0つめ! プロローグっ!
おはにちは!らいなぁです!
今回は学校に行っている間に考えた異世界モノです!
異世界モノと言っても異世界に行くのではなく、異世界が来る!?という作品になってます!
警告としては、投稿は不定期になる予定ですので悪しからず。
ちなみに誤字脱字等の問題があればご報告いただければ対処します!
同時進行の「夢も希望も絶望すらない現実」もよろしくお願いします!
こんな話をして誰が信じるだろうか?
突然空に見たことも無いような地上が出現し、重力に引かれ合った惑星は段々近づいてきて。
そんな中、その地上から桜色の髪の美少女が降って来たなんて…………誰が信じるんだ?
俺は空の地面を見上げて、そこが異世界の惑星だと認識するのに時間は掛からなかった。何故ならその地面に……魔法を見たからだ。いや、それだけじゃない。
ドラゴンがゴブリンがサキュバスが天使が剣が魔法が落ちてくれば、誰だって空の地面は異世界の惑星だと思えるはずだ。
もしそうじゃなくても、ゲーム好きの俺には異世界にしか見えなかった。
本当に誰が信じるんだ?こんな話?そう思いながら、俺は無意識に手を伸ばしていた。異世界に?違う。ドラゴンやゴブリンに?違う。天使やサキュバス?違う。剣でも魔法でも無い。
桜色の髪の……少女に。
空から降って来るモンスターや異種族、武器や魔法何かじゃなく、同い年ぐらいの少女に俺は手を伸ばしていた。別に犯罪目的じゃない。可愛いからじゃない。ただ…………何となく。
俺には、異世界やモンスターなんかより、その少女のほうが真っ先に視界に映ったんだ。
そして俺の思考を全て持っていかれた。
『あの子を助けたい』
ただその一点に。そうしたら後は素早い。少女が落ちてくる場所に向けて駆け出していた。
両腕を少女に向けて、顔を上げたまま、一直線に。
物が有るとか、モンスターが落ちてくるとか、剣が落ちてくるとか、そんなことは考えなかった。
それよりも、あの子を助けたいーーーーただそれだけで何でも出来る気がした。運すら味方につけたような、多分そんな感覚。
そしたら難なく辿り着けた。何の問題も無く。何も落ちてこずに。
俺はそれが何でかも考えないで、ただ少女へ両腕を伸ばしていた。
それに少女は返してくれたんだ。両腕を俺に向けて、満面の笑顔で。
意味が分からないよりも先ず、笑い返していた。満面の笑顔で。
そして少女は俺の腕にスッポリ収まったが、俺は踏ん張りきれずに仰向けで倒れてしまう。
幸い地面は芝生だった。怪我も無く、一見すると地面に寝転がっている俺の上に、少女が身を預けているような、カップルみたいな図になっていることだろう。
大丈夫ですか?少女が俺に聞いてくる。俺はそれに……ああ、大丈夫だ。そう笑って返した。
いかがでしたでしょうか?
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