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こうして俺は、吸血鬼になった。  作者: ねこた まこと
告る 告られ。告りれろ。
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20 お願い その2

更新遅くなってすみません。

「 うー。仁の方法しかないんよね? じゃあお願いしよかな。」


( 一生のお願いって言えば、大概の事はきいてくれる仁に、こんなカード切られるとは思わんかった。まぁあの勘違い野郎から逃げる計画には支障ないけど。)


ひなは、心の中で腹黒い事を考えながら、話を進める。仁は仁で、腹黒い事を考えてるとも知らずに。


(結果的にお願いは成功か。まあ、成功すれば、ひなと付き合えるかも。)


「 よし、今から試すか。 実は最初から、そのつもりじゃったし。」

「 能書きはええけ。早く試そ。」

「 いっせーのーで。噛みつくで。」

仁とひなは、恋人同士が抱き合うように、お互いの体を抱き止めて、首もとに牙をあてがう。


「「いっせーのーで。」


ガブリとお互いの首もとに噛みつき、血をすする。


「いった。」

「 痛い。」


かき氷を食べた時のように、キンっとした頭痛の後、二人目を開けた。


「 入れ替わっとる。」

「 やったー成功。」



仁の中に入ったひなは、ピョンピョンと跳ね回り、子供のように喜び、ひなの中に入った仁は、どさくさ紛れに胸の感触を堪能したりと、しばらくそれぞれ成功した喜びを噛みしめていた。



落ちついた二人は、ひなの部屋で作戦会議を開いていた。


「 うーん。こんなにあっさり成功するとわね。」

「 でも、これで今度の休みまでに何回か練習して、慣れときゃええが。」

「 ほうじゃね。そういやさ、さっき言うとったお願いって何?」

「 ああ、この入れ替りの魔法の方法を試さしてって、お願いしようと、思っとったんじゃけど、お願いせんでも、結果オーライじゃったし。」

「 ふ~ん? そうなるように仕組んだんじゃないん?」


ひなは、ジーッと半目で睨んでる。相手に疑いを持っている時、ひなは、こうやって相手に口を割らせようとする。仁は、ひなの無言の圧力にどうにか耐える。


「そっそんな訳なかろうが、それよか、さっき話した作戦の概要の確認せん。」

「 むぅ、わかったよ。」

ひなは、納得いかないものの、あんまり引き下がり過ぎても、仁が意固地になって、自分の計画がおじゃんになるのも嫌なので、ここは、大人しく引く事にした。


「とりあえず、仁がウチの代わりにあの勘違い先輩とデートする。んで、ウチは、渉くんとえと、林原くんと尾行する。」

「 ええけど、渉はともかく、拓人は、あっさり信じるかな。入れ替りの魔法とか、俺らが吸血鬼だとか。」

「 大丈夫じゃろ。仁の親友なんじゃけ。」

「 ……またよくわからん自信じゃけど、まあええか。」


仁とひなは、再び吸血をして、元に戻った。それから、数日間『入れ替りの魔法』を練習したり、デート当日に備えて、作戦を練ったりした。




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