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6年生にもなって魔法学校のクラスに編入生がやってきた

作者: ヘラジカ

※ロージーはローズマリーの愛称です

 アタイ、ローズマリーが魔法学校に入学してから6年目の初日。

 魔法学校に編入生という珍しい存在が来た。


 普通、魔法学校には12,13歳で入学してから6年間在学する。

 今の時代、女はほぼ全員魔法学校に入学するので、途中から編入するなんて事は珍しい。

 けれど、珍しいだけで編入するというケースはある。


 実は、魔法学校というだけあって、入学するには魔法の才能が要る。

 だから、13歳の時点で魔法の才能が無い人は当然入学できない。

 ところが、後になって魔法の才能に目覚めるケースが稀にある。


 そう、それが編入生。


「今日から、この学校に編入する事になったクロエです。宜しくお願いします」


 その編入生は担任の先生に教室に連れてこられ、皆の前でそう挨拶する。


 これが、アタイがクロエに出会った最初の日だった。


 ─●─


 最初にクロエを見た時は、編入生がやってくるなんて珍しいという印象だけで、他は特に何も気にしていなかった。

 けれど、クラスの他の子たちは編入生の話題に夢中。

 今日もまたクラスメイトとの会話が編入生の話題になった。


「ロージーはクロエの事気にならないの?」

「は? 編入生なんて珍しいというか初めて見たくらいしか特に」

「いやいや、珍しいなんてもんじゃないでしょ。凄い事なんだよ魔法学校に編入って」


 魔法学校に編入するために満たさなければいけない条件は二つ。

 一つは魔法の才能が無い人が後天的に才能に目覚める事。

 そして、もう一つは魔法とは関係のない一般的な勉学で編入試験に合格する事。


「だって、白魔法の才能が全く無い状態から、才能を開花させたんだよ。私らが幾ら白魔法の特訓をしても、腕や脚を失った人を治したり、死んだ人を生き返らせたりできないのに」

「いやそれ、アンタの修行が足りないだけじゃん」

「むーッ! ロージーの意地悪ッ!」


 そりゃ、死んだ人を生き返らせるなんて聖都の聖女様みたいな事はできないけどさあ。

 それでもアタイは学校で頑張って白魔法の修行をしたから、大怪我を治せるくらいには成長したぞ。


「それに、クロエは編入試験に合格したんだよ。あれに合格できるって事は、クロエはきっと勉強できるんだよ」

「あんなの、普通に授業受けていれば受かるんじゃないのか? 進級試験と一緒だろ?」

「あのさあ、学校に通わないでどうやって授業受けるの?」


 女には白魔法の才能、男には黒魔法の才能が全員にある。

 黒魔法は禁止されている上に、女は全員白魔法を体得するように義務付けられているので、女は12,13歳になると全員が男のいない魔法学校に入るのが当たり前。

 だから、魔法学校といっても、基本的にやる事は魔法と関係ない一般的な勉学が殆ど。


 クロエみたいに白魔法の才能が無かったり、後天的に目覚めたりする人は稀。

 魔法学校以外に13歳以上の女が通う学校は無い。

 なので、勉学を学ぼうと思ったら男が通う普通の学校に入学して勉強するか、独学で頑張るしかない。


「そういや、クロエって何処の学校に通っていたんだ? 男の学校に通っていたら噂になるだろうし。アタイはお兄ちゃんがいるから、そんな珍しい女がいたら間違いなく噂が入ってくるのにさあ」

