第1話 新人カミサマ
目が覚めると真っ暗な・・・。何か宇宙空間を彷彿とさせるような場所にいた。
俺の名前は・・・。あれ?俺の名前ってなんだっけ?
まずいな。俺、死んだのか?
とりあえず昨日の事を思い出そう。
昨日はたしか、会社の後輩と飲みにいって、
酔っぱらうほど飲んでないはずなんだけどな。
気づかない間に酔っぱらってて、交通事故で死んだとか?
『やっぱ俺、死んだのか!!!』
「死んでませんよ。」
どこからか声がした。
『!! 誰かいるのか!?』
「私の名前はワッカ。天使で、この惑星開発育成シミュレーションの案内役をしています。」
『は?ワクセイいくせい・・・。なんなんだよ!!情報量が多すぎる!!
一個ずつ説明してくれ!』
「りょーかい!。まず、天使の事についてですが・・・」
『この際そんな事はどうだっていい!!』
「一個ずつ説明しろって言ったじゃないですか。」
『惑星育成シュミレーションとかなんとか言う変なやつ!!!』
「シュミレーションではありません。シミュレーションです!」
「それに、惑星開発育成シュミレーションです。」
『お前もシュミってんじゃねぇかよ!!』
俺とワッカが暫く言い争いをした後、
お互い落ち着きを取り戻し、話に戻った。
「このシミュレーションは、とある目的があり、そこであなたが
ここに連れてこられたというワケです。」
『は、はぁ・・・』
俺はもう面倒くさくなり、そのとある目的とやらの事について聞きはしなかった。
「あなたには、このシミュレーションで惑星をイチから開発し、文明を育ててほしいのです。」
『ふーん・・・。』
「そして、惑星開発を進めていくとジンルイが生まれます。
これはあくまでシミュレーション。架空の惑星です。
時には魔法が使える世界になったり、恐竜などの古代生物が絶滅していなければ、ジンルイが恐竜を使役させたりする事もあります。」
『なるほど。つまり 架空宇宙って事ね!!』
異常に飲み込みが早い自分自身に戦慄しつつ、
ワッカは淡々と解説を続ける。
「ただ、ジンルイが滅亡してしまったらゲームオーバー。また次の惑星をイチから創らなければいけません。まずはジンルイが誕生してから、1000万年生かす事を目的にしましょう。」
『ちょ、ちょっと待ってくれ。俺が惑星の生命の全権を握ってるのか!!?』
「まぁそういう事になりますが、これはあくまで架空宇宙です。
惑星にいる生物に本当に命が宿っているワケではありません。」
『そうか。それならあんまり緊張しなくてよさそうだな。』
「はい。肩の力を抜いて、ゲームを遊ぶような感じで楽しんでください。」
『わかった。』
「では、すべて理解できましたね?」
『お、おう!!!』
「では、惑星開発開始!!!」
1話です。
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