四章 目覚めてしまった才能 ー 4
「私はとある小さな村に生まれ、17歳までそこで暮らしていました。今から三百年前のことです」
お猪口のような小さな杯に酒を注ぎ、リアーネは語る。リアーネが人間を辞めて魔族になったお話。それには時渡りと、この世界の人間の性格が関係している。時渡りが魔王討伐の道具とされるようになった三百年前と、迫害というワードからだいたい想像はつく。それを踏まえて聞こう。
「魔族やそれと戦う時渡りという存在を知りつつも、人間は平和に暮らしていました。というより……人間を襲ってこない魔族、人間と関わることなくただ魔王を倒しに行く時渡り。それに関心がなかったのです」
関心がなかった。それもそうか。魔王の城の近くという、人間の住む域から外れた場所での召喚。人間は魔族とも時渡りとも関わることがない。ただ、時渡りのことは知っていたと。
「魔王を倒せるほどの力を持つ化け物……それがこの世界の人間にとっての、時渡りの共通認識です」
ひどい話だ。だが火のないところに煙は立たない。どんな噂であろうと、それ相応の理由がある。人間に共通するほど広まるということは、根拠があるはずだな。
「当時幼かった私も、その噂は知っていました。ですが実際に時渡りに会ったことはなく、どういうものかわかっていませんでした。化け物という噂だけが一人歩きしたため、容姿すらも」
時渡りは別の世界からここに飛ばされてきた人間。化け物と噂されようが、ただの人間だ。三百年前当時はそこまでわかっていなかったと。なんだろう。熊みたいなものが想像されてたのかな。それともゴ〇ラか。
「噂だけで真実を知らぬまま毎日を過ごし……ある日。私は一人の人間と出会いました。ひどく怯えた目をし、足元をふらつかせる少年。彼は、当時の私よりも年下でした」
「当時というと、17歳の時?」
「はい」
リアがうなずく。リアの今の見た目がだいたい俺と同じ20歳前後。人間から魔族になると、寿命も老化の速度も大きく変わるみたいだな。
「少年は『カケル』と名乗りました。年齢を聞いてみると、12歳でした」
「12か……」
カケル。日本名だとすると『駆』かな? 今から三百年前の日本に、そんな名前あったのかな。この世界と地球との時系列はどういう関係なんだろうか。
12歳ってことは、小学六年生。そんな子が異世界に飛ばされて魔王退治……恐ろしい話だ。正義感溢れる年頃かもしれないが、実際にそんな状況になったら小学生は泣きだすだろう。逃げるのも妥当だ。大人でも逃げるわな。少なくとも俺は逃げるね。
「すでにお察しのこととは思いますが、その少年は時渡りでした。時渡りの役目……いえ。非道な人間からの仕打ちに耐えかね、逃げてきたのです。私は、村の近くの森をさまよっていたカケルを放っておくことができず……お腹を空かせている彼に、パンを届けてあげました」
そこでパンか。人間だった頃から、リアにはその特技があったんだな。
「カケルが時渡りだと知ったのは、そうして何日か通った後のことです。その時初めて、時渡りとは普通の人間と知りました。化け物と呼ばれているのが、何も悪いことはしていないただの人間なのだと。目が覚めたと思ったら突然、魔王を倒しに行けと言われたと。逆らうとひどい言葉を浴びせられるのだと……」
俺の時は丁寧な言葉遣いだったな。俺が従順(?)だったからか、あるいは三百年で学んだのか。丁寧な対応のほうが相手は承諾してくれる、と。本来は当たり前なんだけどな、そんなことは。
「魔王のところへは怖くて行けない。かといって人間は味方してくれない。だから逃げてきた。カケルはそう言いました。……私は、彼を助けたかった」
「…………」
その言葉は、とても重いものとなって俺の耳に響いた。助けたかった……これが、リアの過去話のすべてにすら思える。それくらいのことを、リアの言葉と表情は物語っていた。
