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陸 ◇小野村 彬央◇

「…もう何もかもが嫌だ」

僕は小野村(おのむら) 彬央(あきひさ)

つい1年前に成人したばかりのヒヨっ子社会人だ。

生きていても何もいいことなんかありはしない。

皆は実際に自殺現場や死ぬ直前の人と出くわしたらどうする?

どうせ「はやまるな。」とか「考え直せ」とかその場しのぎ、

一時的に自殺者を止まらせる価値のないぺらっぺらな言葉を言うんだ。

だけど、自殺しようとしている側から言わせてもらうと

「十分に考えた。死ぬのは容易じゃない。しっかりと悩んでそれでもどうしようもなくて

その場から逃げたい。だから

死ぬという道を選んだんだ。

僕の気持なんか分かってくれないくせに、

厚みのない薄っぺらな言葉で僕に話しかけてくるな!!」

自殺するときの動機はいとも簡単に日常に転がっている。

例に挙げると、親友との絶縁、会社や家族からの蔑んだダメ出し、将来への不安

天気もそうだ。曇りや雨が続いているタイミングで不幸なことが起こったりすると

すぐに生きている意味があるのだろうか、などと考えてしまう。



それに、若者は命を軽々しく見ている。まぁ、僕も若者なのだが…

「どうせあいつがいなくなったって」

果たして本当にそうだろうか?仮に遺書に「○○君にいじめられていて耐えるのが

もう限界です。この苦しみに耐えながら生きていくくらいなら僕は死んで楽になりないです。」

などという一文が書かれていたらどうだろうか?

その○○君がいじめていたことが原因で一人のこの世に一つしか存在しないかけがえのない

命を奪ってしまったことになる。○○君は今後生きていくことはつらいだろうし周りからも

後ろ指を指され生きていかないといけない。いや、生きていくことができるのだろうか?

僕だったら間違いなく死の道を選ぶだろう。一人の命を奪ってしまったのなら

自分の命を差し出すしかない。

『いじめ』というものは今後絶対になくならないと思う。

多少の差、能力であったり、勉学であったり、様々なことで他人と自分とでは差が生まれる

スポーツは負けても、学力では勝てる。

だとしても、スポーツでチーム戦などになれば運動が苦手な人は足手まといになりチームに迷惑をかけることになるだろう

それが、スポーツ大会等で優勝したいと思っている人の目に入ってしまったりするとすぐにいじめの対象になってしまう。

スポーツ大会で優勝、頑張って勝つぞ!!という人もいれば

スポーツ大会は楽しもう、負けても楽しい思い出を作るぞ!!という

人間にはそれぞれの価値観というものがある。

にもかかわらず、その時の感情一つで相手に対し心にもない言葉を放ってしまう。

「お前のせいで負けたじゃねぇかよ。ふざけんなよ。二度と大会に出るな。

一回、死ねよ。二度と同じチームに入って来るな。」

それが言葉を発した本人からすれば冗談のつもり、軽い悪ふざけで言ったのかもしれないが、

言葉を受け取った本人にとっては冗談のつもり、軽い悪ふざけだと思って言葉を受け取ることができるだろうか?

否、受け取れるわけがない。

そのことが原因で学校生活でその子と疎遠になり、いつの間にかグループからはじかれ

自然と目に見えないいじめが始まり、学校生活が暗い絶望的な環境へと変貌していく。

そのうちに、学校に行くことが鬱になり、親にも相談、打ち明けることができず、

遺書を作り、最後の一文に「いままで育ててくれてありがとう。」などと書いて

自らの意思で命を絶つことになってしまうのだ。


親側からしたら、なんで死ぬ前に相談してくれたり打ち明けてくれなかったの?

と泣きながら言うかもしれないが、言えるわけがない。

子どもは親に「学校は元気に行ってるよ。毎日が楽しいよ。」と演じなければいけない。

それもそのはずだ。もし「今日、○○君にいじめられてね、もう学校に登校したくない。」

などと言ったら親は間違いなく担任や学校に電話をするだろう。それで○○君と○○君の親同伴で

話し合いが始まる。するとその場では○○君はおとなしくなっているだろうが、

翌日から先生の目が届かない場所でいじめや暴力がどんどんエスカレートしていく。

その時のいじめる側は頭が切れており、外部から見える場所腕や顔、ぱっと見で分かる場所には攻撃をせず

見えない場所、お腹や胸のあたりに攻撃をするのだ。そうすれば暴力をふるってもばれる確率が低くなるからだ。

それで、エスカレートは止まることを知らず、いじめにあったものを死まで追い込むのだ。

これは現代の日本での問題だがいじめではなく傷害罪、暴行罪に値する。暴力を発見した場合即刻取締り、

少年院でもぶち込んで対処しない限りいじめというものはなくならないと思う。


それか親に相談した段階で親も息子に対して注意したりするのではなく受け入れる姿勢が大事だと思う。

「今まで気づいてあげれなくてごめんね。もう無理しなくていいからね。学校に行きたければ行けばいいし

行きたくないなら無理に行く必要はないから。」と抱きしめながら諭してやってほしい。

そうすれば、自殺しようなどという早まった考えにはならないはずだ。

学校に報告したいならすればいいと思う。

ただ報告するときに「うちの子がいじめにあってるんですけどどういうことですか?」

などというと会いたくもないいじめっ子と遭遇しめんどくさいことになってしまう。

言い方としては

「うちの子がいじめにあってるらしいんですが先生はご存じでしたか?

息子から最近学校はどうかと話を聞いたら教えてくれたんですが、いかがですか?

今後、うちの子は学校へは登校させないように考えています。」

それでも「学校にきて一度話し合いをしましょう。」などどいい始めたら

拒否して自分の子を守るのに徹したほうがいいと思う。

別に学校に行かなくても資料さえあれば家で勉強することはできる。

だったら、無理に心身ともに苦しめるために学校に行く必要はない。

高校を卒業し大学へ行きそれからではないと就職はできないわけではない。

中学で高校へ行かず働き始めることもできるし

技術や資金さえあれば中学から働けるはずだ。

こんばんは。

今回もキャラクター紹介です。

ちょっと今回は、1回でまとめきれなかったので2回に分けてキャラクター紹介させていただきます。

いじめというものを考え始めたら無駄に執筆がすすんでしまいました。

いじめに対して、もっと政策とかも考えてほしいものですね。


誤字脱字、変な表現などありましたらご指摘お願いいたします。

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