表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
加速する現想譚  作者: 無碍
2章 連速
12/38

12th 色々買い物

どうも、起居です。

いやはや、ノリでかき始め、設定も固まってきました。

で、行き成りですがPV1万有難うございます!!

ていうか、本当に毎回読んでいただいてる皆様、有難うございます。

これからも頑張っていきます!

では、どうぞ!!

 国境の町。

 堅固な外壁がそびえて、帝国からの侵略を防ぐ役目なのだろう。

 何か一発で切れそうな気もするが。

 見張りの兵士とかも何か微妙にやる気がないし、その上市場が賑ってるものだから本当に国境なのか分からない。

 てか攻め込まれたら大丈夫なのかこの国。


「……帝国は、温厚な人物が多い。……まず侵略は無い」


「お、そうか」


 ふむ、成る程。


 現在は馬車を降りて、ギルドの中で一服中。

 依頼を果たし、お金も手に入れたし。

 今までの装備、剣以外を売っぱらって新たな装備を手にいれた!!


 はい、どこのRPGって突っ込まないでね。結構重要なんだから。


 取り合えず、俺は黒いトレンチコートと、下に着る胸当て、手甲と指貫型の手袋。後は肘当てと脛当て、最後に退魔製の銀が仕込まれた革靴。

 剣みたいに作り変えればよかったんだが、どうにも出来ない、というか、しようとしたら壊れた。

 何かコツが在るらしい。勉強せねば。

 あ、あと短槍を一本。投げれるし振り回せるいいものだ。

 柄はミゲルナの木という何か硬くてしなるヤツ。刃は練成魔鉄という魔術で作られたかなりいいものらしい。お陰で5ソルもかかったけどね!!


 で、レイシアはと言うと。


「……にしても、ホントいっぱい買ったよなぁ」


「……ん」


 ついと後ろを見てみる。

 其処には馬車ならぬ狼車が。


 ……いや、ツッコミを入れたいのは分かるけどさ。


「ていうかホントにコイツ噛んだりしない?」


「……此方から危害を加えなければ噛まない。……リウォルグは草食」


 この巨体で!?


 狼車を引いてるのはそのまんま巨大な狼です。でっかい。

 毛並みは銀色で、何と言うか凛々しいというのが一番しっくり来る。オオカミ的イケメン。


 この町で買ったわけですが、何か気性が激しかったらしく、相場の一ソルから五ウィルにまけてもらった。

 ぶっちゃけ何処が激しいんだろうかこの子?

 そりゃ多少は怖いよ? でかいから。

 でも俺が撫でてもレイシアが撫でても普通に気持ちよさそうに喉を鳴らすだけと言う。


 ああ!! いい買い物したよ!!


 で、そんな感じで馬車も付けて貰って結局三ソル。安ッ!?

 まあ、そんな感じで買ったら、レイシアも買うらしく付いて行った訳ですが。

 先ず買ったのが杖。世界との適応力が強くなるらしい。

 で、次が魔道書やら研究所やらなんやら。


 お陰でええ、十三ソルも使いましたよ。

 泣いていいですかチクショーッ!!!


 まあ他にも生活用品その他諸々を買い、そんなわけで、手持ち金が約半分です。


「……クレインは、良く食べる」


「そうなんだよなぁ」


 二人きりで無い限り彼女にはクレインで呼んでもらってる。

 何時何処に刺客がいるか分からないからなぁ。恐いっての。


 とは言え、結構食べるのは事実。

 元の世界でも良く食べる方ではあったが、こっちに来てからというもの余計に増えた気がする。まあ、大した意味は無いのだろうが。


「まあ、俺の食費の分も合わせて、ちゃっちゃと依頼を受けて、こなしていきますかっ」


「……ん」


 ヴォフ、とリウォルグ。

 彼は今、ギルドに併設されたペット小屋に置かれているわけです。

 というか、ギルドがでかいからそんなに大きく見えないけど、普通に肩高2メートルくらい在るし。


 で、其処に彼を預けて依頼を見に行くわけですが。


「……貴方も、Aランクになったから、色々な依頼が選べる」


「何でこう、直ぐに上がったんだろかね」


 何時の間にかAランクて。

 まあ別にいいけどさ。


 そんなところで依頼を探していく。


「んー……中々良いの無いかぁ」


 ゴブリン討伐は報奨金低い。ウォウウルフは遠いし、運搬や採集はアウト。


 ……マジで言いの無いなおい。


「なあ、そっちいいのあった?」


 横で探してるはずのレイシアを見る。

 彼女は結構背が低いから見下ろす形にな―――


「……ん?」


 その手には一枚の依頼紙が。


「ちょ!?」


 何時の間にィ―――!!!?


「……これ」


「え、や、ちょ、何時の間に」


「……」


 冷静な眼が輝いてますよ!? あれ!? あれぇ!?

 何!? この俺を解体して良いよって言ってみたら的なレベルの眼の輝きは!?


「え、えぇと何々……?」


 要約。

 ワイヴァーン一体の討伐。

 場所。

 リンダルンの森。

 つまりは直ぐ近く。

 報酬。

 十二ソル。

 ソロモンの魔道書……っておい!?


「絶対これ目当てだろ!?」


「……」


 ふるふると首を振る彼女。

 絶対嘘だろ!?


「……直ぐ行く」


「!? いやちょっと!?」


「……店主、帰ったら払う」


「そのまえにこの手を離せぇ――!!?」




 結局行くことになるわけですが。

 弱いな俺。とほほ。

レイシアさんは好奇心の塊です。

つまりは大人っぽい所もありますが、その下には超子供っぽいところが。

で、一万PV御礼として、次はレイシアさんサイドでお送りいたします。

因みに、そろそろ新キャラが。

彼女の気持ちをとくとお楽しみに〜。

ではではっ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