「でも、村で暮らしてもらうことはできない。カケルは人間に怯えていましたし、実際、何をされるかわかりません。だからせめて、私がかくまうことができればと思いました。毎日一回、食事を届けました。といっても、十分にとはいきませんでしたが……」
そりゃそうだよな。リアにも家が、さらに言えば村がある。こっそりと食事を運ぶだけでも大変なのに、量まで確保はできない。
「それでも、カケルは喜んでくれました。私の焼いたパンを美味しい、美味しいと食べてくれて……とても、嬉しかった」
……いい話だ。こんな話、日本で実際に出会ったことがない。基本的には作り話だ。その作り話みたいなことを、この異世界で聞けるなんてな。俺にとっては何もかもがすごい偶然だ。
「ですが、長くは続きませんでした。私が毎日村を抜け出していることに気づかれてしまいました。私は、時渡りのことまで気づかれないうちに逃げるよう、カケルに言いました。籠にできる限り多くのパンを詰めて、カケルに渡し……そこで別れとしました」
見つかってしまったら、それまでと同じようにはできなくなる。迅速に逃がすのは正しい選択だ。別れは悲しいが、仕方ないよな。でも、カケルは……その後、何があったのだろうか。
「私は、カケルのことが忘れられなかった。心配で仕方なかった。だから……逃がした翌日に一度だけ……一度だけ、様子を見に行こうと思いました。私が言った通りに逃げていたらそれでよし。留まっているようなら叱って追い出してやろうと、そんなふうに考えていました。カケルは素直でいい子だから、きっと逃げている……私はそう信じていました。いない、どうせいないよ、大丈夫……自分に言い聞かせながら、向かいました」
俺の頭の中にも情景が浮かぶようだ。そう思いたい時って、あるよな。きっと自分の信じた結果が待っている、って。
「私の期待は、外れていました。翌日になってもカケルは、そこにいたんです。いつもの場所から、動いていなかった。…………いつもの場所で、冷たくなって横たわっていました。カケルの側には昨日渡した、パンが詰まった籠と……かじりかけのパンが一個……落ちて……っ!」
リアの声が震え、かすれるように消えていく。両手で顔を覆い、嗚咽を漏らす。
カケルは最後に、食べようとしたんだろうな。いつもの場所で、いつものようにリアのパンを。きっと、それを食べたら逃げるつもりだったんだろう。最後にそれだけ、食べてから……すぐに逃げていたら、結果は変わっていたのだろうか? そんなこと、今考えてもどうにもならないけど……
「う……うぅっ……!」
リアの細い指を涙が伝う。顔を覆っても溢れてくる、大粒の雫。
「……それが、リアが人間に絶望した最初のこと?」
こんな時、俺は気の利いたことが言えない。リアをそっと抱き締める器量もない。続きを聞いて、この話を早く終わらせるくらいしか思いつかない。
「……正確には……その後、です」
息を落ち着かせながら、リアは話してくれた。カケルが殺された後、か。
「時渡りをかくまっていた私は、村の爪はじき者となりました。化け物に魂を売った。あいつもまた化け物だ、と……村の人間全員が」
「全員って……両親も?」
リアがこくんとうなずいた。両親も……ね。エド曰く、人間とは徒党を組んで弱いものいじめをする。その通りにやってたわけだ、例外なく。習性に忠実だな。
「私はすぐに、村を出ました。これで自分も時渡りと同じ、人間からも魔族からも疎まれる存在になったんだ、と」
村を出る。17歳でその決断ができたのか。強いな。まあそのくらいでないと、魔王の眷属になろうなんて考えないか。
「その後はしばらく、村の近くをさまよいました。でも、女一人でまともに生きていけるはずもなく……水と野草の生活はすぐに限界を感じました。自ら死ぬことも、考えました」