「でしょ? だから、きっと独学で頑張ったんだよクロエは」


 そんな感じで「クロエはきっと凄い!」という期待で、最初の方は盛り上がっていた。

 魔法の授業が始まるまでは。


 ─●─


 6年生になってから初めての魔法の授業が始まった。

 魔法の授業と言っても、やる事は基本実技のみ。

 各々が使える白魔法を披露してみせ、先生が改善点などの評価を与える場になっている。


 何故、そんな授業なのかというと、各々が使える白魔法に差異があり過ぎるからだ。

 使える白魔法の種類やその効力は修行すればある程度は成長するが、それでも生まれ持った才能による差異が大きい。

 なので、皆で同じ白魔法を学ぶなんて授業ができないから、こういう形式になっている。


 だけど、治癒魔法を披露する人は殆どいない。


 治癒魔法がちゃんと使えるかどうかを周りに見せるには、怪我をしている人を治癒しないといけないからだ。

 自分で体の一部を傷付けて、それを治して見せなきゃいけないから誰もやりたがらない。

 アタイも大怪我を治せるのが自慢の一つだけど、自分が大怪我しなきゃいけないので、学校の授業ではやりたくないな。


「何だよ。皆、収集の白魔法ばっかりかよ」

「だって、それが一番実用的で分かり易いし」


 瓶に入った砂を地面にこぼし、それを一粒残さず瓶の中に戻してみせる白魔法。

 それが「収集の白魔法」で、見た目的にも分かり易いし、治癒魔法を除いたら一番便利だ。


「次、ロージーの番だよ?」

「よーし、頑張るぞ!」

「この前は、浮遊の白魔法使って天井に頭ぶつけていたけど今度は大丈夫?」


 確かに、5年生の最後は覚えた高度な白魔法を見せびらかそうとして、成功したけど失敗した。

 天井に頭ぶつけて怪我したのを自分の白魔法で治癒したのは評価高かったけど、あれは二度とやりたくない。


「まあ見てなって」


 教室の前に出たアタイは、速度を上げる白魔法を使い、目にも止まらぬ速さで動いて見せた。

 この白魔法を体得する事自体はそんなに難しくはないが、ある程度の速さに達するのは難しい。

 アタイは、修行の成果を先生やクラスの皆に見せつけて、周りを盛り上げる。


「ローズマリーさん、お見事です。速過ぎて壁にぶつかったりする事なく、それでいて素早い。魔法を上手く制御できている証拠です」


 先生からお褒めの評価を頂き、アタイは席に戻る。


 この、速度を上げる白魔法も、前に披露した浮遊の白魔法も、うちのお兄ちゃんのために覚えた。

 お兄ちゃんは戦士を目指しているので、その役に立てるようにだ。

 だから、先生にその実力を褒められた事は素直に嬉しい。


「凄いじゃん、ロージー」

「まあな」


 そんな感じで魔法の授業は進んでゆき、いよいよ次は話題の編入生クロエの番となる。


「く、クロエです。宜しくお願いしますッ!」


 教室の前に出たクロエは、緊張した感じで皆にそう挨拶した。

 いや、別に改まって挨拶したりする必要ないのに。

 そう思い、呆れながらクロエの方を見ると、手にナイフを持っている。


 どうしてナイフなんか?

 白魔法に武器の効果を上げる魔法ってあったかなあ?

 だとしたら凄いけど。


 教室の皆が騒めきながらクロエのナイフに注目する。


「ち、治癒魔法の実演をします」


 えっ?

 まさか6年生になって治癒魔法?!

