表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/27

10話 本性誘導作戦 ②

 僕は、マークさんの部屋にたどりついた。


 マークさんのドアをたたいた。

「すみません、マークさんはいらっしゃいますか?」

「はい、どちら様でしょうか?」


 マークはドアを開いた。


「これは、アンドリューさん。私になにか用ですか?」

「はい、実は、お嬢がマークさんとお話ししたいようなんです。なんでも先ほどのことについて話をしたいようです。しかし、お嬢は先ほどのことを考ると、マークさんの部屋に向かうのは恥ずかしく、僕が仲介でマークさんのもとに赴いた次第です。」

 

「そうですか。先ほどの話とはオリビアさんとのことですね。わかりました。スカーレットさんと話をします。ところで、スカーレットさんはどちらにおいででしょうか?」


「はい、今からご案内します。」

 こうして、僕は、お嬢がいるところにマークさんを案内することになった。

 あとは、お嬢がオリビアさんを挑発するだけだ。


 一方、スカーレットはオリビアを探していた。

(あの女はどこにいるんですの?)


 スカーレットは庭先に出た。すると、ベンチに一人で座るオリビアを発見した。

(いましたわ。あの女ですわ)


 スカーレットはオリビアが腰かけているベンチへと向かった。

 

「あら、オリビアさん。こんなところで出くわすとは奇遇ですわね」

 スカーレットはオリビアに話しかけた。


「あらあら、これはスカーレット様ではございませんか。なにか用ですか?」

「いえ、別に用はないですわ。ただ、先ほどあなたはわたくしと離れたいようでしたので、この場から離れることをすすめに来たのですわ。」


「確かに、離れたいとは言いましたが、何故わたしがこの場から離れなくてはいけないのでしょうか?」

「それは、あなたの精神を思ってのことだからですわ。」

「といいますと?」


「実は、この後、わたくしとマーク様は二人で遊ぶ予定になっていますの。そのような光景をあなたは見たくないでしょう。だからこの場から離れるようにいいに来ましたの。」

「それは、わざわざありがとうございます。でも、わたしはこの場からは離れません。」

 オリビアは少し怒ったのか、語気が強くなった。


(まんまと作戦にのっていますわ)


「では、このままこちらでながめているのですか?」

「いえ、わたくしは二人の遊びが終わったら、マーク様と一緒に楽しく話すつもりです。」


(なんですって、この女逆にフェイントをくらわしてきましたわ)


「そうですか・・・しかし、残念です。今日は徹夜して遊ぶかもしれませんわ」

 

 その話を聞くとオリビアは激怒して答えた。

「なぜ、あなたがマーク様を独占するの。徹夜何てさせない。徹夜する前に、マーク様と話しますわ」


「そうはいけませんわ。マーク様との遊びは約束なのですから。邪魔はさせませんわよ」

「そのようなことあなたがきめていいはずないわ。そうだ、マーク様との遊びに私も入ろうかしら」


「なんて図々しい女なんですの。これはわたくしとマークさんとの約束ですのよ。ふざけたことを言うもんじゃないですわよ」

「ふざけてはおりません。きっとマーク様だったら、わたくしが遊びに加わるのを快く引き入れてくれますわ!!」

 オリビアもスカーレットも怒りながら話し合っていた。


「なんて女ですの。本当に図々しい女ですわ。そんなことさせないように妨害しますわ。」

「本性を出したわね。こっちかって、二人きりで遊ばせなんてさせないわ。こっちも妨害してやるわ」


「なんですって」

「何よ、独り占めしようとしているあなたが悪いんでしょう」

 スカーレットとオリビアは激高のあまり取っ組み合いの形になっていた。

 その光景は、周りから見ると末恐ろしく見えた。


 そのころ、僕とマークさんはお嬢とオリビアさんを中庭で発見した。

 僕とマークさんは近づこうとしたが、二人の様子を見て僕たちは近づくのをやめた。


「なんですの。ふざけたことばかりいいやがって~~」

「ふざけているのはあんたでしょうが~~」


 僕たちは二人が取っ組み合っている姿を見て、真顔になった。


「アンドリューさん、どうやら今の二人に近づくのはよくないですよね」

「ええ、いま近づいたらどんな目に合うか分かったものじゃありません」

「でしたら、私の部屋でボードゲームをして遊びませんか?」

「それはいいですね。楽しそうです。」

「では、今すぐ私の部屋に向かいましょう」

「ええ、そうしましょう」


 こうして僕達は、マークさんの部屋で遊ぶことにした。

 僕とマークさんは色々遊びながら話し合い、友情を深めたのであった。

ここまで読んでいただきありがとうございます!


「面白そう」「続きが気になる」と感じましたら、「ブックマーク」と「☆☆☆☆☆」を「★★★★★」にしていただけると嬉しいです。


是非協力よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