2時の窓
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:2時の窓
コツン…コツン…
「………」
コツン…コツン…コツン…
「…」
コツン…コツン…コツン…
「もうまたかよ!!一体何だってんだ!ちくしょう!!」
ガラッと部屋の窓を開けて外を見る。
すると、前の3メーター道路に人影が。
「女…?」を思わす様な人影で、
じっとこちらをにらんで居たかと思うと
パーーっと走り去った。
「あの女…!」
こんな事をされる覚えは無いのだが、
見た感じ女と言うのに心が引かれ、
その女にそれなりの憎悪を募らせた。
「今度来たら、その時こそ…」
実は2〜 3日前の夜にも
コツン…コツンと
部屋の窓に小石を当てる様な音が鳴り、
目を覚まして、同じ様に外を見てみたら、
その時は誰も居なかった。
でもその前の前の日ぐらいに
同じ様なことがあり、
外を見ると、向こうへ走ってく
女の姿が見えた気がした。
だから犯人は確実に、さっき見たあの女。
俺は自分のテリトリーを
侵されることが嫌いだ。
よりによってプライベート!
穏やかに過ごすはずの
俺のプライベートが、
こんなふうにわけのわからない形で
脅かされるなど以ての外。
今度音がしたら、
もう窓は開けずに
速攻で家を飛び出し、
あの道路に出て、
女を捕まえてやろうとした。
(その日の夜)
そしてその日はすぐに来た。
夜の2時ごろ。
同じ様にまた部屋の窓を
コツン…コツン…と
小石が叩く音がした。
俺は速攻で家を飛び出し、
3メーター道路へ!
「あれ?…居ない…」
くそ、今日は姿をくらましやがったか…
失敗したと思い込み、また部屋へ戻り
悶々とした気持ちでその夜は寝た。
そして翌日の夜、また同じ2時ごろ。
コツン…コツン…と音がしたので
とりあえず、そーっと窓を開け、
相手に気づかれない様に覗き見て、
道路にあの女が立ってたら
また速攻で家を飛び出し、今度は
気づかれない様に近づき捕獲してやろう!
取り押さえてやろう!
そう思ってその通りに行動してみた。
「(…ったく…夜中になんでこんな事しなきゃならないんだよ俺が…)」
そんな事も思いつつ
前の3メーター道路を見下ろしたのだが
誰も居ない。
「……ま〜た会えなかったか…」
ちょっと拍子抜けした俺の耳元で、
コツン…コツン…コツン…
「ん…?」奇妙な音がする。
「(なんだ…??)」
窓を開けて、
今3メーター道路を見下ろしてる俺だ。
小石が当たったならわかるはず。
でも音がする。
いや、この小石の音、どうやら
3メーター道路から来ていない?…………
「上からだ!!??」
バッと見上げた瞬間、
そこに俺をずっと見下ろす女の顔が。
その顔は長い髪の毛をしており、
なぜか、その髪の
先端部分ぐらいについた
小石の様なもの・砂利の様なものが、
窓に当たって音がしていた。
顔だけ。
気づくと俺は寝ていた。それも部屋の床で。
これは数週間前の話だが、
不思議とあの女の顔を全く覚えてない。
輪郭だけを覚えてる。
エピソードだけを覚えてる。
だから誰にも上手く説明できない。
一体何だったのか。
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=ucBoADgcMCY&t=35s
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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