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弐 ◇佐藤 阿蘭◇

チュンチュン…

「もう朝か…」

そう呟いてめざめるのは社畜歴5年23歳の一般成人男性。

名前は佐藤さとう 阿蘭あらん

髪は短髪で黒髪、髪を染めたことは生まれてこの方一度もない。

仕事着はスーツを着用

一応社会人として身だしなみには気を使っている。


ここ最近しっかりとした休みは取れず常に意識が朦朧としている。

「二度寝したい。一生寝ていたい。うぅ…」

などとぼそぼそいいながら仕事の準備を進めた。

果たしてこのままの人生でいいものなのか?

毎日のように考えてしまう。自分にしかできない仕事、自分に合った仕事

自分は何のためにブラック企業の連勤術師になっているのか

ふと思うときがある。

そんなことを考えながら出勤途中毎日立ち寄るコンビニがある。

ここで栄養剤など社畜戦争に必要なものを調達しておかねば。

そしてAM9時出社だ。

もちろんサビ残強制。日付が変わる前にかえれるといいなーと考えながら

パソコンの入力作業をこなしていく。

ここの最近の残業の影響だろうか…集中力は途切れ業務に対して

全くと言っていいほど身が入らない。

-約15時間後-

「やっと、終わったああぁぁぁぁ!!」

一人しか残っていないオフィスで大声を出す。

日付が変わるギリギリに業務を終えることができた。

さて、明日も仕事だ、早く家に帰って寝よう。

こんな生活だから、自炊に時間を割くことなど到底できない。

毎日簡易食生活。休日など字の如く外に一歩も出ず、仕事へ対する鋭気を養うのだ。

今日もいつものようにコンビニでカップ麺や野菜、菓子パンや飲み物などを買い漁り

帰路へとついた。

「たまには、同級生たちと飲み会してみてぇな~」と呟く。

だが、お酒は飲めない。

酔いが回り始めると人格が変わったかのような感じになるからだ。


ふらふらと歩いているとスマホにメールが届く。

「珍しいな。こんな夜中に」

さっそく届いたメールを開く。


〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

君は最近ドキドキした経験を思い出せるかい?

ボクはそれ以上にドキドキすることを知っているよ?

経験は時に財産になる。その財産を一緒にこの手に入れようじゃないか?



URL://*******************************


p.s.負けたままでいいのかい?

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇


何だこれ(笑)

「いたずらメールか何かか。」

全く知らないメールアドレス、ご丁寧にURLまで貼り付けてある。

文章を読んで思い出す。

「最近ドキドキしたことか…」

毎日残業、休日も家から一歩も出ることなく体力を温存する。

学生の時に告白する瞬間だったかな。

結局振られたけど…

そんな経験が財産か…悲しすぎて涙が出てきそう。

それに最後の一文が気になる。

「負けたままでいいのかい?」

いいわけがない。ブラック企業に勤め残業強制、過労死寸前。

ニュースに堂々と(過労死20代男性?)などと載ってしまった日にはわが家系の恥だ。

「ドキドキさせてくれるんだろ?

経験も一緒に手に入れれるなら一石二鳥だ。」

そう言って、URLを踏んだ。

その瞬間

今まで経験したことのない光量に包まれた

「やばい!!」と思った時には遅かった。

自分のいるあたり一面が真っ白な世界に変わった。

自分以外何もない。どこまでも続く真っ白な世界。

だれかが

「人生とはいつ何が起こるかわからないものだ。」

ということを聞いたことがあるが、

「こんな不可思議で意味不明、わけのわからないことが起こってたまるか」と

叫ぼうと思った。思ったんだ、だが叫んで何になる?

現に起こっていることが急に変わるわけではない。冷静に脳内処理できた。

とりあえず現在地はどこか、スマホを取り出しマップを起動させる。

画面中央に表示される“圏外”の二文字。

「終わった。」

もう終わりだ。どうすることもできない。

この真っ白な空間で何をすればいいんだ?

どうすれば元の世界に戻れるんだ?

疑問しか生まれなくなっていた。


目を凝らしてみてみると椅子がポツンと一つだけおいてある。

手紙(?)みたいなものが置いてあった。

[君は選ばれた。全く別次元の新しい体験を君にプレゼントしよう]

と書かれてあった。

読み終えたと同時だろうか。

考える隙を与えず、どこからともなく声が聞こえてきた。

「やぁ、選ばれしものよ。

君は選ばれたんだ。今回のメールは全人類に差し出したわけじゃない。

僕が選りすぐんだ人類だけがこの空間に来ている。

君は誇っていい。選ばれし人類なんだから」

と言われた。僕が選ばれた!?

社畜ブラック企業連勤術師の僕が?

そんなわけない。仮に選ばれたとしても健康セミナーや転職セミナーとかではなさそうだし。

「いったい何に選ばれたんだよ…」

そうつぶやいた。

そんなつぶやきが聞こえているのかわからないが話はどんどん進んでいく。

「ほかにも数名選ばれた人類はいる。まずはその人たちと軽くコミュニケーションを取ろう!!

話し合って仲良くしてもらわないとかな」

といった。

なんだ、ほかにも何人かいるのかと胸をなでおろした。

「その人たちにまずは会ってもらうからそこにある椅子に座ってもらっていいかい?

それと、その場の全員が年齢がバラバラ、上の人もいれば下の人もいる。

でも、上下関係なんて関係ない。だって、同じ状況、初めて会うもの同志なんだから。

最初は敬語を使っていても

最後は敬語じゃなくて、ため口で話し合える仲になれるようにがんばってね」

と説明されて椅子に座った。

席に着いたと同時に、時空がゆがんで瞬間移動した。

ふと、気が付くと目の前に自分を含めた9人が集められていた。




「さて、話し合いを始めますか。」

今回は一人キャラクターを紹介させていいただきました。

第一章はキャラクターを紹介していきます


誤字脱字、変な表現などありましたらご指摘お願いいたします。

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