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紅に燃ゆる樹

作者: 神林 醍醐郎


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緑に色づく時は過ぎ


静かな炎が放たれる


滅びの季節は広がりて


樹々は声なく啜り泣く



声なき樹々の悲しみは


其の身を紅く染めあげる


留めとすれど甲斐はなく


葉は枯れ逝きて地に堕ちる



嗚呼 紅に燃ゆる樹よ


その火が熱を放つなら


凍える身体も温もうに


吹く木枯らしも堪えように



日暮れの色に身を染めて


冷たき夜に震えつつ


破れた衣をかき寄せる


貴女を慰む言の葉はなく



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