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2話 二人きり(僕も加えて)になるには

 翌日の昼、お嬢と僕は中庭にいた。


 縄跳び作戦を成功させるには、あとはマークとお嬢が二人きりになれるようにセッティングを行うだけである。しかし・・・そこが一番の難点であった。


 お嬢は、マークさんに対して熱い思いを持っているため、えらい立場を利用して、マークさんの恋的となる女性の妨害を数々行ってきた。その他にも無礼を働いたものには罰を与えてたりもしていた。そのため、裏では・・・悪役令嬢と、ささやかれていた。


 そのお嬢とマークさんが二人きりになるのは至難の業である。

 僕は、中庭に向かうまで二人きりになれる方法について考えていた。中庭を歩いている今、その方法を思いつくことができてはいた。しかし、その方法はお嬢が大勢の前で恥をかくかもしれなかった。


「それで、マーク様と二人きりになれる方法は思いついたの?」

「はい、1つ方法を考えました。」

「でかしたわ。その方法を教えて頂戴な。」


「了解です。まず、お嬢はマークさんのもとに向かいます。到着したらマークさんの前でこういってもらいます。」

「・・・わたくしは現在あるトレーニングをしています。よろしければ、学園で一番人気といわれるマークさんにぜひとも見てもらいたいのでわたくしの自室まできてくださる、と。これを言えばマークさんはお嬢の部屋に向かい二人きりになれるかもとおもいました。」


「わたくしが大勢の前でマークさんが自室に来るよう命令するのですか。」

 お嬢は赤面した。


「はい、お嬢の立場を利用した作戦ですが、僕はこれしかお嬢とマークさんが二人きりになれる方法が浮かびませんでした。」


「他にも良い方法があるとは思いますが・・・。この際ですわ。その方法を実行に移しましょう。」

 こうして、お嬢はマークさんのもとに向かった。

 マークさんの周りには大勢の女子生徒がおり、黄色い歓声をあげていた。


「マークさん、一つ頼みごとがあるのですがよろしくて。」

 マークさんの周りにいた女子生徒が一斉にお嬢のほうに視線を向けた。


「なんですか、頼み事とは。」

 マークさんは、お嬢の言葉に耳を傾けた。


「あの、、、わたくしは現在あるトレーニングをしていますわ。よろしければ、学園で一番人気といわれるマークさんにぜひとも見てもらいたいのでわたくしの自室まできてくださるかしら。」

 思わぬ宣言に周りの女子生徒は大騒ぎしていた。

 しかし、お嬢はえらい立場にあるため誰も文句は言わなかった。

 

「わかりました。スカーレットさんが何をトレーニングされているのか興味があります。放課後にスカーレットさんのお部屋に向かえばよろしいでしょうか。」

 お嬢からの頼みとあればマークさんも断ることができなかった。


「ええ、では放課後にわたくしの自室にきてください。あとお供としてあそこにいるアンドリューもいますがいいかしら。」

 お嬢が僕に向けて指をさした。一斉に僕に視線が注ぐ。


「ええ構いません。よろしくお願いします。」


「こちらこそ、よろしくお願いしますね。では、失礼。」


 こうして二人の会話は終わり無事、二人だけになれるようにセッティングが整った。

  

 

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