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【第6話】安定

安定している、という言葉ほど安心するものはない。

自傷確率:11%》

《社会復帰予測:安定》

《再発率:低》


理想値。


再面談。


「最近は?」


「大丈夫です」


穏やかな声。


「夜は眠れていますか」


「はい。問題ありません」


瞬きが、少ない。


天城は気づかない。


「何か困っていることは?」


若者は微笑む。


「特にありません」


机の上で、指先が白くなる。


強く組まれている。


天城は記録する。


《安定》



帰り際。


「ありがとうございました」


目が合わない。


天城は気づかない。



センター。


《自傷確率:10%》


「成功例だ」


紬が言う。


「……そうだね」


天城はコップを持ち上げる。


ぬるい。


なぜか指先が冷たい。


空調の温度を一度上げる。


理由はない。

安定とは、何が動かなくなることでしょうか。

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