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九杯目〔うわああ!(驚〕
「あ、病院だ。病院行くんだ、おれ」
「病院? サトウさん、どこか悪いんですか?」
「内科だ。内科行くんだ、おれ」
「内科、風邪ですか?」
「な訳ないだろ。飲み薬ぬりたくってんだからさ」
「ぁ、はい。でも少しずつ会話ができるようになってきましたね(最初の頃は……)」
「言うまでもなく弱点は塩だからな」
「ナメクジみたいですね」
「声出して行こうぜ」
「ここスッゴク響きますよ(て始まっちゃった)」
「マックラ、投げ! マッ、クラ、投げ! マック、ラ投、げ!」
「(どんどんリズムがとりづらくなってる……!)」
「マツク、ラ、ナ、ァ、ゲ――……」
「(あ、終わった)」
「……――寝るから起こして」
「え? (あ、倒れた)」
「……」
「サトウさん? (いつ起こせばいいんだろ)」
「……うわあああああああっおれ寝てるッ! スッゲェ寝てるぅう!!」
「うわああ!(驚」