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転生先でゲーム脳をフル回転する話  作者: 外付けうち窓
第一章 チュートリアルでフル回転
6/12

セーブ6回目 サブ武器とリザルトと異変の原因

続きました。Bボタンと同時にAボタンを押すのは難しいもんです


追記 一部手直ししました

再追記 一部修正しました

 残り二匹。一匹はこん棒を持った前衛役(さっき武器を吹き飛ばしたが、ナイフ持ちにとどめを刺してる時に拾ってきたのか)、もう一匹は弓を持った後衛役。前衛はある程度削れてるが後衛を一度も殴れてない、まだまだ油断はできない状況。


「とりあえず頭数を減らしてからだな…」


 そう言いながら走り出す。この戦闘が始まって初めてこちら側から攻める。こん棒持ちが立ち上がるが、殴られた所を手で押さえている、ダメージはだいぶあるようだ。あと数歩でお互いの間合いになる、そんな距離まで詰めた時、


ヒュッ トスッ


 足元に矢が飛んできた。こちらの前進を止めるための牽制射撃。さすがにこのまま突っ込むわけにもいかない、やはり相手の隙を付く戦い方でいくしか…


『ギージャジャジャジャ!!!』


 弓持ちが叫ぶとこん棒持ちが弓持ちの盾になるように陣取る。おそらく弓持ちがリーダーなのだろう、鳴き声で部下に指示を出し部下はそれに従い行動する。連携を取られると厄介だ。


「危険を承知で突っ込むか…ッ?!」


 突撃する体勢に入った瞬間、矢が飛んできた。牽制ではなくあきらかに命を狙う照準、頭、心臓、足、腹。続けざまに急所や当たれば致命的な状況になる部位に飛んでくる。


ヒュッ ヒュッ キン!ヒュッ キン!キン!


 幾つかは避け、幾つかは鉄鎧の性能を引き継いだ上着で防いだ。だが防いだ場所に鈍い痛みが残る。おそらく3~4ダメージといった所か、確実にダメージを受けている。

 これ以上受けるのは得策ではない。しかし弓にしては高い連射速度で飛んでくる攻撃を避けながら懐に飛び込むのは難しい。それにもし飛び込めたとしてもこん棒持ちが立ちはだかる。そいつと戦う間に弓持ちは距離を離して攻撃してくるだろう…これは厳しい状況だ。


「こっちにも遠距離武器があれば…いや!あんじゃねーか遠距離武器が!!」


 武器屋での会話が猛スピードで頭を過る。


『なにか遠距離武器ってありますか?』


(あの時の俺ナイス!!)


 ベルトに付けたホルスターから取り出し、マガジンを装填し、セーフティを外し、拳銃を構える。その間に弓持ちが次弾発射体勢に入ろうとしていた。


「撃たせねぇよ!」


 照準を定め引き金を引く。


バン!


 頭を動かし弾丸は避けられた。しかし無理に避けたのか弓持ちは体勢を崩し倒れこんだ。


(…そうだよ、メインばっかじゃなくサブも組み合わせて戦うんだよ…そういえばサブ武器のRチャージには世話になったなぁ。というかBボタンでチャージしながらAボタン押すとかかなりきびしいんだよな!!)


 昔やっていたソフトの事を思い出しながら距離を詰める。ここで勝負を決める!


『ギャー!!!』


 弓持ちとの間に立ったこん棒持ちが割って入って来た。大振りで縦に振りおろしてきたその攻撃を左腕を前に出し盾にして防ぐ。


ガキィン!!


「……痛ってぇけど…」


『………ギ?!』


「こんだけ近けりゃ外れねーだろ!」


 銃をトカゲの下顎に当て引き金を引く。


『ギャッ…!!』


バン!


