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おまけ 2

 園寺環は、悩んでいた。


 一つ、最近、里政茉璃香のことが、頭を離れない。

 一つ、最近、里政茉璃香が、夢に出てくる。

 一つ、最近、里政茉璃香を見てると、を見てるとムラムラする。

・・・・・・・・・・・・・・・


 ありえない!


 自分が、男性なら、結論は、一つだが・・紛れもなく、女であるはずだ!

 ま、まさか・・自分が、レ・・レ・・・・・ズ・・

 検証してみよう!


 検証、その1。

 自分にだって、初恋の一つか二つは、あるはずだ。

・・・・・・・・・・・・

 思い起こせば、男は、クラスメイトどころか、先生まで、かしずいていたような・・

 お高くとまっていると、ヒソヒソ陰口をたたく者もいたが・・

 違う!

 実際!私は!お高いのだ!

 身分相応の立ち振る舞いをすることに、何のはばかりがあるものか。

 そうか!

 今まで、面識のある異性にとって、私は、高嶺の花だったに違いない!

 私が見つめれば、高貴なオーラに、誰もがおののいてしまう。

 これでは、私自身、恋愛を知らずとも、しかたない。


 検証、その二

 里政茉璃香。

・・・・・・・・・・・・・・

 なによりも、脅威に感じているのは、胸囲だ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 洒落で誤魔化してる場合じゃない!

 とにかく、胸囲が脅威なのだ。

 実際、掴んで確かめたのだから、間違いない!

 なんなのだ、あの、タプタプは!

 揉めば、どんなにも形が変わるのに、ほどよく押し返してきてきて、

 ズッシリと重いのに、その重さが心地よくて、

 泣き叫ぶ悲鳴すらも、ワルツとロックを同時に奏でてるみたいに、興奮させて・・


 事故だ!!!


 あれは、突然の!避けられない!不幸な事故だったのだ!

 機械の暴走で、理性を奪われるなど、こんな悲劇があるだろうか!?

 むしろ、被害者は、私の方だ!!

 

・・・視点を変えよう。


 あの女・・・里政教授の一人娘で、ずっと入院していて・・

 それを難病の男の子に、勲章を贈るみたいな美談に乗っかって、

 最後に、思いで受験させてあげたら、そのあと、あっさり復活して・・

 親のコネとか言われたくなかったら、一年ぐらい、様子を見るべきだろうに・・

 最初に、車椅子でやってきたら、誰も何も言えないでしょうが!

・・・・・・・・・・・・

 そうか!同情票だ!

 そのあと、すぐにあったミスコンで、私の優勝を横取りしたのは、同情票が集まったからに違いない・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 じゃあなんだ!秋のミスコンは!

 手足は直線的に細いのに、胸だけがまん丸なんて、どこぞの、海賊的な漫画か!

 治療の結果だだと!

 ありえんわ!!!

 病気か、薬の副作用で、ホルモンの異常でも、起こしたんじゃないのか!

 こりゃぁ、触診してでも、確かめる必要が・・・・・


 そうでなくて!


・・・論点を変えよう。


 名前、なんだっけ?

 あの女が、通い詰めてる子供がいたな。

 まだ、中学生。

 そんな、思春期真っ盛りの男の子をよく、誘惑する気になるな・・

 その場で押し倒されても、文句は言えんぞ!

・・・・・それが狙いか。

 結果が、どうなろうと、相手に迷惑かける気はないのだろうけど、

 そんなわけにいくか!

 だいたい、そこまでレベル高かったら、本命から、あっさり乗り換える男なんて、いくらでもいるだろうに・・

 そこらへんのところをきっちり話し合う必要があるな。

 

 理由、作って、温泉でも招待してやろうかしら?

 そうすれば・・・いっそ、ナマで・・・・・


 ちがーーーーーう!


「どうしたんです?さっきから、ずいぶん悩んでいたみたいですけど」

 と、当の本人が現れた。

 顔の血管が、広がっていくのが自覚できる。

「なんでもないわよ!ほっといてちょうだい!」

「そんな、ほおっておけませんよ、苦しそうにしている人。顔が赤いですよ。熱でもあるんですか!?」

 本気で心配して、私の顔を覗き込もうとして、前かがみになった。


プッツン!


「もおええわ!悩み!解決したわ!あんがとな!」


モニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュ


「いや~~~ん!おっぱい揉まないで」


 環は、そのはまってしまったチチを揉みまくる。


 今、はっきりと理解した。

 自分は、ユリ化してしまったのではなく、オヤジ化してしまったのだと。


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