自殺。こんなにも気丈なリアに、そんな過去があったとは……死にたくなるくらい、追い詰められていた。死にたくなるくらい、救いがなかった。人間なのに、人間に助けを求めることができなかった。
「もう駄目だと諦めかけた時……カケルの顔を思い出しました。もうこの世にはいない、私の大切な友達……会えないけれど、最後に何かできないかと考えました。でも、できることなんて何もなかった」
そうだよな。死んだ相手には、もう何もできない。墓を作ってやって、あとはそいつのことを思い続けるくらいか。
「ならばせめて、自分が生きることはできないか……そう考えました。この世界で、誰にも思われることなく死んでいったカケル。私だけは、彼を覚えている。忘れないであげたい……そう考えました」
「……すげえな。立派だよ、リアは」
自分でその考えに至るのはすごい。私も行く、といって死んでしまうのは日本人的な考えかな? 生きよう、と考えられるのはすごく立派だ。死んだらすべてが終わる。生きていれば、なんだってできる。やり直せる。
リアが涙を拭い、俺に笑顔を向ける。死にたいとまで考えた重苦しい雰囲気は、その笑顔からは想像もつかない。リアは今、強く生きている。簡単のように思えて、本当はとても難しいことだ。
「そんなことはありませんよ。結局私は、何もできなかったのですから」
笑顔でありながらもさみしそうな、悲しそうな表情。強いとはいえ、悲しい過去をなかったことにはできない。あれだけ涙を流すくらいだ。きっと今でも、思うところがたくさんあるんだろう。後悔だって、していないわけじゃないはず。
「その後です。魔王様の下に向かったのは。突然現れ、魔族にしてほしいと乞う人間……さぞかし奇妙であったと思います。ですが魔王様は、私の願いを聞き入れてくださいました」
……やっぱり物好きだよあの魔王。俺のこと言えねえだろ。
「当時は、殺されるのならそれでいいと考えていました。すべてを投げ出すつもりでした。ですが今は、魔王様に感謝してもしきれない気持ちです」
リアの魔王への忠誠心はかなりのもの。それは接していて伝わってくる。演技とも思えないし、これが彼女の本心か。
「魔族となった後は、この城にやってくる時渡りに声をかけることはできませんでした。魔族である立場上、片っ端から時渡りと手を結ぶわけにもいきませんし……」
「うん、それはわかるよ。大丈夫だ」
そのことについてリアを責める気は毛頭ない。魔王の眷属ともなれば、時渡りと仲良しこよしすることはできない。サタンやキースを説得するのも骨が折れるだろうし、甘い顔を見せて万が一裏切られたら取り返しのつかないことになる。時渡りの能力を考えればなおさら。
でも、本心では救いたかっただろうな。この世界の人間の勝手な都合だけで死ぬことになる時渡りたちを。わかっていても何もできなかった。時渡りの力は強すぎる。リアでは御することができない以上、時渡りを仲間にすることは周りから反対されるだろう。俺のように、時渡りが自分から言い出さない限りは。
「そっかぁ……苦労してたんだな、リアも」
「いえそんな、私は何も――」
重い話にひと区切りつけようと、軽く体を伸ばした。リアもややくだけた様子で応じてくれたのだが、言葉が途中で止まった。
「ん? どした?」
リアが目を丸くし、口もぽかんと半開きにして固まっている。何をそんなに驚いているのか。
「……い、今、なんと……!?」
「んあ?」
何をそんなに驚く。難しいことは言ってないはずだが。
「いや、苦労したんだなって」
「その後です!」
……おお。今なんて言った? 違う、その後。漫画の世界でしか見たことのなかったシチュエーションを今、体験した。貴重だ。こんなの、日本じゃ一生ないかもしれないことだぞ。ありがたやありがたや……思わず拝んでしまうな。
それはそれとして。リアが何に驚いているのか、だ。