 …だらりとトカゲが覆いかぶさる。残りは一匹。


「これでもくらえ糞トカゲ!!」


 悪態を吐きながら覆いかぶさったこん棒持ちを弓持ちに蹴り飛ばす。体勢を整えた所に邪魔な肉塊が飛んできた。それをモロに受け止め、弓持ちは一瞬怯んだ。が、すぐさま払いのけ弓を構える。

 だが、キョロキョロと周りを見渡している。どうやら敵を見失ったらしい。遮蔽物のない上からだとそれがよく見える。


「く!た!ば!れ!!!」


 そう叫びながら構え、こちらを見上げる最後の一匹にとどめを刺す。


バンバンバンバンバンバン!!!!











 着地し、肩で息をしながら周りを見る。一匹は頭を砕かれ、一匹は投げ捨てられた体勢のまま、一匹は穴だらけの体で倒れている…


「はぁ…はぁ…最初の強制戦闘にしては…難易度高くねぇ…?」


 とりあえず体力を回復しよう。ベルトに引っ掛けてたアイテムポーチを掴み、中から150ペットボトルを太くしたような瓶を取り出し、中に入っている緑色の液体を飲み干す。

 ほんの数秒すると左腕の痛みや矢を防いだ場所の痛みがスゥッと消えていく。幾分か楽に呼吸できるようになった。


「回復薬ってこんな効くんだな…味は良くないけど」


 もう一度周りを見渡す。………今のところ敵らしきものは見当たらない。少し休憩できそうだ。


「そういやナイトは今どのあたりだろう…あっちも戦闘になってたりすんのかなぁ。とりあえず戦利品を漁るか」


 モンスターを狩猟したら剥ぎ取りをする。ハンターの常識………今は冒険者か。とりあえず何か有用なアイテムはないかと近くの穴だらけの死体に触ると…


サラサラ…


 黒く細かいものに砕け、風に乗って跡形もなくなってしまった。他の死体も同様に、触った瞬間崩れさり、残ったものは敵が使っていた武器と防具、それと数枚の金貨だった。


「取得アイテムはこれだけかぁ。ま、この世界のお金が手に入ったしよしとするか。武器や防具も売れば少しの金になるだろう」


 アイテム漁りが終わったら次は反省会だ。相手は三匹、こちらは一人での戦い。数の不利はあったがさすがに時間をかけすぎている。タイム評価はD辺り。

 次はダメージ量。体感的に体力半分以下にはなってないだろうが避けれる攻撃、避けなければならない攻撃を幾つか受けている。これはC評価だ。

 最後に個人的な評価。今回は初戦だったがある程度体は動けていた。次はもう少し攻撃のバリエーションを増やしたい、甘く見積もってCだ。

 総合的に見ればDよりのCといった所か。だが今回はソロでの立ち回り、パーティプレイだとどうなるか…


「まぁそこは回数重ねるしかねーか。とりあえずナイトと合流……」


 何かいるな。数は二匹か…こっちから仕掛けたほうがいいかもしれない。マガジンを装填し銃を構えながら警戒していると赤いなにかと青いなにかが現れ叫んだ。


「待ってくれ!戦う気はねーんだ!!」











 現れた二つの影をよく見ると筋骨隆々で、虎柄のパンツを履き、頭から角が生えている赤と青の人型の生き物だった。

 鬼。細かく言えば赤鬼と青鬼だ。背中に金棒を背負っている。


「頼む!戦う気はないからその飛び道具は下してくれ!」


 青いほうが念を押すように言ってきた。正直信用しきれない…


「………下してほしいならあんたたちの持ってる武器をどっかその辺に捨ててもらおうか」


 鬼たちはそそくさと背中に付けていた金棒を自分たちの横に放り捨てた。捨て渋ったりしなかったのを見るに、戦う意思はない…のかもしれない。銃は下すが警戒を解く必要はないだろう。


