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そんな装備で大丈夫か?

 あくびを一つ、今日の授業も無事終わった。この現状、誰かが変えてくれるのだろうか、そうであったならばどれほど楽だろう。

 「部活行こうぜ。」

 友人がだるそうに話しかけてくる。その顔を見るだけでこちらもだるくなってくるが、他にやることもないし、行きますか。

 俺は水泳部に所属している。仮入部の時、まだ未来に焦がれていた時期、色々な部活を体験したが、屋上に設置してあるプール、そこから観る景色と同期の少なさ、スイミングスクール及び中学生の時も水泳部だったことを踏まえてこの部活に所属している。

 水の中はとても落ちつく。泳ぐことそれ以外何も考えなくていい。一年生の時は厳しい先輩のもと泳ぐこと以外考える余裕がなかったが、今となってはその面影もなく、とてもだらけている。バスタオルを敷いての麻雀にも慣れた。

 友人とはそこで出会った。自己紹介の時、自分に似た空気を感じたことからこいつとはうまく付き合って行けるような気がしたがここまでになるとは思っていなかった。今では冗談を冗談とお互い認識できる程度には仲がいいと、思う。

 「お前今日も一日寝てたが、寝すぎてしんどくならないのか。」

 当たり前だ。しかし今ではこの気だるさも心地良いと感じているので相当の重症と言える。水に入れば嫌でも眼が覚めるし、泳いだら疲れるから家でも普通に寝れるし。

 「もういい。」

 「「もういい!!」」

 いつものやりとりをこなし今日も部活に励む。

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