第4話 クラスメイト
どうも神薔薇です。
今回はやっと、ヒロイン達が出てきました。
次から頑張って皆出していけるように頑張ります。
後、連日投稿になりませんでした。
すいませんでした。
まあ取り合えす呼んでもらいましょう。
どうぞ!!
「……此奴は男じゃが、魔法を使える。じゃから、お主たちが我が同士であり、我が家族であるように、此奴もまた、我らの同士であり、家族なのじゃ。だからしっかり仲良くするようにの。男だからといって仲間外れにするなどもっての他じゃぞ」
俺の横で銀髪幼女ことウィシュガル魔法学園学園長が、俺たちの前にいる生徒たちに俺の話をしていた。
俺たちの前にいる生徒たちの人数は大体180人ぐらいだ。
その生徒たちは6人から12人ぐらいが1列で並んでおりそれが20列ある。
おそらくあの6人から12人ぐらいの1列が1クラスなのだろう。
確か、ここは初等部と高等部に別れていたはずだ。
体の大きさ的にも左10列が初等部、右10列が高等部だろう。
高等部の10列の中で、魅輝がいる列は6人と他に比べて少なかった。
魅輝が俺の監視役なら魅輝のクラスに俺を入れるはずだ。
ということはあそこに居る魅輝含め6人がクラスメイトになるわけだが、面白い奴が居ればいいが……。
ん?
あいつは…………、ミユだな。
6人の内一番後ろに居るのは、昨日あったミユだった。
アイツは、色々な意味で予想外なヤツだったからな、同じクラスというのは面白そうだ。
それになにより気になったのはアイツから微かに感じた魔力だ。
普通は人間が持つ魔力量なんて感じられるほど無いはずなんだが。
どんなに多い奴も魔獣と比べると比べるのも馬鹿らしいレベルだ、少なくとも俺では人間が持つ微量の魔力なんて感じられない。
なのに感じたのだ。
少なくとも俺は今までそんな事無かった。
というか、そういう人はある程度自分の魔力を外に出ないようにして隠してると思う。
学園長は多分そうだ。
学園長から魔力を感じた訳ではないが、何か、そこが知れない、そんな感じがした。
あんなの感じたのは、あの人以来だ。
間違いなく俺に剣を教えたジジイと同格だ。
今の俺じゃ勝てないのは確実だな。
「……では、これくらいで終わるかの」
俺が考え事をしてる間に学園長の話は終わっていたようだ。
ちょっと集中しすぎたか。
「最後に玲雄に自己紹介でもしてもらうかの」
学園長は俺を見ながらそう言い、マイクを渡して場所を俺に譲る。
「今日から世話になる、刀薙玲雄だ。まあ、よろしく頼むぜ」
今回はまじめにしておいた。
さすがにこんなとこでふざけて魅輝に恥を掻かす訳にもいかなしな。
それに、あまり俺を歓迎してないのもそれなりに居るみたいだし変にふざけない方が良いだろう。
現に魅輝のクラスの金髪の奴がずっと俺を睨んでるし。
というか、ここから見ても分かる。
魅輝のクラスのやつは色々濃そうだな。
だって、さっきからずっとニコニコ俺を見てる奴いるし。
ずっと睨んでる奴いるし。
ずっと俺を見てて、でも俺がそっちを見るとすぐに目を逸らす奴も居るし。
興味無さそうにずっとボーッとしている奴は居るし。
内の妹様も居るし。
それに昨日あった、バカっぽい少女ことミユがいる。
本当に濃そうな娘ばっかだ。
まあ、その方が面白そうだし、俺好みだからいいが。
にしても、誰も何も反応しッ!?。
『よろしく!!』
『一緒に頑張ろうね!!』
ビックリした!?
皆がいきなり口をそろえて言ったため、かなり大きい声だった。
ちょっと耳が痛いんだが。
まあ、かなり多くの人が歓迎してくれてるようだしいいか。
俺は皆の声を聞きながら後ろに下がり学園長にマイクを渡した。
すると学園長はさっきまで俺が立ってた場所に立って宣言した。
「ではこれをもって、集会を終了とする」
その後は、教師が指示して1クラスずつ教室に帰って行った。
そして俺は、魅輝たちのクラスの時に呼ばれて付いて行くように言われた。
☆ ☆ ☆
「じゃあ、1人1人自己紹介していきなさい。あ、3サイズとかアピールで教えちゃダメよ?」
『教えませんよ!?』
担任の言葉に魅輝と金髪の奴がツッコム。
この人も面白い人のようだ。
そして親しみ安そうな人だ。
まあ、だからこそ2人もツッコんだんだろうが。
なんかかなりツッコみに慣れてる感じがしたし。
……にしても3サイズか、俺としては教えてくれても全く構わないんだが。
ん?
