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追放された事務官は、朝もやの村の薬湯宿で恋と再建を拾い直す

作者:乾為天女
最新エピソード掲載日:2026/03/26
 王都の宮廷事務局で地味に働いていた事務官ナイメは、上司の不正会計が露見したその日、反論の間もなく責任を押しつけられ、辺境の“出口の宿”へ飛ばされる。しかも課された条件は、九十日以内に宿を立て直し、正規広告料を納めること。断れば多額の違約金。着任早々、赤字続きの帳簿、毒霧に備える診療所、止まりがちな通話水晶、足りない薬材、癖の強い村人たちが一気に押し寄せ、ナイメは自分がとんでもない貧乏くじを引いたと知る。けれど、追放された解毒医官ドゥシャン、元騎士ヘルヴァルト、世話焼きのシュクルティ、比喩だらけの通信係コニュ、売り方に長けたダグフィンらと働くうち、宿の赤字は過疎だけが原因ではなく、街道組合の現地担当官ルーベンスによる不当な上乗せ請求と審査妨害が絡んでいると気づく。ナイメは帳簿、配送記録、通信記録、薬材の回転表を武器に、宿を薬湯宿として売り出し、催しで客を呼び、村の暮らしを守るために立ち上がる。数字で戦う厳しい監査官イルミジェや、現場判断の速い査定官シイレも巻き込みながら、不正を暴き、潰されかけた宿の価値を証明していく日々。そのなかでナイメは、無理に励まさず隣に立ってくれるドゥシャンに少しずつ心を預け、自分もまた誰かを守りたいと願うようになる。
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