3話 朝
僕が朝目が覚めると、何やら違和感を感じた。いつもは静かだというのに今日は何やらリビングが騒がしく感じる。あまり気にせずに支度をして、下に降りると…
「よっ!」
「おはようシュウ、ご飯出来てるぞー」
…父さんとリョウがいたのだった。
うん、まあ父さんがいるのはわかるよ?珍しいけど。でもなんでリョウがいるのかがわからない。しかも仮にもこの世界の王子だよね、こんな簡単にここにいていいのかな?
「…なんで2人がここにいるの?父さんがいるのはわかるけど…リョウ?」
ちなみに、僕は朝は低血圧で起きたばかりは少し機嫌が悪い。多分リョウと父さんはわかったのだろう、2人共肩をびくっと揺らし顔を引きつらせた。
「お、落ち着けシュウ、ちゃんと説明するから落ち着け!!」
僕より父さんの方がテンパってる気がするのはスルーしておこう。気にしたら負けだ。
「あ、今日学校休むぞシュウ」
ご飯を食べようと思って席に着いたらいきなりリョウからそんなことを言われた。
ん?今学校休むって言ったかな?
「は?」
多分僕は今すごく怒った顔をしたのだろう。2人が…特に父さんが慌てだしたのだから。僕が怒るとそんなに怖いのだろうか?よくわからないのだが…
「ちょっとした事情でな。シュウと俺は…まあいわゆる相方みたいなもんになるってことだ」
僕にはあまり理解できなかった。
「詳しいことは城についたら話す。ミツヤ、すまんな無理を言って」
ミツヤというのは父さんの名前だ。
「いえいえ、構いませんよ〜。というか断った後のクラウスが怖いし」
何やら知らない名前が出てきたのでスルーしておこう。僕はとりあえず黙々とご飯を食べることに専念した。そしてちゃっかりリョウも食べているのだった。
短くてすみません!
そして話がぶっ飛びまくってるかもしれませんがそこはおきになさらず…
次話もよかったらお願いします!