になった。まだ、お嬢は四つ葉のクローバーを探していた。
「お嬢もういい加減諦めないと、昼休み終わりますよ。」
「でも、まだわたくしは四つ葉のクローバーを見つけてはいませんわ。マーク様との恋成就のためなんとしてでも見つけますわ。」
「しかし、授業に遅れるわけにはいきません。」
だが、お嬢は言うことを聞かず、四つ葉のクローバーを探していた。
このままでは本当に遅れると思った僕は、お嬢を無理やり教室に連れていこうとした。
「何をするんですの?」
「お嬢、このままでは本当に遅れてしまいます。無理やりでも連れていきますよ。」
だが、お嬢は抵抗してジタバタしていた。僕も必死になって連れていこうとした。
結果は、授業が始まる前に教室に連れていけた。ただ僕の顔には多くの引っ掻き傷があった。
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