きしめん
当初の予定では、きしめんを食べた後に、どこかのタワーの上にあるラウンジでカクテルを飲みながら夜景を見るはずだった。しかし夜まで体力がもたないくらい疲れていたので、午後のティータイムをとった後夕飯を食べてホテルに帰るように変更したのだ。
先ほどまでケーキセットを食べてそれほどお腹は空いてないけれど、このまま朝まではもたないという事で、名古屋だしきしめんを食べる事にした。しかし、先程の強行軍?のため、足が痛い。歩きたくないという理由で昼食と同じエスカで食べる事にした。エスカに決めた事で選択の幅が狭くなったのは疲れて頭の働いていない私たちにはちょうど良かった。ここでまたお店探さなきゃとかなったら決められなくて何時に食べられた事か。
ひつまぶしや味噌煮込みうどんも有名だが、名古屋の食事としては私はきしめんが一番に思い浮かぶ。たとえば「フェットチーネ」や「タリアテッレ」を説明する時にも「きしめんみたいなパスタ」と言えばすぐにわかってもらえる。なかなか知名度が高い麺だ。
薄っぺらいうどんと言ってしまえばそれまでだが、口にした時の感触が良い。つるっとしてて。
フロア案内図を見て「きしめん」の文字を探す。「きしめんよしだ」、私の持っているガイドブックにも大きく載っているし、元々行っても良い店の中に入っていたのでここに決定。同じ日に2度もエスカで食事だけどまあいいでしょう。だってもう歩きたくないから。しかし、エスカにはまだ一店気になるお店があるのだが、まさか明日もエスカ?と思いつつよしだに到着。
麺を作っているお店だけあって、レジの横にはお土産用の麺が陳列されている。うちではお店の味は出せないので買うことは無いが、一応見てから店内に入る。
メニューを見ると色々あるけれど、やっぱり一番シンプルなものがいいと、二人とも普通のきしめんを注文した。カレー味のきしめんも魅力的だったが今回はあきらめる。といっても次回というのがあるのだろうか。
水を飲みつつ待つ事に……何分たったのだろうか。ちょっと遅い気がするが、この後の予定は特に無いのでおとなしく待っていたら、反対側の席から男の人の響く声が。
「きしめんってこんなに時間がかかるの?」
きっと、待っている人の多くもそう思っていただろう。この後に新幹線とかの時間が決まっている人には苛立つくらいの待ち時間だ。別に全席埋まっているわけではないのに。「人手不足なのかな?」とMちゃんと顔を見合わせる。まもなくきしめんが運ばれてきた。そんなに食べた事がないので味の差とかわからないけど、美味しかった。鰹節がもう少し乗ってたら嬉しかったけど、何もかもが値上げの今、こんなもんなのだろうか。
味わいつつさっさと食べてさっさとホテルへ向かう。
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