出会い
総下に関しては何となく思いついた造語ですね
深海の更に深層、マリン服を着た光を纏う様な美しい水色髪で深海のような深い藍色の目を持つ中性的な少年がクラゲのように浮かんでいる。
近くの大きな捕食者達は彼の機嫌を伺っている…
この世界は大賢者達によって作られた世界、この世界は法輪にも輪廻にも含まれないちゃんとした2次元の世界。
彼はトゥルーオールディメンション、真の全次元の支配者であり大賢者長が1人。
大賢者達はそれぞれ…
大賢者長 罪 命 死 審判の逸脱者
大賢者長 海 生命 再生 自然 審判 断罪 裁定 全知全能の逸脱者
大賢者長 知 創造 生 審判の逸脱者
大賢者 権力の逸脱者
大賢者 作品の逸脱者
のとおり、そして彼は海の逸脱者となる。
逸脱者とは超越すら超える化け物、創造者権限もしくは創造主権限を持つ5人の大賢者、これらは2次元に次元の壁の空間を作りそこに法輪世界を作った。
その中でも特に化け物と言われる3人の大賢者長の内2人程この世界に居てもらうことで他の世界へ影響が出ないようになっている。
「暇だ!遊ぼう!」
僕は〜アクアでいいかな?
取り敢えず暇!外に行こう!
「ん?人が倒れてる!」
日本人かなぁ?黒髪黒目で現代服だし、少年だね!僕より見た目はおにーさんだけど!
えっと、胸が貫かれてるね!
「ねーねーおにーさん」
「な…に…」
「助けたほーがいい?」
「………うん」
「ん〜と、〈生命の大海の雫〉」
髪が揺れ光が出るとそこに一雫の水が生まれる、それが少年に落ちると少年は大海に落ちたような感覚になるが暖かな慈悲の力に包まれ怪我が治る。
〈生命の大海の雫〉は生命の大海の雫を生み出す技、生命の大海はたった一滴で世界すら再生させる大海で僕の管理する大海の世界にしか存在しない物、妖精や精霊が管理しており妖精や精霊からすれば栄養となる。
僕は精霊から大賢者に至ったから生命や再生とか自然に関係するんだよ!
「??」
「おにーさんは転移者って奴かな?」
「え、あっうん」
ふーむ、僕は転移者についてあんまり知らないんだよね。
「転移者ねぇ、どんな人に連れてこられた?」
「えっと、6枚3対の白い翼の女性のやけに甘えて来る子供だったはず、」
「ん、原作者と暴食君か、よし!僕がこの世界を案内してあげるよ!」
「え、良いんですか?」
「ふっふっふっ、安心して!僕もこの世界について殆ど知らないから一緒に行こっか!」
「安心出来ねぇ!」
「まぁまぁ早く行くよ!」
「大丈夫かなぁ…」
「ほらこっちだったはず!街に行こう!」
「あっ、あれ?おっかしーなぁー?」
「…迷いました?」
「そんな訳無いだろう!この僕が迷うはずないよ!」
「…」
「そっ、そういえば何であんなところに倒れてたの?」
「話題変えましたね、まぁ良いです!何か熊が出てきて胸が貫かれました」
「可哀想だね」
「本当に痛かったです…そう言えばこの世界ステータスとか有るんですか?」
「どうだっけ?『あーあー、おねーちゃん聞こえる?この世界ステータス版みたいなのあった?』」
「『ん?あると思うよ?けどスキルみたいなのが有るだけかなぁ…魔法とかは自分で考えたりしてね的な』」
「『おけおけ』一応それっぽいのはあるみたい」
「おぉ!見てみます!」
僕も彼の見てみよ!
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名前:陽風夏
種族:半魔力生命体
年齢:16
性別:男
魔力:15000
【スキル】
〈水魔術〉〈水魔法〉
【祝福】
〈罪の逸脱者〉
〈海の逸脱者〉
【称号】
〈転移者〉
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まぁ僕の祝福はさっきのだろうけど、暴食も気に入ったんだね?そして水か!いいねぇー!
「これって良い感じなんですか?」
「ん?水魔術は分かんないけど魔法の方は良いよ!魔力が尽きるまではなんでも出来る!あと魔力は多めだね、多分僕の影響だろうねぇ、」
「そうなんですか?えっと、なんて呼べば?」
「アクアって呼んでいいよ!僕もなつくんって呼ぶね!」
「あ、はい!アクアさんのステータスとか見せて貰えます?」
「ん?僕の?良いよ!」
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名前:??????????(アクア)
種族:海 生命 再生 自然 審判 断罪 裁定 全知全能の逸脱者
年齢:逸脱
性別:少年系 逸脱
魔力:逸脱
【スキル】
〈生命の大海の雫〉〈知恵の大海の雫〉〈星界の雫〉〈死の大海の雫〉〈生の大海の雫〉〈再生の大海の雫〉〈精霊の大海の雫〉〈妖精の大海の雫〉〈大海支配〉〈真の全次元の支配者〉〈逸脱〉〈創造主権限〉
【祝福】
逸脱
【称号】
《真の全次元の支配者》
《創造主》
《逸脱者》
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ふーん、こんな感じなんだ、けど雫系もっとあるよね?まぁいっか!
