表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/30

最終回 これからも

この話で、最終回です。

夕陽の状態が、落ちついたのを確認して、家に帰ってきた。

リビングに入ると、朝陽兄さんが、ソファーに座って、ぼんやりとしてた。



「 お帰り、色々大変だったみたいじゃの」

「 うん、まあ。」


朝陽兄さんの他人事のような物言いに、実の妹の事じゃろと叫びたくなるのを、俺は我慢する。

実家を出る際、親父に言われた事を思い出したからだ。


『 朝陽の態度が素っ気なくても、責めるなの。あれはあれで、夕陽の事心配しんとんでよ』


普段は、変人過ぎて、何考えてんだかわかんない朝陽兄さんだけど、誰よりも、夕陽の事を心配してる。俺は、自室へ戻る足を止めて質問した。


「 なあ、朝陽兄さんは夕陽に会いに行かんの?」

「 ん? 会いに行くよ。さっき、瞳子さんに、メールしたら、夕陽が退院したら、夕陽の彼氏に会わせちゃるって、言ってたって、返事が返ってきたで」

「 あっほうなん」


朝陽兄さんは、先程までの気の抜けたような顔から、ヘラリとした顔で、スマホを見せくる。

母さんが隠し撮りでもしたのか、実家のリビングで一緒にいる拓人と夕陽の写真だ。

――俺としては、若干イラッとくる写真だ。 だけど、朝陽兄さんは、嬉しいのか、へらへら笑って見てる。

これはこれで、別な意味でイラッとくるけどな。


「 夕陽に、こんなイケメンの彼氏が出来るとはね。恋愛は、少し早いと思ってたけど、夕陽は、可愛いから仕方ないね。瞳子さんの話じゃ、この林原くんの一目惚れなんだって?」

「 知らん! 俺にその話ふらんといてくれ。 俺、ちょっと寝たら、勉強するけ」

「 あっそ。あーそれと、これお前宛てにきとったで」


朝陽兄さんは、ニヤリと一通の封書をさしだしてくる。俺は、受けとると、その場で開封した。


「 服部工業創立記念のパーティーに来なさいって、なんで俺が行かんといけんの?」


服部工業というのは、日本を代表する企業。主に、医療機器なんかでは、日本のトップシェアを誇ってるんだ。言わずもがなひなの実家が経営してる。ひなのお祖母ちゃんが、会長が務めてる。ああ見えて、あいつって、あいつお嬢様なんだよな。って、今は、俺がパーティーに行かんといけん理由だ。


「 仁、宛名見たか?」

「 宛名 ? 服部はなこって、ひなのおばあちゃんじゃん。」

「 ちいと前( 少し前)にな、用事で広島戻った時に、はなこさんに会ったんよ。そん時、お前達が付き合ってんの話しちゃった。そしたら、お前をひなの婚約者として、パーティーで発表するって言ってた」

「はああ? なんじゃそら。」


思わず叫んじゃったけど、冷静に考えてみりゃ、いずれは、こうなるかもって、頭の中じゃ思ってた。


うちの経営する病院は、雫が跡を継ぐと中学生の頃宣言してしまって、両親もその事を承諾してる。


俺は俺で、子供の頃から、ただぼんやりと、服部の家に婿養子になれたらいいなって思ってたし。

服部の家は、代々女性が当主になる事になってる。理由は、男性は、服部の家を飛び出してしまうらしいからだ。

実際、ひなのお父さんは、東京で政治家やってるし、ひなのお兄さんの茂兄さんは、広島の自動車メーカーに勤めて、若いながらも、それなりのポストに就いてるみたいだ。


まあそれは、いいけど、このパーティーをきっかけに、また一波乱ありそうだな。俺は、一生ひなとその回りに振り回されそうだ。


すごく中途半端なんですが、この続きは、新しくひなの目線で書いた物にしようと思います。

最後まで、ありがとうございました。次作

「 服部ひなは、吸血鬼でお嬢様?!」もよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