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青の盾Ⅱ

主人公は自分の大陸にある大陸の六箇所に分散していた主力艦隊のうちの北部

北西部、西部、元東の島国にある艦隊総勢260隻を北東部に集めることを指示した。

その命令が国中の港に響き渡った。

王はこれらを一カ所に集結させ、


北東艦隊27隻と合わせて 総勢287隻 の超集結戦力をつくり、

その帝国の300隻の大艦隊を外洋で迎え撃つつもりだった。

各地域の提督たちは混乱しながらも、その意図をすぐ理解した。

これは「局地防衛」ではなく、国家存亡を賭けた会戦だ。

波を切る260隻の船影が海図の上で北東に向かって束ねられていく。


北部の港で錆びた錨が上がり、

北西の広大な湾で整然とした船団が動き始め、

西部沿岸では、朝靄の中から次々と艦列が現れた。

元・東の島国からは、

古くから島嶼戦に慣れた艦隊が出航した。

この艦隊への合流は、北東戦線の指揮官にとって心強い知らせだった。


しかし、問題が一つあった。

例の帝国の300隻の大艦隊は、北東の守備艦隊がどれだけ踏ん張れるかで

援軍の勝敗が決まる。


27隻がどれだけ粘れるか。

たとえ一隻たりとも護れなくても、

「一分でも長く」帝国の足を止める必要があった。


北東からの報告は徐々に途切れがちになっていった。

海は敵味方の煙で白く濁り、

波の上には焼けた木片や装甲片が散乱していた。


北東へ向かう260隻の大艦隊は、

海図上で巨大な弧を描いて北東へ迫っていく。


その一方で北東戦線の守備艦隊は、

すでに 27隻 → 21隻へ減少していた。


例の帝国の艦隊は、いよいよその鉄の洪水を

主人公国の沿岸防衛線に押し寄せつつあった。


だが、そこへ水平線の向こうから声が届く。


「こちら北部艦隊。あと三時間で戦域に入る。」


そして、同じく

「北西艦隊、同じく接近中。」


その報告の瞬間、

海図を前にしていた王は静かに呟いた。

「間に合う。ここで叩き折る。」


こうして、例の帝国300隻 vs 主人公国281隻の

大規模海戦(総勢581隻) へとつながる。

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