第五話 「クロスフィールズ学園」
ついに転校するユウタに現れる人物は!?
翌日
ユウタにミキ、石崎、りょうたは学園長により西東京学園からエリート校であるクロスフィールズ学園に転校する事になった。
荷物を整え島に向かう港に集まっていた。
5人を見送るのに学園のクラスメートや教師達がきていた。
「おいっ!高村!」
ユウタを呼んだのはクラスメートの不良の頭だった。
「何だよ?」
「お前等は俺らの学園の看板を背負って行くんだ。学園に恥を掻かすなよ!お前が居ない分この俺、"橘慎吾"が学園の一位になるからな!」
「わかったよ!頼むで」
ユウタて橘は拳を重ね合った。
「兄さん、そろそろ時間だよ。」
りょうたが言うと学園長から船に乗り始め、船は出航し島に向かった。
「なぁ〜学園長、俺たちが向かう島って何て名前なんですか?」
「"南星島"上から見て星の形をしているからその名前が付いたのよ」
「へぇ〜〜星ですか」
「まぁ、後30分で着くから船の中でのんびりしましょうか!」
「学園長、酒は控えてくださいよ!」
「分かってる分かってるよ〜〜〜」
学園長はのんびりと船の中に入っていく。
「ねぇユウタ」
「なに?」
ミキは何か悩んでいた表情だった。
「私たちはともかく、かずし君やしおんちゃん達はどうなっているのだろう?」
「多分、お前等と同じように記憶を変えられているだろう」
船の室内から五人の人物が現れる。
「ソラっ!?何でここに?」
「お前等と姫の護衛だ。でもお前等にはその必要は無くなったけどな」
「ミキちゃ〜〜ん!」
「マリちゃん!」
二人は喜び合い抱きしめ会う
「良かったよ!元に戻って!」
「ありがとうっ!」
「でも島まで付いて来るのか。」
「さっき学園長という奴に会って、俺達は"編入"と云うことになった。」
なの学園長は何考えているんだろうとユウタとミキは学園長に呆れた表情を見せた。
「取りあえず自己紹介したい奴が居るんだ。」
ソラが言うとバンとトルナだった
「初めまして、バン・アルタリルです!」
「私は嵐山トルナです。宜しくお願いします」
「歳はユウタと同じだから宜しくな」
「そろそろ着きますよ!」
サキは辿り着く島に指を指すと皆その島を見る。
「あれが"南星島"か」
船は島の港に入っていく。
ユウタ達は船から降り暫く山道を登っていく
「緑が綺麗だね〜」
マリが辺りを駆け回っている。
「もう直ぐで着くから、そうしたら各クラスで行くから。」
「学園長!俺達まだクラスを聞いていないですけど」
ソヒィは学園長に聞く
「そうだね、今言うよ!」
そんなムチャな感じで皆聞く
ユウタ、ミキ、マリ、ソラが二年一組で石崎、サキ、バン、トルナは二組にりょうたは一年三組というクラス分けだった。
ユウタ達は何とか学園に着くが辺りは信じられないほど綺麗で大きな校舎が幾つもあった。
「でっか〜〜〜〜い!」
ミキが下から大きく校舎を眺める
「ほんと大きいですね」
サキも同じく眺めた。
「それでは各自、健闘を祈るよ!」
学園長は軽い敬礼をすると、どこの軍隊なんだと思い始める。
「それでは兄さん、又後で!」
「頑張れよ!」
りょうたは先に校舎の中に入っていく。
「俺たちも入るか」
ユウタ達も校舎に入り階段を登り、各自クラスの教室に入る。
ユウタはゆっくり扉を叩く
『良しっ!入れっ!』
なんか暑苦しい返事を聞くとユウタを先頭に扉を開けると………
「「キャーーー!イケメンが来たーー!」」
「おいっ!人気アイドルのミキだぞ!」
「もう一人の子も可愛いぞ」
クラスの人たちは大声が聞こえてくる
「お前等!静かにしろーーー!!」
暑苦しい担当が叫ぶと静かになる。
「それでは、自己紹介してもらうぞ」
「高村ユウタです!宜しくお願いします。」
「ミキ・アルフレドです!仕事は暫く休業していますが、頑張っているので宜しくね!」
「「イエーーーーーイ!」」クラスの男子が盛り上がる
「うるさい!」
「風宮マリです。宜しくお願いします。」
「ソラ・バーニコルです。宜しく」
「よしっ!俺は担当の井上大二郎だ!宜しく!それではそれぞれ机につきなさい!解らないことがあったら、教えてもらえ。」
そう言うとユウタ達は机に付き授業が始まるとまたノックが鳴る
「失礼します。"生徒会"です。今日着た転入生を確認にきました
「えっ………!」
「嘘!?」
「マジで……」
「ここに居たのか……」
現れた人物はなんと
「かずし!?それにしおん達も!」
その姿はかつて一緒に戦った。
かずしにしゅんすけ、しおん、なるみだった。
その光景にベランダの高い木から外で窓を越して見ていた少女がいた。
「あれが"高村ユウタ"…………やっと会えた。…………"お兄ちゃん"」
かずし達と出会うユウタ達……
そして、ユウタの前に現れる"兄"という少女とは!?
次回第六話 「"生徒会"と"妹"」
七海「やっと会えたね、"お兄ちゃん"!」