 そんなの最初の1年生の時くらいしかやらないから、考えもしなかった。


 手にナイフを持っているのは、自傷してそれを治すため。

 当たり前だけど痛いし、6年生にもなってやる事じゃあないと思う。


「いきますッ!」


 クラスの皆が見守る中、クロエは右手に持ったナイフで左人差し指の指裏を軽く切る。

 そして、先生やクラスメイトに左手を見せた。

 人差し指の指先から少し血が出ていて、傷になっているのが分かるように。


「え?」

「そ、それだけ?」


 クラスの何人かが思わず呆れ声を出してしまう。


 クロエは右手のナイフをしまい、それから右手を左手の上に軽く当てて、治癒の白魔法を使って見せる。

 クラスの誰もが当たり前に使える初歩的な白魔法だ。


 それから、クロエはもう一度左手を皆に見せ、怪我が治っているところを見せる。

 先生がクロエの傷口がちゃんとふさがっているかを確認するためにクロエのところに近づき、クロエの左人差し指の指先を揉んで傷口が開かない事を確認した。


「クロエさんは編入生でしたよね?」

「は、はい」

「よ、よく頑張りました。クラスの皆も最初はこんなものでしたから、どうか気を落とさないでね」

「はい……」


 クロエはショボくれた感じで自分の席へと戻った。

 先生が思わず気を使ってフォローするくらいにクロエが見せた白魔法のレベルは低く、それまで注目していたクラスメイトも一気に熱が冷めた感じで鎮まっている。


 これが、編入生の実力。

 よく考えれば去年までは白魔法が使えなかったのだから、編入生が大した事無いのは当然。

 けれど、先生がギリギリながらも合格の評価を出しているのだから、白魔法は使えるのだろう。


 この時は、そう思っていた。


 ─●─


 魔法の授業が終わってからは、一転して誰も編入生の事を話題にしなくなった。

 一時期はどれだけ凄いのかと周りの注目の的だったが、いざ実力が判明したら、そんなものか。


 しばらくは静かだった。

 けれど、学校外の男たちの間で魔法学校に可愛い娘が編入してきたと話題になり、今度はその噂が届くようになる。


 今の魔法学校は女しか入学できないし、白魔法は女しか使えないから魔法の先生も全員女性だけど、別に男子禁制というわけではない。

 男との交流も普通にあるし、彼氏がいる子だっている。

 だから、男がする噂も時々回ってくるのだ。


「ロージー聞いた? クロエが男にモテるらしいって噂」

「ああ、知ってるよ。この前お兄ちゃんに会ったら『魔法学校に編入してきた娘の事について妹に聞いてくれ』って周りにせがまれて困ったってボヤいていたし」

「やっぱ本当なんだ。あんな三つ編みおさげで地味で貧乳の何処がいいのだか」


 えっ? 三つ編みおさげ可愛いのに。

 自分じゃやりたくないけど。

 でも、クラスの他の子には評判悪いみたいだし、黙っておくか。


 とまあ、こんな感じでクロエが男たちの間でモテモテだという話が入ってくるもんだから、クラスメイトたちはすっかりクロエに嫉妬していた。

 そして、ある時からこんな噂が飛び交うようになる。


「知ってる? クロエの白魔法がインチキだって噂」

「初耳だけど?」

「あの子、魔法の授業で毎回左手の指切って治しているじゃない。あれが手品で実際は切っているようにみせているだけで、実は白魔法が使えないんじゃないかって、誰かが気付いたんだって」


 へえー。

 誰かって誰だよって思ったけど、そんな事はどうでもいいや。

 何か面白そうな話じゃん。


 クロエだけがモテモテなの、何となくムカついていたんだよな。

 最近だと、うちのお兄ちゃんも気になり始めているみたいだし。

 だから、本当に手品で誤魔化しているのなら、皆の前でクロエが白魔法使えないのをバラして退学に追い込んだら面白いかも。


 そうだ、いい方法を思いついた。


「よーし、アタイが確かめてクロエの化けの皮をはがしてやんよ」

「ちょ? ロージー、どうするの?」

「まあ見てなって。折角だから、クラスの皆も集めようぜ」


 ─●─


 放課後の教室にクロエを含めたクラスメイトの殆どが集まった。


「こんにちは、クロエ。アタイはローズマリーっていうんだ。一緒のクラスだけど覚えてるか?」

「はい、勿論です。それで、ローズマリーさん。お話というのは?」


 他のクラスメイトが上手くクロエの事を誘ってくれたみたいだ。

 なるほど「お話」ねえ。

 大方、クラスの誰かが「ローズマリーがあんたに話があるみたいだから来な!」とでも言ったのだろう。


「話っていうのは、こいつだ」


 私はおもむろにナイフを取り出し、そしてクロエにチラつかせる。

 クロエは一瞬キョトンとした表情を見せて唖然としていたが、直ぐに状況を理解して怖がり始めた。


「あ、あの? ローズマリーさん? 危ないですよ?」

「クロエ? アタイがこれからこれをどうすると思う?」

「そ、それは──」


 クロエは最後まで答えないまま、身の守りを固めつつ、周囲を見渡す。。

 他のクラスメイトはクロエが逃げられないようにと周囲を囲む者もいれば、何もそこまでしなくてもとクロエと同じ様に怯える者もいる。


 逃げ場が無い事に勘弁したクロエが怯えまくるその様子を楽しんだアタイは、いよいよ実行する事にした。

 アタイは手に持ったナイフを顔に近づける。

 そして自分の頬をそのナイフで切った。


 痛ッ!!

 かすり傷のつもりだったし、多分かすり傷だと思うけど、かすり傷ってこんなに痛かったんだ。


 周囲のクラスメイトはクロエを含めて、皆驚いている。

 ナイフを取り出したのだから、何かを切るに決まっているだろうにと。

 それとも、アタイがクロエをこのナイフで傷付けるとでも思ったのかな?


