14話 アイドルバスツアー ②
僕達は唖然としながらも入場料を払い、遊園地の中に入った。
遊園地の中に入るとさらに唖然とした。なぜなら、アトラクションらしいアトラクションが一つしかなかったからだ。しかも、迷宮のアトラクション1つだけだった。
あとは、遊園地の中央にステージや、アイドルグッズ店やお土産店、キャンプの時に使う調理器具がある建物があるだけで、他にはなにもなかった。
ただ、ミラ・スウィーツのコンサートの準備が終わったらしく、本人がみんなをステージの周りに来るように誘っていた。
「みんな~いろいろごめんね~。でもその分も含めてみんなを楽しませるよ~~!!」
「だ・か・ら、ステージの周りに早くあつまって~~!!」
ミラ・スウィーツが発言を終えると、僕たちは急いでステージの周りに向かった。
そして、ステージの周りにつくと、ぎゅうぎゅう詰めになりながらも、ミラ・スウィーツのコンサートを楽しんだ。
皆、ミラ・スウィーツの名前を叫んだり、あるいは合いの手を送るものもいた。僕も、合いの手をたたいていた。
こうして、楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、お昼になった。
「みんな~、私のコンサートは楽しんでくれたかな~!!」
「「おお~~!!」」
「そう、よかった~!!それじゃあ~これでコンサートはおしまい。みんなお昼にしよう~!!」
僕たちは、お昼にするため、ミラ・スウィーツが先導して、キャンプの時に使う調理器具がある建物に向かった。
「それじゃあ~みんな~これから、お昼にするけど、お昼のみんなの分の食事はあのキャンプ場の建物で作っていただきま~す!!」
「「ええ~~~~」」
皆は驚愕していた。
さらに詳細については、スタッフが説明したのだが、これが一波乱を呼んだ
「これから作っていただく食事の材料はお出ししますが、別途料金をいただきます。」
「「ええ~~、なんだよそれ~~」」
「「ふざけんじゃねえよ、ぼったくりだ~~」」
男達は声を荒げていた。僕やウィリアムも声を荒げていた。
「みんな~ごめんね~でも一緒に作るの楽しいと思ってこの企画ができたの。だから、お・ね・が・い、ここは我慢してね!!」
ミラ・スウィーツがいうと、皆は黙りすぐさま調理に入った。もちろん調理する材料の料金は支払った。
ミラ・スウィーツも含めて、皆は一生懸命カレーやおかずを作った。僕やウィリアムなど皆は一致団結して作ったので、おいしそうなカレーなどがすぐさまできた。
「アンドリュー氏、なんとかご飯ができましたな。でも、皆で作るのもいいかもしれませんな。」
「そうだね、ウィリアムさん。早くおいしそうなカレーを食べたいよ。」
皆でご飯を作り上げたので、皆の友情はひそかに上昇したのである。
「それじゃ~準備して、食事にしましょう~!!」
ミラ・スウィーツが発言すると、準備が終わり、食事を始めた。もちろん最初に食べるのはミラ・スウィーツである。
「それじゃあ~、いただきま~す」
ミラ・スウィーツはカレーを一口食べた。
「う~~ん、お・い・し・い~、これも皆で力をあわせて作ったおかげだね。」
「「はい、ミラ・スウィーツちゃんに喜んでいただけてうれしいです。」」
こうして男達は喜びながら、自分たちもご飯を食べた。
皆なんやかんやあったがおいしそうにご飯を食べていた。
「う~ん、このカレーおいしい」
「そうですな。とてもおいしいですな。」
こうして、食事を終えた。
「それじゃあ~皆、食事も終えたことだし、次は迷宮アトラクションを楽しもう~~」
「「おお~~!!」」
こうして、迷宮アトラクションに移動した、順番に迷宮の中に入ることになった。
だが、この迷宮アトラクションがさらなる波紋を呼ぶのである。
皆が次々と中に入っていった。しかし、中に入った者達からは、迷宮が複雑で、焦ったものの声や悲鳴が聞こえてきた。
僕やウィリアムの順番になり、中に入った。最初のエリアは簡単に行けたが、中間ほどのエリアが複雑で迷子になっていた。
「アンドリュー氏、これは複雑ですな。なかなかゴールにたどり着くのは難しいかも。」
「そうですね、ウィリアムさん。これはなかなかですね。しかし、焦らないで冷静に行動しないとゴールにたどりつくのは夕方になるかもしれませんね。」
僕やウィルソンだけでなく、他の者達も迷子になっていた。
そうこうしている間に、午後3時ぐらいになった。すると、スタッフが声を挙げた。
「もうこんな時間じゃないか。夜のコンサートに間に合わなくなる。こうしちゃいられない。すぐさまバスを出しましょう。」
「でも、迷宮にはファンの皆が大勢いるのよ。置いて行くの。」
「この際、しょうがありません。さっ早くバスに乗ってください。」
「わ・・・分かったわ」
「「みんな~~、ごめ~ん、夜のコンサートにこのままだと間に合わないから、私とスタッフを乗せてバスを出発するね。早く迷宮から出てきて~」
ミラ・スウィーツが言うと、迷宮に入ろうとした人や、すでにゴールした人はすぐさまバスに乗った。
しかし、迷宮内に残っていた者達はゴールになかなかたどりつけず、困惑の声を挙げていた。
「「ちょっと、俺達を置いて行かないでくれ~~」」
「「そうだ~、ふざけるな~」」
その声はむなしく、ミラ・スウィーツとスタッフ、多少のファンを乗せたバスは移動を始めたのだった。
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