「だから、リア。元の名前がそうなんだろ?」
「そ、そうですけれど、どうして急に……」
急に? 何を言っているんだ。今更だろう。
「さっきから呼んでたよ」
「えっ!? い、いつから……!?」
リアがびっくりして目を大きく見開いている。前髪に覆われて右半分しか露出していない表情からも、焦燥の気持ちが見て取れる。紫色の頬が紅潮し、汗もにじませている。リアがここまで焦るのも初めてかな。リアもやっぱり女の子なんだな。かわいい。
「……気づいてなかったの?」
「……は、話に夢中だったもので……」
しどろもどろになってうつむくリア。かわいい。もう一回言おう。かわいい。
三回も言ってしまった。普段きりっとしてる美女が突然照れる。素晴らしいな。人生頑張ろうって思えてくる。
それにしても。本当に今気づいたのか。意外と抜けてるところあるな。確かに、真剣な話の中での不意打ちではあったけど。ちょっと意地悪だったか。
「ど、どうして急に……?」
リアが焦りまくっている。なんだか気の毒だ。悪いことしたかも。
「や、ごめん。略すにしても呼びやすいし、人間だった頃の名前だからと思って。嫌だったか」
生まれ持った名前、というのは特別なもの。リアーネに対してのリアだから呼びやすい。略称として違和感もない。ついつい呼びたくなってしまう。
「い、いえ! 嫌というわけでは……ないのですが……」
リアは一人であたふたしている。せっかくなので眺めることにした。ここであれこれ言うと更に混乱させてしまいそうだし。
というわけでしばらく黙っていると、リアは胸に手を当てて呼吸を落ち着け、すっと顔を上げて俺を見た。仕切り直しか。
「し、失礼致しました。その名前も三百年振りでしたから……」
その名前も三百年振り。なかなかのパワーワードだ。三百年振りに元の名前で呼ばれるって、いったいどんな感覚なのか。想像もつかない以上、リアのこの反応については一概に変だとは言えないな。むしろ無理もない、のかも。
「……まあ、俺としてはさ。リアはその名前が嫌じゃないみたいだからと思って。だって、元の名前からもじってリアーネなんだろ? 嫌いだったり、過去を断ち切りたいのなら、全然違う名前にするだろうなって。人間の俺にとってはやっぱり、人間だった頃のリアも気になる。何より、呼びやすいし」
正直、呼びやすいというのが一番の理由な気がする。例えば友達とかでも、いつの間にか呼び捨てや下の名前、あだ名で呼ぶようになっているもの。いじめや悪意のある呼び方は論外だが、なんだかんだで自然な呼び名が一番。
「そ、そうですか。で、では、ケント様のお好きなように……」
落ち着いたと思ったらまだ困惑している様子。正直、ここまでになるのは予想外だった。今は反省している。
「意外だな。落ち着いた人だと思ってたから、そんなに取り乱すとは思ってなかったよ」
俺よりも三百年も長く生きてるからといって、動じないわけではないか。何気なく呼んだリアという名前がこうも波紋を広げるとは。
「そうですね……こんなに慌てることはしばらくなかったのですが。久々に楽しいおしゃべりができて、浮かれているのかもしれません」
考えてみりゃ、時渡りや人間とまともに言葉を交わすのが三百年振りになるのか。そりゃテンションも上がるわな。ちょっとくらい取り乱しても不思議じゃないか。俺が浅慮だった。
そこからしばらく、沈黙が訪れた。といっても、気まずくなって黙ったわけではない。ちょっと一息ついた。酒を喉に通す。俺も話に聞き入って、酒のことを忘れていた。
リアも落ち着いたようだった。頬の赤みはまだほんのり残っているが、表情そのものは平静に戻った。
リアのこと、カケルのこと、時渡りのこと、この世界のこと……静かになると、今聞いた話が頭の中で繰り返し聞こえてくるようだった。ぼんやりとではあるがまるで映像作品のように脳内再生される。