 頬から何が熱いものが垂れている感覚がある。

 多分、アタイの血だ。

 血が出たという事は、とりあえずは成功。


 では。


「クロエが、クロエがナイフでアタイの頬を切った!」


 クロエの足元にナイフを投げ置いたアタイは、周りにそう聞こえるようにそう叫ぶ。

 クラスメイトたちは最初こそ、何を言っているのだという感じでいたが、すぐにアタイの意図を理解した。


「クロエ、あんた何やってんの!?」

「幾ら気に食わなかったからって、ナイフで攻撃するのはやり過ぎでしょ!!」


 さて、このまま誰かが先生を呼びに行けば、クロエはクラスメイトをナイフで斬り付けた罪で退学処分になる。

 だけど、助かる方法が無い事も無い。

 というか、白魔法が使えるのならば極めて簡単だ。


「さあ、どうするクロエ? 早く白魔法でアタイの傷を治さないと、先生呼ばれて退学処分になっちゃうよ?」


 アタイは意地悪そうにクロエにそう言い放つ。

 噂通り、クロエの白魔法がインチキならば、証拠を隠せず退学処分。

 周りの皆も、アタイも、その展開を期待していた。  


 クロエは先程の怯えた様子から一転して、冷静な顔になる。

 そして、アタイの頬に右手を当てた。

 温かな光と共に血が頬から滴る感覚が消え、そして痛みが引いていく。


 痛みが完全に消えたと思ったその時、

 風圧を感じた次の瞬間、パァンという大きな音が響き渡き、頬に別の痛みが走る。

 見ると、クロエがアタイに平手打ちをしていた。


「何やってんだ馬鹿野郎! 女の子が自分の顔に傷なんて付けるんじゃねえ!!」


 誰が言ったかも分からないその言葉で、一瞬アタイに電流のようなゾクっとした奇妙な感覚が走る。

 そして、少しの間呆然とした後、その言葉がクロエの放ったものだと気が付く。


 男にモテる可憐な少女から出たとは、とても信じられない言葉。

 見ると、クロエは涙目でアタイを凄い形相で睨んでいる。


「はッ! いけないッ!」


 クロエはそう言ったかと思うと、恥ずかしそうに屈んで顔を隠す。

 そして、ローブの懐からコンパクトを取り出し、アタイに小さな鏡を見せる。

 クロエの顔は、若干まだ涙目ながらも可憐な少女のものに戻っていた。


「顔の傷、綺麗に治せました。私の実力不足でローズマリーさんのその綺麗な顔に傷跡なんて残したら大変ですし」


 鏡に映ったアタイの頬は、手ではたかれた部分が少し赤くなって目立っていた。


 ─●─


 あれ以来、クロエが白魔法を使えないのではないかと疑う人は誰もいない。

 アタイがそれを証明してしまったからだ。


 でも、それだけではない。

 あの時、クロエが言ったその言葉でアタイは察した。

 本来のクロエはきっと、男にモテる様な弱々しい女ではないという事に。


 多分、魔法学校に編入する前のクロエは、男たちと混じって学校で学ぶ男らしい人で、今とは似ても似つかなかったのだと思う。

 そうでなければ、今まであんな子が誰にも知られずに生活していただなんておかしいし、魔法学校に編入できるほど勉強ができる理由にも納得が行く。


 今のクロエは、きっと無理している。

 本来の自分を殺していて。

 そう思うと、アタイは急にクロエの事が愛おしくなった。


 嫉妬?

 そんな感情はもう湧かない。

 だって、クロエは努力して女の子らしくしていてモテているのだから。


 だから、今度はクロエの事を悪く言う奴を片っ端から黙らせる事にした。

 クロエには内緒で。

 というか恥ずかしくて、あの日からクロエとは一度も話せていないどころか、顔もまともに見れない。


 こうして、アタイはクロエと話さないまま、卒業の儀式の日を迎える事になった。


 ─●─


 卒業の儀式の日。


 これを受ければ、アタイたちは一人前の白魔道士になれる。

 今までは魔法学校の中でしか白魔法を使う事が許されていなかったが、この儀式を受ければ、学校の外でも魔法が使えるようになる大事な儀式。

 これが終われば学校を卒業して、明日から外で活躍する事になる。


 今のクラスメイトたちと会うのは今日が最後かもしれない。

 そう思い、アタイはクロエと話すかどうか悩んでいた。


 一人ずつ、儀式の間に呼ばれて儀式を受けていく。

 もうクロエの番は済んだのだろうか?

 周辺を探してみたが見当たらない。


 そんな時だった。

 急に儀式の間が騒がしくなったと思ったら、先生たちが儀式は中止だと突然騒ぎ出す。

 理由を尋ねても答えてくれない。


 胸騒ぎがした。


 私は急いでクロエを探すが見つからない。

 もしかして、さっきの儀式会場で起きた事件に関係があるのか?


 とにかく、その日卒業の儀式は中止となり、後日改めてという事になった。


 ─●─


 後日、改めて卒業の儀式が行われたが、そこにクロエの姿はなかった。


 卒業してからもアタイはクロエの姿を一度も見ていない。

 巷では何か事件が起きているみたいだが、クロエの安否が気になり過ぎてアタイの頭には入ってこなかった。


 それから月日が経過し、アタイは思わぬところでクロエと再会する事になる。

最後まで読んでくださってありがとうございます。


続きが気になる場合は、この短編に登場したクロエが主人公の連載作品

「逃亡するのに女装していた男魔道士、女戦士と知り合って一緒に旅する事になる」

を読んでくださると幸いです。

https://ncode.syosetu.com/n7688jx/


ローズマリーは第四章の4-8,4-9辺りから登場します

https://ncode.syosetu.com/n7688jx/58/

https://ncode.syosetu.com/n7688jx/59/

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