名古屋の感想
初日に気付いたのだが、エスカにコメダ珈琲があり、隣にはテイクアウト専門のお店もあるのだ。普通、コメダは落ち着いた店内でコーヒーと大盛りのフードを堪能するというイメージなのだが、ここにあるのはファーストフードのような店内。メニューはコメダと変わらないのではと思う。足も疲れているし、のんびりと座れる方が良いのかもしれないが、テイクアウトのコメダなんて見た事ない。これは入るしかない、と思ったが、座る場所がない。残念、と思っていると席が空いたのですぐに席取りをして注文をした。通常通りレシートが番号札になっていて、出来上がると取りに行くシステム。普通のコメダじゃ出来ないよね、これって。ドリンクもフードも美味しい。Mちゃんと写真を撮りあう。
振り返ると一泊2日の名古屋滞在の食事のほとんどがエスカになってしまった。これはエスカが好きなわけじゃなくて歩くのが面倒だったからなのだ、と自分に言い聞かせる。
最後にお土産を買ったら名古屋とさよならだ。
ぴよりんの型抜きバウムと地雷也監修かっぱえびせん天むす味を買った。あ、滞在中に天むすは食べなかったけどまあいいや。
そして新幹線の当日券を買い、ホームへ向かう。
以前、名古屋ってオススメは何と名古屋在住の知人に聞いたら真面目な顔して考え込んだ挙句特に無いと言われてしまった。せっかく名古屋まで来ても東京や大阪でも出来る事ばかりだ、とも言われた。
ちなみにMちゃんも名古屋に住んでる人何人かに聞いてみたのだが、皆急に無口になり長考に入ってしまったらしい。おしゃべりな人でさえ黙ってしまう「名古屋のおススメ」って一体……
確かに「オススメ」と言われてしまうと答えにくいのかも知らない。一つ一つは良い物も多いが、それを目当てにわざわざお金をかけて行くかとなると熟考して結論は「特に無い」となってしまうのだろう。変に盛ったりしないで素直に「無い」と答えてくれるところが好ましい。
しかしオススメが無かったとしても名古屋がつまらないというわけではない。
実際名古屋滞在は思ったよりも面白かった。しっかりと計画をたててといった気張ったものでなく、なんとなくその場の思いつきでまわったのがよかったのかもしれない。
なぜか名古屋は行きたくない街などと言われているが、行ってしまえばそれなりに楽しめる。ジブリパークとか、好きな人は良いんじゃないかな。ただしここは予約制らしいので、急に思い立っても行けないが。
それと、名古屋の人って親切なのかな。どこでも応対が良くて、こちらが思う以上の優しさを感じたのだ。名古屋で働いているひとも職場の人が親切だといっていたし、私が出会った人がたまたま親切だったというわけではないだろう。
ところで道行く人を見ても、全く方言がない。名古屋の人って東京と同じ感じで話すのだろうか。あの市長の使ってた言葉ってどこに行ったら聞けるのだろう。過去にでも戻らないと聞けないのだろうか。
そうそう過去と言えば、名古屋駅を歩いている時に思わず振り向いてしまった女性がいた。別に有名人とかじゃ無い。その人の髪型が見事な「名古屋巻き」だったから。それも以前流行ったあのスタイルだったので。あ、キャバ嬢っぽいのではなく良いところのお嬢さまみたいな感じだ。
名古屋巻きとは肩から下を太い縦巻きロールにしたもので、当時は頭頂部あたりをモコっと盛ったものが流行っていたと記憶している。時間が巻き戻ったのかと思った。
最後に、もしこれから名古屋へ旅行などで行くならば、次の点を注意するとより楽しめるかもしれない。
①名古屋は普通の都市なので非日常の過大な期待をしない。
②名古屋駅は迷いやすいので、地図で確かめるだけではなく動画などで予習をすると時間が無駄にならない。駅近くのホテルなどは公式のホームページで名古屋駅からの行き方の動画を載せているものもあるので確認しよう。
③名鉄名古屋駅はホームに入ってからが勝負。行先表示と足元の色には敏感になろう。
という事で、一泊2日の名古屋旅行。あまり多くの所には行かなかったが、なかなか楽しかった。ちなみに、この二日間の歩数だが、1日目は18,000歩ほど、2日目は17,000歩ほど。足がとても疲れた。
余談だが、名古屋港水族館で買ったエンペラーペンギンのぬいぐるみだが、買う時には気付かなかったが羽の根本に本物と同じような名古屋港水族館仕様の識別表がついていた。ショップにいた時に隣の人が「こんなのどこの水族館で買っても同じじゃないか」と言っていたが、同じじゃなかった。よかった。
以前お土産にもらった大小のぴよりんのぬいぐるみが私の家にはある。ぴよりんは名古屋コーチンのひよこだ。今回名古屋港水族館仕様のペンギンが増えて、みんな合わせて「名古屋どり」と呼ばれて今私の家で大切にされている。
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