酒を味わいつつ思い返していると、ふと、視線を感じた。今この部屋には俺とリアしかいないから、視線がリアのものだということはわかるんだが……
「あ、悪い。黙っちまったな」
やけにじっと見つめているようだったので、思わず謝る。が、リアは怒っている様子などはなかった。むしろ優しく、俺を見つめ続けている。
「……ありがとうございます、ケント様」
先ほどのお茶目な空気を一変させる沈着な一言。俺も思わず表情が引き締まる。
「あなたのおかげで、失っていたものを取り戻せた気がします。それに、あなたがいればこの先……時渡りの召喚をやめさせることも、不可能ではないのかも……」
リアの声は穏やかで、なんだかうれしそうだった。やろうとしていることは物騒だが。……いや、物騒なのは俺だけか。
この世界から人間を消す。人類というものを滅ぼして魔族だけの世界にしてしまえば、時渡りが召喚されることはなくなる。理屈では、な。実際に人間を一人残らず消すことが可能なのかは知らん。
「頭の悪い話だけど、俺はそうするつもりでいるよ。俺が元の世界に戻れるかどうかはさておき、元の世界からこんな理不尽に召喚されるなんてことを黙って見てるわけにもいかないからな」
もはや、俺自身のことなどどうでもいい。戻れるならその方法を探すし、戻れないなら戻れないでいい。召喚をやめさせるには、この世界の人間をどうにかするしかない。この世界なら、今いるこの勢力なら……人間への暴力も何もかも許される。その力も俺にはある。棚から牡丹餅。すべてがうまくいきすぎている。
そう。この状況は出来過ぎだ。いつひっくり返るか、いつ俺の勘違いとなるかわからない。映画なら絶対どこかでコケる奴だ。むしろ俺は悪役だ。
「確かに、ケント様の立場からすればそうかもしれません。ですが……この世界ではあなたはずっと、不名誉を被り続けることになります」
魔族に味方しているから持ち上げられているが、人間としての俺は反逆者であり破壊者であり、えーと……とにかくすごく悪い奴だ。中二病感満載。俺がゲームの勇者なら、本当にこれでいいのかと苦悩していることだろう。
だが、そんなこと俺には関係ない。俺は今、やりたいことをやる。異世界でもないとできないからな。そりゃもういろんな意味で。
「それは人間目線での話だろ? 俺は俺のやりたいようにやるだけさ。召喚をやめさせたい、魔族に味方したい……全部、俺個人の意志だ。世間体や常識は問題じゃない」
俺が望んでいること。そこに世間や社会が介入してくる余地はない。社会にその権利も資格もない。俺が俺の意志で何をしようが、社会に文句は言わせない。
「そうですか……では私も、お手伝いさせていただきます。……私の意志で」
「おう。よろしくな」
「はい!」
種のため。己の欲望のため。恨みのため。
きっかけや理由はそれぞれあれど、目標とするものは同じ。昨日は不安だらけだったこの勢力が、たった一日でここまでまとまった。いい展開だ。都合のいいことばかりが現実に起こっている。
何度考えても、出来過ぎとしか言いようがない。だがこれに乗らない手はない。この流れならこの後も、出来過ぎなことが起きるだろう。
滅茶苦茶な舞台、電光石火の展開。しかしこれが、俺に用意された物語というわけだ。異世界に呼び出され、いわゆるチート能力を手にした俺が歩くストーリー。
俺は選んだのだ。魔族に味方し、人間を消し去るという道を。これ以上、俺のいた世界から犠牲者が出ないように。俺と同じ苦しみを味わう者が出ないように。
同族を殺す。それがなんだというのか? 不都合なら、それが世界のためなら、どんな種族だろうと殺す。それだけのことだ。スライムやオークを殺すのと何が違う?
俺に迷いはない。ためらいはない。後悔もしない。
人間は消す。この世界の勇者である俺の冒険が、明日から始まるんだ。




