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帰り道、謝罪される。

とりあえず家に帰ってから読もうと思い、アイドル心得を袋の中に入れておく。


そして、家に帰ってる最中にあった出来事を話そう。


「あ、君!!少し待ってくれないか!!お詫びしたいことがあるんだ!!」

「まってぇ~。あなたにお礼を言いたいの!!」

と、今日花音をナンパしていたチャラ男を連れて行った二人組だった。

一人は海パンにジャージで、もう一人はセーラー服だった。



「すまなかったな………。僕は海原かいはら 直也なおやといって、赤の服だった方の彼氏だ。昔からの幼なじみであるんだが……あいつには人の彼氏である自覚が無くて、ナンパなどというくだらないことをほぼ毎日やっていたのでな…。お仕置きをしていたら君はあの場からいなくなっていてね……。お詫びとはいってはなんだが、この名刺を受け取ってくれ。俺の父はこの県の警察をまとめあげているんだ。それに連絡すれば、いつでも助けられる。まぁ、野暮用でなく、他の女の子がナンパされたときなど使うといい。とはいえ、千畝にも困ったものだ。」

「私もねぇ!!はい!私が働いている店の割引会員カード!!特別製だから今から20パーセントオフよぉ~。ほんっと、まーくんはこまったちゃん!!だから、今日はイ~ッパイ気持ちよくしてもらっちゃった!!」

まーくんこと馬原まはら 俊夫としおの身に何があったのかは考えないでおく。



俺はチャラ男×ガチムチとかチャラ男×オカマでは萌えないんだよ………………………。

生々しすぎるし。



「あ、私はぁ、差畑さはたけ かおる!!とりあえずファンシーショップの店長やってるわ。まぁ、チェーン展開してるから、さっきのカードの使いどころは多いかもしれないわよ?」

「ちなみに僕の好きな人はかっちゃんだけだから、君を襲うことはないからな。」

「うんうん!!浮気はしないからね私たち!!じゃあね~。また会うことがあれば!!」

「いつでもこの名刺を頼ってくれよ!!」

そして二人は嵐のように去っていった………。



とりあえず見送ると、トトからメールだ。

『ゲーセンでブラックメイド黒城一夜のフィギィアシリーズがクレーンで解禁されたのです。なので、取ってきてもらえると嬉しいです。まぁ、ただでコスプレしてもらうのにかわりは無いですからねです。』

ちょうど近くにゲーセンがあった。

まぁ、小金は残ってるし、あそこのはがんばれば100円でいくらでも取れるからな…………。



ゲーセンに入ると当然のごとく騒音が耳に入る。

スロットゲームやリズムゲームのうるささで頭がどうにかなってしまいそうだ。

音に耐えながらクレーンゲームに向かう。

ここのクレーンゲームは、一回成功すればもう一回無料でできる………のループだ。一回で落とすのを繰り返せばワンコインで筐体の中のもの全て落とすことも可能だ。

クレーンゲームの所に行くと、幸い件の筐体には誰もいなかった。あのフィギィアは全部で4つ。しかも結構取りやすい所にあった。

………さて、取りますか。



箱物は、箱のふたの辺りの隙間を突くのが普通だが、結構細いのだから、それなりに集中力がいるものだ。しか、それぐらいなら、締め切り前のトーンつけに比べたら朝飯前だ。


そう思いながら最後の一つを取ろうとしたとき、ドスンと振動が筐体に入り操作をミスった。

自分もこの作品は好きなので、トト用の三つ以外に自分のも取っておこうと思ったのだが、最悪なことに、さっきの振動でクレーンが止まったまま動かなくなっていた。これでは再開することができない。動かなければ、とれるものもとれないのだから。


係りの人を呼ぶ前にさっきの振動が何だったのかを確かめると、なんかチャラい男がフードの子に俺のやっていたクレーンゲームの筐体の隣の筐体で壁ドンしていた。片手の奴ね。

フードの子は怯えている。

「おいおい、調子のってんのかコノヤローがぁ!!」

「や、やめてくださ……。」

「あぁん?ただ金出せっていってんだろ!!」

と、またもチャラ男だった。


とはいえ、フィギュアをとれなくしたというのは腹がたつ。

「あの~。」

「なんだ?おらぁ!!」

チャラ男はこちらに怒鳴るが、はっきり言って迫力不足だ。

「いや~、ちょっとですね………。」

と、相手の出方を伺っていると、

「うっせーんだよ!!キモオタ!!」

と俺の手首を掴んできた。まぁ、これのおかげで正当防衛が確立するんですが。

後、俺はオタクじゃねぇ。

オタクと腐男子は違うんだよ!!

とりあえずチャラ男の腹を蹴ろうとするも、少し距離が足りず、

「ごぼ………は………。」

と、奇声に近い声を出しチャラ男はその場で気絶した。

うん、間違いなくアソコ蹴ってしまってたね。



とりあえずあのガチムチからもらった名刺に電話すると、無音がしばらく続いた。そして、すぐに青い制服を着た警察官が来てチャラ男を連れて行ったのだった。



これは後日聞いた話なのだが、駐在所の近くでチャラ男の色っぽい声が聞こえるようになったという


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