表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/43

クラスメイト紹介…… その5

「私は、出席番号16番、夜裂よさき 陽炎かげろうだ。出身は的一中、部活は幽霊になると思うが美術部に所属するだろう。」

黒く長い髪を揺らしながら彼女…………夜裂は言った。


……………。

そいつの自己紹介でほとんどの奴らが固まった。

固まらなかったのは俺と付喪と未咲ぐらいだ。

まぁ未咲は告白してたからな………。フられてたけど。

付喪に関しては、ただラノベに夢中になっているだけだと思われる。


「一応夜裂コンツェルツのオーナーの娘だが四女だからそこまで高い身分ではない。それに兄が三人いるから余計にな。柚子宮のようにくだらない話をしないのならば積極的に関わりたいと思っている。よろしく頼む。」


夜裂コンツェルツは国内でも有数なグループだったと思う。

確かジュピターを運営している操実コンツェルツと同等のグループだったはずだ。


…………コンツェルツという言葉を聞くと、いつも祖父の言っている、『儂はコンツェルツに友人などおらんし、当たり前じゃが財閥やらなんやらなら酒飲み友達が一人おるんや。今度紹介してやろうか?』と、小学生ぐらいの頃言われた覚えがあるのであると思い出す。まぁ、そこら辺の記憶は色々あったらしく、記憶が鮮明にならないのだ。




「後、一応彼氏はいるから告白はしないでくれるとありがたい。特に未咲のように自分の都合だけ考えているような告白をしてくる奴は生理的に受け付けられないからな。」


そう言って夜裂は座った。


平凡そうな、いかにもラノベの主人公的な髪をした次の奴がかわいそうだったが、彼は、少ししたらすぐに立って自己紹介を始めた。

「………あっ、次ですね………。出席番号17番、夜鷹よだか 市蔵いちぞうと言います…………。部活はあったらバードウォッチング部に入ろうと思いましたが無かったので中学から続けている帰宅部にすることにしました!!」



ここらへんの中学は基本的に部活に強制入部させられる学校が多いため、多分他県から来たんだろう。

ちなみに俺の中学時の部活は…………人気のないために部員が一人ずつ、練習の殆ど無かった射的部だった。


とりあえず大会などの記録作りのためにチェンバロサークルのメンバーでサバゲーの大会で優勝したりしたので内申的に問題はなかったはずだ。大会にも一応は出てたし。


「親の転勤などで最初は子の近くの小学校に通っていたのですが、山陰の方に引っ越して、中三の11月ぐらいにここに戻って来て夢町東三中に転校してきました。なので部活経験はありません。誘ってくれる人がいたら運動部でも文化部でも行くかもしれません。体力は人並みなので…………。」

まぁ、人並みとは言っていても分かりづらいだろ………と思ってしまう。


「好きな作家は宮沢賢治です。この名前もその作品から貰いました。アイドルでは九条弧鉄が好きです。シュクレガトー関連でフェアも好きではありますが、やっぱり看板の九条さんが一番です。」


そういえば九条さんって、看板アイドルなんだよな…………。シュクレガトーの。まぁ、バラエティとかを見るのが少ないからテレビで見ることが少ないのだけど。




さて、次のやつは、妙にハイテンションだった。

多分ラノベで親友クラスの奴だと思う。夜鷹を主人公に例えたとしたらだが。


「出席番号18番の四谷よつや 聖一せいいち!!で、イチゾーとは幼なじみでっす!!まぁ離ればなれになったけどさ!!イチゾーの前の家別の奴住んでたからイチゾーと入試会場で再会するまで分かんなかったしさ~。」

すると、夜鷹は四谷の声に合わせた。

「ここに戻ってこれるとは思ってなかったしね。父さんが転勤先で出世してたから………。もうここに永住するつもりなのかなと思ってたんだよ………。あの時の家も売りに出してたし。」


まぁ、ラノベっぽい流だなぁこいつら…………。

「まぁ、夢町北中出身で、部活はイチゾーとは違ってバスケ部に入るつもりなんでよろしく~。バスケは自信あるスポーツだからな!!」

「………セーイチは美人なマネージャーがいるバスケ部に入りたいって言ってたよね………?」

「ギクッ。そそそそそそそそそんなわけないって……。」

「小学校の時からの癖直しといてよ………。セーイチは嘘を言っているときに必ず右手の中指で右目のまぶたを持ち上げるしぐさ………。ってかなんでそんな癖なのさ?」



………………確かに、それはそうだと思った。

「小学校の頃から女の子にかっこよく見られようと変な風になってるからね…………。」

「なんだよ!!小学3年からすでにトランクスになってなにが悪い!!小学4年から黄色いポストの中のエロ本をこっそり抜き取ったりマッサージ師の資格取ってたりワックス買い占めたりするののなにが悪い!!」

「そんなんだからモテないんだと思うよ………。」

確かに、殆どの女子はひくだろうな………。

特に黄色いポストの所で。


「…………好きなアーティストはCCC48とかコロナとかラビアとか…………。」


ラビアで俺はさらにひいた。

あまり知られていないが、ラビアというのは基本的にバラエティでも歌番組でも水着、水着+パーカの服装で活動するグループということにはなっている。


どうせ水着姿狙いなんだろう……………。


「これからよろしく!!」

四谷の声はあっさりと無視されていたことで、四谷は泣いていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