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第六話 「"生徒会"と"妹"」

ユウタのクラスにかずし達が!?

そして謎の少女は?

ユウタ達は思わぬ所で思わぬ人物と出会ってしまう。

それは七年前に一緒に戦った仲間達……かずしにしゅんすけ、しおん、なるみの姿があった。

「かずし………?」

ユウタはかずしの姿を疑う。

「おいかずし、こいつらの知り合いか?」

しゅんすけはかずしの肩に腕を乗せて言うが

「知らない。」

かずしはキッパリ言った。

「しおんとなるみは?」

「分かりません。会ったことはありませんから。」しおんも同じような事を言う

「私も知らなーい、しゅんちゃんはどうなん!?」

逆になるみはしゅんすけに振る

「悪いが俺も知らん!きっと人違いだろ〜」

「…………」

ユウタは何も言わず椅子に座る。

「取りあえず、コレで一年が一人と二年生が八人を確認しました。井上先生、あとはお願いします。失礼しました。」

かずしは一礼すると四人は教室を出る。

「彼らがうちの学園の生徒会にADBのエース達だ。クラス対抗大会でも彼ら二組の優勝して俺ら一組は最下位に近いクラスなんだ。」

先生は落ち込む。

「先生、今度のクラス対抗大会はいつですか?」

「確か二週間後の金曜日だけど……どうした?」

「次のクラス対抗大会………俺が出ます!」

その発言にクラスは何秒か静まるが、その後驚きの大声が広まる。

「高村本気か!?あいつらに勝つ可能性なんて、0に近いぞ」

「"可能性"なんて自分で決めます!だから俺を出して下さい!」

「仕方ないな。」

ソラが席から立ち上がる。

「付き合ってやるぞ。なんか楽しそうだから。」

「ユウタっ!私も出るよ。西東京学園の意地を見せましょうよ。」

「確かこの学園は一クラスの四人組で三クラスで行って1on1on1で戦い、勝利数が多いクラスの優勝だそうですよ。勿論私も出ますよ!」

マリも出る姿勢を出す

「そうかっ!ありがとう、お前達は希望の星だ!頼むぞーーー!!」

井上先生は涙もろいに流す。



「多分次の対抗大会、彼らが出ると俺は考えるな〜」

生徒会室でしゅんすけは予想を言う。

「確かにね〜〜前の学園でも強かったらしいからね。あの"高村ユウタ"は」

しおんは資料を見ていた。

かずしは会長席に頭を抱えていた

「どうしたの、かずし?」

なるみは触れる

「"ユウタ"か……」




放課後、ユウタ達は学園に居る間に泊まる学生寮に向かっていた。

「なぁ〜〜寮て、どんなんか聞いた?」

ユウタは皆に聞いた

「確か、何棟かあって一部屋二人組で住むらしいです。」

マリが学園のパンフレットを読んだ

「お前さっきからずっとパンフレットしか目を通していないよな」

ユウタの後ろにある居ているソラが言う。

「だって、学園の近隣にどんな店が在るのか気になるじゃない!」

「マリちゃん!その気持ち、スッゴく判るよ!」

ミキはマリの手を掴むとマリは理解し合った

「やっぱりそうよね!」

「サキは興味は有るのか?」

「そうですね、私も少しは興味はありますね。姉さんはどうですか?」

「私は興味ない……」

ソヒィは拒否するように言う。

そうするとユウタ達は学生寮に着く。

寮は15階建てで一階10部屋あるが小学生の寮もあってユウタ達の寮はちょっと遠くの第八棟の七階の部屋に荷物を置いているらしい……あの学園長が言っていたから、彼等も少し心配していた。

「それじゃまた明日な!」

「うんっ!じゃあね!」

ユウタ達はそれぞれの部屋に入る

部屋割りはソラとバンにサキとソヒィ、ミキとマリでトルナは三組の友達と一緒に住むことになってりょうたも一年のクラスの人と住むことになったが、ユウタは……一人ぼっちだった。ユウタはひとりで嬉しいのか悲しいのか迷っていた。

「何で俺はひとり何だよ………」

するとユウタの部屋のチャイムが鳴る

「誰だ?隣の人かな?」

ユウタは扉を開けると一人の少女が飛びついてくる。

「お兄ちゃ〜〜〜ん!!」

ユウタは体を横に向け抱きよってくる不思議な少女を避けると少女は部屋の床に活きよいよく倒れる。

「誰なんだ?それに"お兄ちゃん"!?」

少女が着ていた制服はミキ達と同じく高等部の制服だったが見た感じ一年生と思われる

「初めましてです!お兄ちゃん!」

少女は床から起き上がって笑顔でユウタを見る

「そもそも君は誰?俺に"妹"は居ないはずだけど……君、名前は?」

「私は"高村"七海です!宜しくです、お兄ちゃん!」

少女は確かに"高村"て言った。でもユウタの兄弟はりょうただけだと思っていた。

「でも幾ら俺を"お兄ちゃん"て言っても、人違いじゃ無いのか?証拠とか無いと…」

「有るよ!」

「えっ!?」

七海は一枚の写真をユウタに渡す、それを手にするとユウタはその絵に衝撃を受ける。

「これって……」

ユウタが見た写真の絵は幼い頃のユウタに父親のユウジに母親のカナ、そして弟のりょうたにそしてそこには彼女、幼い七海の姿があった。写真の裏を見ると一人ずつの名前にも七海の名前があった。写真を撮った日付は13年前の7月7日ユウタが四才の誕生日だった

そしてユウタ以外の家族が居なくなる一年前だった。りょうたはクローズワールドの戦いから二年後、中学にあがる頃からりょうたは実家から姿を現したがおや二人の姿はなかった。

「お前が本当に俺の妹なら、あの日………お前達が消えた12年前に何があったんだ?りょうたも記憶にないって言った。七海はどうなんだ?」

「ごめんなさい……私もりょうたと同じだけど、物心がわかった日には私はこの島に居たの。理由は分からないけど、この写真が全ての頼りだったから。」

どうやら七海は嘘をついているようには見えなかった。二人とも全く同じ事を言っていた。

「わかった。お前は俺の妹なんだな?」

「だからさっきから言っているでしょ!お兄ちゃん!」

「わかったわかった。りょうたとは同じクラスなんか?」

「違うよ。隣の一年二組だよ!部屋は一階下の丁度真下の部屋だから!」

「分かったよ。他に何か思い出したら俺に伝えてくれ」

「良いよ、お兄ちゃん!」

「あとなその"お兄ちゃん"は止めてくれないか?流石に高校生でそれは恥ずかしいから。」

「じゃぁ〜〜"お兄さん"はどうですか?」

「それが良いよ。次からはそう呼んで」

「分かりました!それじゃ私はここで失礼します。」

「また明日な」

ユウタは七海に言うと彼女は手を低く振り、部屋を出る。

「どうだったか?」

七海は部屋の扉の横に背もたれしていた仮面を付けていた少年……ナイトⅣだった

「ヤッパリあの人の言うとおりだね。優しくて良い人だよ。」

「彼らの監視は上がやるそうだ。だから俺らは軽い休暇を得た。暫くは自由にやれ」

「分かった。"自由"にさせてもらうよ。」

二人はそれぞれ去っていく。

(コレで私の準備は整った。これで私は"お兄さん"を………)

七海は一つの仮面を持っていた。



妹の七海と出会う

そしてクラス対抗大会の準備に向かう為、ユウタ達はマリの案で修行をする事に!


次回第七話 「練習試合」


マリ「ヤッパリ修行ですよっ!」

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