「わー!なんかすごい人だった、!」
「えっへん!」
「けど迷いましたよね?」
「うぅ…」
「わーまって泣かないで!大丈夫です!全然気にしてませんから!泣き止んで!大丈夫!大丈夫ですからね!」
「…ほんと?」
「ほんとです!大丈夫です!」
「…よかった、!」
「ん〜!笑顔が可愛い!」
「えっへへ、」
「火力高いです」
「男の子好きになっちゃった?♡」
「あざといですよ!好きになっちゃいます!」
「まぁ女の子にもなれるよ?ロリコンって言われていいなら」
「男の子の方がいいです!」
「ショタコンだ!」
「ただ君が好きなだけですよ」
「イケメンだ!」
「ふふん!」
「悠久の時を生きてきたけど口説かれたのは2回目だね」
そもそも僕を口説く阿呆なんて1人しか居ないし!
「お!街だ!」
「ほんとですね!」
門番だね、
「ん、門番さんこれで通れるかな?」
「はいはいどう致しました…?今すぐ領主様へご連絡致しますので領主館まで足を御運び貰えるでしょうか閣下、統括ギルドグランドマスターの御友人で有りますよね?」
統括ギルドとは森の大賢者が設立した最高位ギルドであり様々なギルドを内包している。
そしてギルド職員は身分証明のネックレスがありそれはサブマスター以上しか作成出来ない為嘘は無い、
僕が持ってるのは虹の宝石のネックレスでありこれは統括ギルドグランドマスターかそれの友人の1人しか持ってない、そしてこのネックレスを持つ者は最高権力者であり如何なるものも言葉を遮る事すら許されないのである。
因みに統括ギルド職員は宝石だが他のギルド職員はそれぞれプレートの様な物で冒険者ギルドは剣、魔法魔術ギルドは杖、商人はお金で職人は彫刻刀、職業ギルドは紙のマークであり上から紫の宝石が埋め込まれた金のプレートがグランドマスター、金プレートがギルドマスター、銀プレートがサブマスター、黒色のプレートが幹部、青が幹部候補、及び幹部補佐、赤が上級職員、白が中級職員、銅プレートが下級職員となる。
統括ギルドの場合虹の宝石が統括グランドマスター及び僕、グランドマスターは各ギルドのグランドマスターでありマスターとサブマスターの色は無く他の色の宝石となる。
「うん大丈夫、ホテル・ドゥ・アリエーヌのペントハウスを予約したいからよろしく。お金は統括ギルド宛で大丈夫だから」
「アクアさんってすごい人なんだ、」
「友人がだけどね」
思わず苦笑してしまうがあくまで友人が凄いのだ。
領主館前に着くとメイドが案内してくれた。
「こちらに領主様が御座します。」
ドアを開けると金髪のおじさんがソファーを立つ。
因みに今は統括ギルドのネックレスを普通に付けている、こっちにいる時は基本付けておこうと思ったからね!
「おぉ、お初にお目にかかります。ヒューレ総下の御友人で御間違い有りませんですかな?」
「あぁ、フォレスト・アルボル・ティムバー・ウッズ・ダソス・ヒューレの数少ない友人のシー・アクア・オーシャン・タラッサ・サーラサだよ」
「これはこれは、今日はどの様な御要件でこの街に?」
「ん、まぁ偶然だよ。ホテル・ドゥ・アリエーヌで
しばらく滞在するから用事があればそっちに言ってね?」
ん?なつくんは先にホテルに置いて来てるよ?
「なつくんただいまー」
「あっ、おかえりなさい!」
「なつくんには水魔法を欲しえてあげます!そして冒険者ギルドに登録してもらいます!」
「はい!」
「無理やりSまでねじ込むからそこまでの実力つけてもらうから!」
「えっ?!そんなこと出来るんですか?」
「うん!立場的には統括ギルドの代理グランドマスター兼名誉役職だけど総会長でもあるからね!因みに統括ギルドの総会長は僕と友人がいるけど権力だけある感じだね!あとは総括グランドマスター補佐でもあるけど」
「ほへー、」
「まぁ多分水は1番汎用性有るから頑張ればどうとでも出来るよ?例えば水を相手の体内に入れて氷に変換し体内をズタズタにするとか、鼻とか耳とかから脳に入れてズタズタにするとか色々出来るよ?」
「怖いけどたしかに!」
「よし、これで完壁だね!あとは水を上手く扱える様になるまで練習有るのみ!」
「分かりました!」
さあ、僕は暫く楽々生活かな?
大賢者とか小説にするつもりありませんでしたわ