なんか魅輝が俺を睨んでる。
ふむ、心さえも読むか。
本当に成長したね、妹よ。
「まあ、冗談よ。とりあえず、今日は授業しないから質問でもなんでもして、友情を育みなさいな」
担任はそう言い椅子に座る。
担任のその態度に皆は途惑う事なく誰から自己紹介するか話し合ってる。
ちなみにこの教室は3×4で机がある。
一応人数は居ないが12人分揃えてあるようだ。
「誰からするのよ」
「誰からでも良いと思う」
「いや、そんな事言っちゃったらダメだと思いますよ?」
金髪の奴は皆に向けて訊くと、薄い青紫の髪の奴がどうでもいい感じで答え、さっきずっとニコニコしてた橙色の髪の少女が困った感じで言った。
「普通に出席番号順で良いと思いますよ」
魅輝が皆に言った。
それに全員が頷き、そうすることになった。
最初は金髪のヤツらしい。
彼女は体つきもとても良く背もあるので他に比べて少し大人っぽい。
それは腰まで伸ばした長い金髪もそう見える理由の一つだろう。
そして顔も良く可愛いとも言えるが、綺麗とも言えるような顔立ちをしている。
「私は出席番号1番で階級は軍曹。アリサ・エクレール、16歳よ!!私はまだ、アンタを認めた訳じゃないわ!!肝に銘じておきなさい!!」
思った通り高圧的な奴だな。
次に立ったのは薄い青紫、薄藤色っていう感じ髪の奴だ。
彼女も胸が大きいようだ。
アリサ程では無いが、ミユよりは大きいのは確実だ。
だが背は高い訳じゃなく、まあこの年代の女子の平均身長くらいなのと、顔立ちからも綺麗という感じでは無く、可愛いという感じだ。
また物静かな雰囲気からも可愛いというのを際立たしているように感じる。
「出席番号2番で階級は兵長、ルミーナ・マルベル。15歳。足手纏いにさえならなければどうでもいい」
なかなか、はっきり言う奴だ。
次に立ったのが橙色の髪の奴だ。
こいつも胸は大きかった。ミユと同じくらいかな?
なんか、元気な娘って感じだな。
「出席番号3番で階級は一等兵!!神凪愛海、15歳です!!よろしくお願いしますね!!先輩!!」
元気で人懐こい感じの娘なのか?
ていうか、先輩って。
ここではお前の方が先輩なんだが、いや、年齢の方かな。
そして次は、赤茶色の髪の小っちゃい奴。
本当に小っちゃい、魅輝も小っちゃいが、コイツはそれ以上だ。
集会の時は絶対に俺に目線を合わせないようにしてたからな、恥ずかしがり屋なのか?
「出席番号4番で階級は一等兵。輝銀鈴。14歳」
そう良いすぐ座って、顔を下に向ける。
本当に無口で恥ずかしがり屋な奴みたいだな。
今度は家の妹様のようだ。
腰辺りまで伸ばした黒い髪は本当に綺麗で、可愛さを際立たせてる。
お兄ちゃんこんな妹を持てて本当に嬉しいよ。
「知ってると思いますが、刀薙魅輝、15歳です。出席番号は5番で階級は少佐です。兄さん、みなさんに迷惑は掛けないでくださいね?」
妹はもう何回目か分からないことを言ってきた。
本当に心配性だな。
そして次に立ったのがミユだ。
なんというか、このクラスって胸大きい奴多いな。
「出席番号は6番で階級は二等兵。ミユ・クリスティナ、15歳だよ!!え、え~と、昨日はゴメンね?」
ミユは俺に頭を軽く下げて謝ってきた。
「いや、別にいいぜ」
「ありがとう!!」
あの反応は大げさだったとはいえ、間違っちゃないからな。
ミユは俺の言葉に笑顔を返してくる。
にしても、このクラスで俺を歓迎してんのは、魅輝とミユ、愛海かな?
まあ、認めてもらえる様に頑張りますか。
じゃないと安心してふざけれないしな!!
あ、次は俺か。
「さっきも言ったが刀薙玲雄、16歳で階級は少尉だ。出席番号は7番……らしいな。まあ、よろしく頼むわ」
俺がそう言って座ると、次は担任が立ちあがった。
赤い髪でスタイルもかなり良い美人な先生だ。
後、服も胸元がかなり開いておりかなり色っぽい。
大人の女性という感じだ。
「じゃあ全員終わったわね。最後に私がしておこうかしらね。私は天見優希よ。君たちシグルーンクラスの担任と、ウィシュガルの戦闘部隊の指揮官もしてるわ。ちなみに階級は中佐よ」
思った通り凄い人だったみたいだな。
なんとなく俺より強そうかな?
「これで全員終わったわね。後は時間になるまで自由にしなさい。私は寝るから。
…………ぐ~」
凄い寝入りの早さだった。
本当に寝てんのかね?
まあいいか、というか本当に適当な先生だな。
皆は慣れているのか全然気にしてない。
アリサは俺を睨んでいる。
暇なのか?
ルミーナは本を読みだし、鈴は寝始めた。
そして魅輝は監視の為か俺をずっと見てる。
そして、愛海とミユは俺のとこに来て色々質問してきた。
時間で言うと3時間程なのだが…………、かなり長く感じたと言っておこう。
あと、女子は元気だね。
本当に本当に3時間喋りっ放しになるとは思わなかった。
女子のお喋りって怖いね…………。
どうでした?
ヒロインたち登場回でした。
ヒロイン多いですが皆頑張って書いてこうと思います。
楽しんで貰えれば嬉しいです。
後、ヒロインをもう1人もうすぐ出ますが、そのキャラも面白いキャラにしようとは思ってますので玲雄との絡みを楽しんで貰えれば嬉しいです。
では今回はこの辺で。
さよなら~