あんなに非現実的な事が嫌いだったけど、願わくばフィクションがよかった…
初投稿のため分からないことだらけです。書きたいことを書こうと思います。
極道物の小説の為若干ですが、血とかの描写があるかも知れないですがお許しを。
多分そこまで血の描写は出てきません。
作者がグロ系苦手なので。
作者は非現実的なフィクション小説大好きです。
私、雪野 林檎は昔からおとぎ話が大嫌いだ。
いや、おとぎ話というか非現実的なものが嫌いなのだ。
お姫様は色々あったけど最終的には王子様と幸せに暮らしました?ふざけんなよって話だ。
物心ついた頃には漢字が沢山書いてあるノンフィクションの本を読んでもらっていた覚えがある。
聞いた話によると絵本を読み聞かせると大泣きしたみたいだ。
自分でも思う。変わった子供だった。
あ、小学校に入った頃には3つ年上の人を論破して泣かしたことがあったな…
いや…あれは流石にひどかった…今からでも相手に謝りたいよ。申し訳なかった…。
そのひねくれたクソガキのまま成長してきたら、当たり前の如くいじめにも遭ったことあるが、相手をこれまた口でコテンパンにし…いじめといういじめは無く終わっていった。
まぁ、今の今まで私の世界は平和(?)だった訳だ。そうだったんだよ!!!!
でも今、この瞬間にこの平和は消し去ったんだ…
どういう事だよ!!!!
私を極道の家の養子に出すって!!!!!!!
いやいやいや、意味わからないから。
ってかありえないからそんなの。
どこの漫画だよ!!!!
こういうの私嫌いだよ!!!
「すまないな…林檎…でも父さんもこうするしか方法がなかったんだ…」
「いや、まって、まずこうなった理由を話すのが普通でしょ!?」
「いや…実は父さんの会社が借金をしてお金を借りたんだ。でも返済できなくなってしまってな…そのお金を借りた会社がその極道の家に繋がっててな…で、かくかくしかじかでお前の娘を養子として差し出したら許してやると言われたんだ…。」
「いや、かくかくしかじかってなんだよ。大事なところ結構飛んでるから!?」
いや、正直いって意味わからないよ。
「本当に本当にすまない!!!!父さん失格だよな…もう父さん死ぬしか…」
「そ、そこまでしろって言ってないやん!?
ハァ…もういいよ…私がそこに行って大人しくしてればいいんだし…なんて名前の所なの…?」
「…赤芦組の灰島さんの所だ…」
「ふーん…赤芦組の灰島さんねー了解ー」
っと言ったはいいのだが……
明らかにやばいお家感が半端じゃない。
どこぞのヤクザ映画や漫画に出てきそうなお家がそのまま目の前に建ってる。
「あのお家ってノンフィクションだったんだね…初めて知ったよ…」
すごいよヤクザ映画、ヤクザ漫画。
ちょっとフィクション見直したよ。嫌いだけど。
「入りたくないなぁ…でも入るしかないよね…」
なんで新しい家族のところに行くのに死ぬ決心をしなきゃいけないのかが凄く謎だが、死ぬ覚悟をして、頑丈そうな門をノックした。
これは私の人生のすべてノンフィクションである。