「と、とりあえず話を聞いてくれるか?」


「まぁ、聞くだけなら」


「ありがてぇ!まずは名前からだな…俺は赤田ごん次郎。こっちの青いのは青田たろう丸てんだ」


「待って、ちょっと待って。なんでそんな時代劇じみた名前なの?世界観違くない?」


 さすがに唐突すぎる和テイストの名前は受け止めがたい。


「世界観は確かに少し違うかもな…」


 青いほうが答えてくる。というか世界観とかお前も言うんかい。メタ発言じみてるな…


「今はそんな話してる場合じゃねーだろ!とにかく転生者のお前に頼みがある!この先にいるデカブツを倒してほしい!」


 赤いほう、赤田という赤鬼が深々と頭を下げて頼み込んでくる。大分切羽詰まっているようだ。


「でかぶつ?」


 青いほう、青田という青鬼が前に出て説明してくる。


「俺たちはいつもどうり管理エリアに入ってくる新米冒険者と戦う準備をしていたんだが突然そいつは現れた。どこからともなく黒い霧みたいなのが来て、数か所に集まったかと思ったらトロールみたいなのと黒いトカゲ三匹になったんだ。」


「みたいなの?」


「真っ黒なトロールってのを聞いたことはない。それに言い方は悪いがあいつらは「物を使う」って発想ができないくらい頭のできがよくない。だがあいつは近くにあった木をへし折って武器にしだしたんだ。見た目はトロールだが別物と考えたほうがいい」


「なるほど…であんたたちはそのトロールっぽいやつやトカゲと戦ったのか?」


「まさか?俺たちが戦えるのは精々レベル2までの初心者冒険者くらいだよ。ハハハ!」


 なんかこの青い奴少しメタくないか?


「青田!お前少しは緊張感を持て!このままじゃ俺たちの仕事がなくなるかもしれないんだぞ?!」


「仕事?なんかやってんの?」


 青おいほうがきょとんとした顔で言ってくる。


「やってるもなにも、あんたが行こうとしてた祠の管理をマスターから頼まれてんだよ、俺たちは」


「…まじで?」


「まじまじ。というかこの辺にいるモンスターは皆マスターの知り合いか世話になったことのあるモンスターだぞ?」


 そんなこと一言も言われてないけど……というかこの青鬼メタ発言もそうだけど全体的に少し軽いな…そう思っていると赤鬼が俺と青鬼の間に入ってきて話始める。


「話を戻すぞ!!…黒トカゲ三匹を倒したあんたなら多分トロールもどきも倒せる、頼む!俺たちの仕事場を守ってくれ!!」


「仕事場って……」


「倒してくれたらあんたにクリア証明書渡すからよ、まぁ死ない程度に頑張ってくれ」


 ひょこと赤鬼の後ろから頭をだして青鬼が言ってくる。


「軽いなぁ青いほう…うん、今受けてる依頼はクリアしたいから…そのトロールもどき倒してくるよ」


「本当か?!ありがてぇ!あ!そうだ…」


 赤いほうがパンツの中から取り出したカバンから何かを手渡してくる。


「このお守りを持ってってくれ。何かの役に立つはずだ」


 渡されたのは表面をつるつるに加工された小さな石だった。不思議な力を感じるような感じないような…


「ちなみにそれはスキルポイントが増えるお守りじゃないからな」


 青いほうが補足?をしてくる………お守りでスキルポイントが増えると考えるってことは…


「………青いほう。お前、ハンター稼業やったことあるだろ」


「お!よく気付いたなぁ、てことはお前も?」


 …まじかこいつ。


「はぁ…とりあえずこの先に進めばトロールもどきがいるんだよな?」


「あぁ。気をつけろよ…」


 赤いほうは暗い面持ちで、青いほうは軽ーく手なんか振っている…その二人に背を向け歩き出す。


(チュートリアルクエストのボス戦か。油断しないようにしなければな)


続くといいな

多分続きます。護石掘りはつらいもんです


追記 昔の記憶は曖昧なもんです

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